表書きの書き方について
表書きの名目は、「寿」や「御結婚御祝」
結婚式当日に渡すご祝儀袋は、
「寿」や「御結婚御祝」と書かれたものを
選ぶようにしまいこと。
また、ご祝儀の包む金額と同様に
自分で書くときに気を付けたいのは
4文字にしないことです。
お祝いの場で「4」という数字は
縁起が悪いとされ、気にする人が多いです。
例えば「結婚御祝」は4文字となるため
上に「御」を付けて5文字で仕上げるようにします。
名前の書き方について
名前はフルネーム、
そして全て入れる連名は3名までです。
「寿」よりもやや小さめに、
バランスよく書き入れましょう。
連名で記載する際のルールも
いくつかありますのでご参考にされてみてください。
夫婦連名の場合
夫の名前を右にフルネームで書き、
左に妻の下の名前を書きます。
(妻の名前もフルネームで書いても大丈夫です)
友人との連名の場合
立場に差がない友人同士なら、
右から五十音別にフルネームで記入します。
職場の人との連名
職位が一番高い人の名前を右側に書き、
同じく職位順に左へと書いていきます。
4名以上の連名
フルネームで入れる連名は3名まで。
4名以上になるときは、
代表の名前をフルネームで入れた上で
「外一同)」と、名前の左下に
小さめに書き添えましょう。
部署単位での連名の場合は
「営業部一同」という書き方をするのが
一般的なマナーとなります。
金額は、漢数字を使って楷書で書こう
ご祝儀袋に書く数字は基本的に漢数字です。
一は「壱」、二は「弐」など、
独特の書き方が特徴です。1本線を加えると
簡単に数字が書き換えることができるため、
改ざん防止のために昔からこのような
難しい字を使うのが習わしとなっています。
下の表に金額の書き方をまとめさせていただきました。
金額の書き方
金額 旧字体 新字体
2万円 弐萬円 二萬円
3万円 参萬円 三萬円
5万円 伍萬円 五萬円
6万円 六萬円 六萬円
7万円 七萬円 七萬円
8万円 八萬円 八萬円
10万円 拾萬円 十萬円
結婚式当日の渡し方
スマートにご祝儀が出せるよう、
ご祝儀の渡し方については
次の5つの手順を守ると良いでしょう。
①ご祝儀袋は、ふくさに包んで
バッグや上着の懐に入れて持参します。
②受付ではふくさごとバッグや懐から取り出します。
③ふくさを左手の上に乗せ、
右手でふくさを開き、ご祝儀袋を出します。
④相手から見てご祝儀袋が正面になるよう
右回転させてお渡しします。
⑤結婚式当日にお渡しする際に
「本日は誠におめでとうございます。」
と述べながら一礼しています。
※「○○と申します。
お招き頂きましてありがとうございます。」
と加えると、より丁寧な印象を与えます。
ご祝儀を渡す際のマナー
式場へはご祝儀袋そのままで持って行かずに、
袱紗に包んで持って行くのがマナーです。
そのままバッグやポケットに入れて行くと
端が折れたりするので要注意です!
袱紗を持っていなければきれいなハンカチなどで
代用することもできますが、大人として慶事用の袱紗を
一つ持っておくと便利ですので
この機会に購入しておくのが良いでしょう。
受付でご祝儀袋を渡す際には、畳んだ袱紗の上に
ご祝儀袋を乗せて両手で渡します。
ご祝儀袋の名前が読めるように、
相手の方を向けて渡してください。
受付をしているのが自分の友人や、
同僚の場合もありますが、きちんと伝えましょう。
ご祝儀を渡したら、芳名帳に記帳し、
名前、住所を丁寧に書きましょう。
夫婦や家族で出席するときは代表者がフルネームで書き、
その隣に家族が名前だけを書いていきます。
苗字はいりません。
事前にこちらの流れを把握しておくと
受付でもたつかずにスムーズに進められますよ。
いかがでしたか?
ご祝儀袋のマナーについて、
包み方や注意事項についてご紹介いたしました。
マナーをしっかりと把握いた上で、
入れる金額や包みかた、渡し方などには
気をつけていきましょう。