結婚が決まると、結婚式や新婚旅行、ラブラブな新婚生活を思い描いては幸せな気分に浸っちゃいますよね。だけど、その後に待ち構えているのは「生活」で、独身時代と同じようにはいかないのが現実。
今回はアンケート調査の結果をもとに、ちょっと人には聞きづらい、リアルな「夫婦のお財布事情」をお届け! 家計を管理する上で、基本的なコツもあわせてご紹介します。
家計の管理を担当するのは夫?妻?
妻による管理の方が多い!
これから結婚を予定しているおふたりは、夫と妻のどちらが家計の管理をするか、もう決めていますか?
出典:こちらの詳細をチェック!
2014年にオリックス銀行が行った調査によると、妻による管理が56.2%、夫による管理は29.3%でした。妻による管理の方が多いのが現状ですが、これは3年連続で減少しており、夫による管理が徐々に増加しています。
共同で管理している夫婦も
そして、共同で管理しているのは13.8%。共働きで家計を管理する場合は、主に以下のような方法があります。
・夫婦共用の口座を作り、一定の金額を入金(残りは自由)
・夫婦共用の口座を作り、全額入金(夫婦共におこづかい制)
・夫婦で支払い項目を分担(家賃は夫、食費は妻など)
・片方の収入のみでやりくりし、その残りと一方の収入は全て貯蓄に回す
夫が外で働き、妻は家を守る=家計の管理は妻…
昔はこれが主流でしたが、共働き夫婦が増えたこともあり、家計の管理方法も多様になってきました。
夫・妻それぞれのおこづかい金額は?
夫の方が多いけど…
先ほどのアンケートによると、夫は55.0%、妻は39.6%がおこづかい制です。おこづかいの平均金額は、夫が30,855円、妻が21,325円。過去のアンケートでも、妻より夫のおこづかいの方が多いという結果が出ています。
と言っても、現状では妻が家計の管理をしている場合が多いので、妻が比較的お金を自由に使えることが影響した数字になっているんでしょうね(^_^;)
おこづかい、足りてません!
それでは、おこづかいは足りているのでしょうか? 実は、夫も妻も半数以上の方が「足りていない」と感じているそうです。急な出費などで、どうしても足りなくなってしまうことはありますよね。
そんなときにはどうするかも、考えておいた方がよさそう。へそくりを貯めておくか、家計の預金を使うか、クレジットカードを使うのか、はたまた我慢するのか……。
家計の管理で気をつけることは?
収入・支出を把握すること
まずは収入・支出を明らかにすることが大事です。これなしには、「おこづかい」や「予算」も決められません。夫婦共同での管理で、お互いの収入を知られたくない場合もありますが、それでも毎月必要な出費は明確にしておくべきですよね。
予算を決めること
家賃や光熱費、保険料などの固定費以外は、予算を決めておくのがベストです。貯蓄をするなら、まずは○年で○○万円といった大きな枠の目標を決めて、毎月の貯蓄額を算出。そこから余った分で予算配分を決めて行けば、無駄な出費が減らせます。もちろん、無理のない範囲で。
家計の「見える」化
家計簿や家計簿アプリ、通帳を利用して、家計の流れを目で確認できる状態にしておきましょう。「なんとなく黒字なのはわかっていて、必要だから買っている」この感覚が一番キケン! 感覚だけで管理していると、「無意識の浪費」に陥ってしまいがち。具体的な金額・お金の流れが目に見える形で残っていれば、後で見返して「これは無駄遣いだったな」と反省もできます。
徹底的に管理するなら、FPに相談
FP(ファイナンシャルプランナー)は、家計のホームドクター。これから生まれる子どもの教育資金のこと、マイホームを建てるならローンのこと、老後の資金づくりなど、家計に関することならどんなことでも相談に乗ってもらえます。家計の管理に不安しかない…そんな方は、FPに頼ってみるのもテですよ。
参考:日本FP協会
家計の管理方法は夫婦の数だけある
アンケート結果をもとに、リアルな「夫婦のお財布事情」をご紹介しましたが、いかがでしたか? 夫婦だって、元はと言えば赤の他人です。人によって、収入も違えば、お金に対する考え方が違ってもおかしくありません。これから始まる、長い結婚生活を「夫婦円満」に過ごしていくには、「家計円満」が必要。夫婦でよく話し合い、お互いが納得できる形で家計を管理できると良いですね。