青森県の節分の風習
青森・弘前の鬼沢地区では豆まきは行わない
青森県の弘前市にある鬼沢地区では、節分恒例行事である豆まきは行わない風習があります◎この地域では鬼が用水路を作り、干ばつから村を救ったという言い伝えがあります。そのため、鬼は優しいものとされ、神社にもまつられる程敬われているそうです。
この地域に住む子供たちも、当然小さい頃から鬼は優しいと教えられ育ち、豆まきを行ったことがない子も多いんだとか。節分のイベントとして豆まきをする際にも「福は内、鬼も内」と言うそうです♡
節分に鯨汁を食べる
青森の一部の地域では節分の日である2月3日に、昔から大きいものを食べる風習があり鯨を食べます。鯨は「くじら汁」にして食べるのが一般的で、味噌ベースのスープに鯨と野菜が一緒に煮込まれ、体の芯から温まる汁物です。
青森県八戸市には昔、捕鯨基地があったため鯨の食文化が発達したとされています。そのため鯨は祝い料理としても定番で、「大物になるように」という縁起を担いで年越しや正月にも食べることがあります。
豆まきは落花生を使う?!
豆まきといえば炒った大豆を使用するのが一般的ですが、青森県では落花生をまきます!実は大豆の代わりに落花生をまく地域は北国に多く、北海道や東北は圧倒的に落花生派が多いんだとか◎
なぜ雪の多い地域で落花生を使う割合が高いのかというと、雪の中に撒いた豆を拾うのが大豆よりも楽だからです。また、後で食べることを考えると落花生は殻ごとまくので衛生的です。
筆者も小さい頃豆まきは落花生で行っていました。部屋でまいても後片付けが楽なのも嬉しいですよね。
お次は青森の節分イベントをご紹介!