【BARCELONA BRIDAL FASHION WEEK2025】By Loleiro（バイ・ロレイロ）
ブライダルやゲスト向けのアクセサリーを中心に、帽子づくりとジュエリーの技巧を融合させた唯一無二のアイテムが特徴的なBy Loleiro（バイ・ロレイロ）のドレスショーの様子をご紹介させていただきました！
今回のドレスショーでは、BY LOLEIROの新作コレクション、フランス・ロマン主義にインスパイアされた「詩情」と「光と影」の物語が披露されました。
BY LOLEIROの新作コレクションは、フランス・ロマン主義の優美な世界観に着想を得て、光と闇、昼と夜という二面性を繊細に描き出します。その全てに共通して流れるテーマは「フェミニニティ（女性らしさ）」。
「ミューズになりたいと夢見ながら、月よりも多くの詩句を集めていることに気づかない。詩になりたいと願いながら、自分自身が詩そのものであると知らない――」
この詩のような哲学を体現するのが、バイ・ロレイロのオートクチュールピースです。
熟練のクラフツマンシップによって、羽根一枚一枚を丁寧に手作業で彫刻し、広いつばの帽子やカノチェ（カンカン帽）、ヘッドピースを創出。これらの装飾は、まるで頭部からドレスへと流れるように形作られ、洗練されたゲストスタイルやパーティールックへと昇華されます。
さらに、ジュエリーの分野にも踏み込み、真鍮にゴールドやシルバーを施したイヤリング、ヘッドバンド、ヘアピンなどを製作。マーカサイトやジルコニア、スワロフスキークリスタルが散りばめられ、それぞれのピースが繊細な光を放ちます。
ブライダルラインでは、植物モチーフの繊細な質感を重ねた立体的なティアラやヘッドピースが、特別な存在感を放ちます。デザイナーはロマンチックな花嫁の象徴である「ヴェール」にも再解釈を加え、チュールやフランスレースに、自然の羽根で形作られた花の刺繍を施し、優雅で幻想的な世界を表現しています。
カラーパレットは、パステルカラーの透明感あふれるピンクやグリーン、ヌード、オフホワイトといった明るいトーンから、深みのあるガーネット、バーガンディ、ブラウンまで幅広く展開。まさに光と影のコントラストが美しく響き合う配色です。
BY LOLEIROの2026年コレクションは、感性に語りかける詩のように、身にまとう人の個性と夢を静かに、けれど確かに際立たせてくれる作品群です。
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