- 津田ヶ谷祭での出展目的
①若い世代の方たちへ不妊・不育症を知ってもらい、「他人ごと」ではなく「自分にも起こりえる身近なこと」として気づいてもらうきっかけを作りたい。
②「不妊・不育症についてもっと早く知りたかった」という不妊・不育当事者の声を、若い世代の人に届けることで、将来同じような思いをする人を少しでも減らしたい。
- 展示テーマ「子どもが欲しいと思った時に知っておきたいリアル」
①妊娠を考えたときから出産するまでの一連の流れについて統計情報・体験談を展示し、そのうちの一部として不妊・不育情報、里親や子供のいない人生の体験談を取り扱いました。
②「展示内容をみる前と後で、妊娠出産に対する意識・行動を変化させてもらいたい」という思いから、妊娠中のお腹のサイズが変化する様子の写真、実際に使用した自己注射器の写真、里親や子供のいない人生を選んだ方の体験談など、よりリアルな状況が伝わる情報提供を行いました。
③展示ブース来訪者に、自身が考える「理想の結婚年齢」「第一子出産年齢」「第2子出産年齢」をシールで貼り付けるワークショップを実施。自身と周囲や、リアルを伝える展示内容とのギャップに気づいてもらえるような工夫を凝らしました。
会場の様子
- 出展概要
●妊活、妊娠、不妊、出産、里親、子供のいない人生に関する体験談や統計情報、実際の写真展示
協力:北里コーポレーション様、浅田レディースクリニック様
●ライフイベントを考える簡単なワークショップ
●プレコンセプションケア※セルフチェックシート配布
協力:国立成育医療研究センター内プレコンセプションケアセンター
※将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと
ライフプランワークショップ
妊娠や出産のリアルを伝える展示
不妊治療のリアルを伝える展示
- チェックシートの配布枚数
・ブース来場者数:約200名
・プレコンセプションケアセルフチェックシート配布枚数:約50枚
- 来場者の感想(一部抜粋)
・「とても興味深い話題だったため、模造紙の写真を撮って帰った。」(高校生)
・「不妊治療は大学生にとってはまだまだ先のことのように感じるかもしれないが、若いうちからこういった大変さについて知っておくのはとても大事なことだと思う。」(中年女性)
・「あまり不妊治療について知る機会がない。「大学生がこういうことに興味を持って活動していることを知ってすごいなと思った。」(高校生の母親)
・「この展示をきっかけに、自分の出産の経験を娘に話すことができた。」(高校生の母親)
- 学生団体「Tsuda Outreach」の感想
・「不妊治療のことは今回の学祭を通して初めて知ったので、模造紙を作りながら沢山学ばせて頂いた。当日は、様々な世代の人に見て貰えたので良かった。」
・「資料作成を通して初めて、不妊治療を行うことの体の負担の大きさや、治療費の高さを知ることができた。展示イベントを通して様々な年代の方にその現実を知ってもらうことができたため、とても良かったと思った。」
※本プロジェクトは、2021年12月に実施した若年層向けにライフキャリアを発信するInstagramプロジェクト「+me (プラスミー)」 (https://www.instagram.com/__plusme__/)に続く2回目の若年層向けプロジェクトとなります。
ファイルダウンロードはこちらから→https://j-fine.jp/activity/newsletter/newsletter20230110.pdf