ブライダル業界現状調査
世界中でパンデミックを起こし、ブライダル業界にも大きなダメージを与えた、新型コロナウイルス感染症(以降コロナ)が5類感染症に指定され、2024年5月8日で丸1年を迎えます。
世間ではコロナ流行前と変わらない日常が戻ってきた今、「ブライダル業界も復活したのでは?」との声を多数耳にする機会が増えました。
厚生労働省の発表によれば、婚姻件数は90年ぶりに50万組を下回り、結婚式を実施されるカップルの割合も減少と、市場は依然厳しい状況にあります。
『5類感染症の指定から丸1年』という節目に、ブライダル業界の現状と課題を正しく把握し、業界の発展の一助となることを目的とした調査を株式会社ウィーブが実施しました。
Qコロナ流行前の活気が戻ってきていると思いますか?
業界全体のコロナ流行後の厳しい現状を裏付ける結果となりました。コロナ前の活気には及ばないと回答したのは、全体で57.1%。コロナ前を超えると回答した方は、わずか8.8%。コロナ前にようやく戻りつつあるものの、成長への道のりはまだ遠い状況と言えます。
また、「コロナ前と同等」および「コロナ前を超える活気」の合計では、式場関係者43.5%/パートナー企業28.0%と、両者に大きな差が見られました。パートナー企業側の価格転嫁やコスト改善が思うように進んでいない現況が伺えました。
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