【高萩市】花貫渓谷
続いてご紹介するのは、高萩市にある花貫渓谷(はなぬきけいこく)。上の写真に見える橋は汐見滝吊り橋と言い、全長役60メートルにも渡り渓流にかかっています。そこからの景色は絶景で、辺り一面の緑に、迫力ある汐見滝や花貫川を見ることができます。ゴールデンウィークに出かける際、人混みを避けたいという方や自然に囲まれてリフレッシュしたいという方は是非足を運んでみてください*
そんな花貫渓谷には、名馬里ケ淵(なめりがふち)という観光スポットがあります。それは、名の通り馬にまつわる伝説があることから有名になりました。その伝説とは、
-昔、この川下の野々平にすむ伊兵衛(いへい)の家に一頭のめす馬がいました。この馬はいつもこの辺へきて淵で遊んでいました。この淵のぬしは大蛇でした。
やがて、この馬は子馬を生みました。ふしぎなことにこの子馬は馬小屋の出入口にわたしてある棒の上にねていたり、樹の上に登って遊んでいたりしました。伊兵衛や村びとは、この馬は大蛇の子にちがいないと驚き淵の中へ投げこんで沈めました。
すると、急に空が暗くなり、はげしい風雨がつづき大洪水となり野々平は流されてなくなりました。それ以来この淵を名馬里ケ淵と云われるようになったと伝えられています。-(「高萩の昔話と伝説」より)
とても興味深い伝説ですね。そんな名馬里ヶ淵は、今でも石を投げ込むと雨が降ると伝えられているそうです。
干し芋の神社…!?