戸籍謄本とは?
一方で戸籍謄本とは、先にご紹介した戸籍の内容が全て記された証明書のことを言います。なお正式名称は「戸籍全部事項証明書」。婚姻届提出の際には必ず必要になる証明書なので必ず覚えておきましょう◎
戸籍謄本と戸籍抄本の違いも覚えておきましょう!
戸籍謄本と一緒くたにされがちな証明書と言えば、戸籍抄本ですが、これら証明書にはどんな違いがあるのでしょうか?その答えは、証明書に記載される情報の範囲が異なります◎
戸籍抄本・・・必要な人の分のみ
このように戸籍謄本には同じ戸籍に属する親族の情報全てが記載されているのに対し、戸籍抄本ではその中から必要な人の情報のみを写し、証明書を発行します。
婚姻届提出の際に必要なのは、同じ戸籍に属する親族の情報が全て記載されている戸籍謄本。夫婦それぞれが各一通ずつ戸籍謄本を用意する必要があるので、お気を付けください◎
戸籍謄本が不要な場合もあります。
基本的に婚姻届の提出に伴い必要となる戸籍謄本。ですが、婚姻届の提出先が本籍地のある市区町村と同じ場合に限り、戸籍謄本の提出は不要となります。
【例】
夫本籍地:大阪市北区 妻本籍地:神戸市中央区
夫の本籍地である大阪市北区が管轄する役所で婚姻届を提出する場合、夫のみ戸籍謄本の提出は不要となります。
妻は神戸市中央区で婚姻届を提出する場合は戸籍謄本の提出が不要となりますが、大阪市北区の場合は提出が必要になります◎
ちなみに現在婚姻届は全国どこでも提出可能。一生に一度のことだからこそ「家から近い役所」にこだわることなく、おふたりの思い出の地などで婚姻届を提出するのも素敵ですよ。実際に筆者の友人の中には、旅行で訪れた北海道で婚姻届を提出したカップルもおりました♡
ちなみに筆者は新居と自分の本籍地を管轄する役所が徒歩10分だったので、そちらで婚姻届の提出を行いました。戸籍謄本の準備がない分、今思えば「楽だったな」と思います。
戸籍謄本に提出期限はあるの?