家事分担について
家事の分担は、ふたりの働き方によっても変化していきます。
結婚後も共働きになる夫婦は、仕事が早く終わるほうが家事を多く負担したりと、
それぞれの納得いく負担の割合を話し合う必要があります。
毎日の家事をどのように分担していくかは、実際におふたりで暮らしてみないと
ピンとこない部分もありますが、各々の希望や分担イメージに関しては
結婚前に話し合っておくといいでしょう◎
例えば、お互いの得意な家事や担当したい家事についてもお互いに共有しておきます。
このとき、単に「こうしたい」と希望を伝えるだけでなく、
「こういう理由があってこうしたい」と話しておくと、建設的な話をしやすくなります。
例えば、「節約をするために、ランチはふたりともお弁当にしたい」や、
「料理は苦手なので、掃除は任せて」のように、
優先したい家事についても伝えておきましょう。
家事には得意不得意もあるので、できるだけ得意な家事を負担するようにすると、
ストレスになりにくいです。
また、結婚前に分担をしっかり決めたとしても状況は変わっていきますので、
結婚後は、家事もお互いに協力して行っていくようにしましょう◎
転職や子どもができたなどの事情の変化によって、
家事の負担についてもその都度話し合いましょう。
家事はおふたりのことなので、思いやりの気持ちを忘れないようにすると
円満な関係を築くことができます。
家事の負担が一方に偏らないように工夫することも大切です。
子どもについて
結婚して家族をつくる、となったときに大切なのは子どものことです。
子どもが欲しいかどうか、欲しいのであればいつまでに何人欲しいか、
理想の育て方はあるか確認しましょう。
子どもの人数で、必要なお金や将来の働き方など人生設計に大きな影響を与えますので、
よく話し合っておくといいでしょう◎
具体的には子どもが生まれたら誰がどのくらい育児休暇を取得するのか、
仕事とどうやって両立していくのか、どのように育児を分担するのかなどについてです。
共通の認識を持っておくだけでも、結婚・出産後の生活がイメージしやすくなります。
子どもが欲しいタイミングや、何人欲しいかというライフプランを大まかに設計し、
それに合わせて必要な貯蓄をおふたりで計算し、自分の働き方を
考えていくのもおすすめです。
住まいについて
結婚後の新居に加え、先のことについても話し合いが必要です。
賃貸で過ごすのか、それともどこかのタイミングでマンションや一戸建てを購入するのかは、
家計や貯蓄の計画にも影響を及ぼします。
さらに「定年を迎えたら地元に帰りたい」
「老後は夫婦でこのエリアで暮らしたい」のように、
将来のビジョンを持っている場合は、早いうちから話し合いを重ねておくようにしましょう。
また、住みたいまちのイメージがそれぞれあるでしょうし、共働き夫婦であれば、
お互いの職場への通勤も考慮して居住地を探していく必要があります。
住まいの候補とするエリアによっては、家賃の相場が高く、
決められた予算でなかなか物件が見つからないといったケースも考えられます。
特に、東京都心部などでは、近隣エリアよりも大きく相場が上がっているところも多いため、
予算内で見つけるのが難しいパターンも少なくありません。
また子どもを欲しているのであれば、保育や子育てのしやすさも考慮したいところです。
社宅が利用できる場合などもありますので、
話し合っておくべきことも多岐にわたります。
全てにおいて完璧な場所はなかなかないでしょうから、
優先順位を決めながら探すようにしましょう。
お互いの譲れないこと