『崖の上のポニョ』のあらすじ
まずは、そんな『崖の上のポニョ』のあらすじをチェックしてみましょう**
宗介はある日、空き瓶にはまって困っていた魚の女の子・ポニョを助けます。
ポニョは、海の女神である母・グランマンマーレと魔法使いの父・フジモトに育てられている魚の女の子。
ポニョは、父であるフジモトの元から家出してきたところでした。
宗介はポニョが好きになり、ポニョもまた宗介のことが好きになり、絆が芽生えます。
しかし、ポニョがいなくなったことに気付いたフジモトに、ポニョは海の世界へと連れ戻されてしまいます。
フジモトは、海底にある家の井戸に「命の水」を蓄えていました。
「命の水」とは、井戸が満杯になると人間の時代に終わりを告げ、再び海の時代がはじまるというものでした。
ポニョは宗介に会いたいという思いから再び家出することを決めますが、そのとき偶然井戸に海水を注ぎ込んでしまいます。
すると「命の水」は溢れ出し、ポニョは人間の姿へと変身し、人間の姿で宗介に会いに行くのです。
『崖の上のポニョ』は、人間になりたいと願う魚の女の子・ポニョと5歳の少年・宗介のお話。
興行収入は155億円を記録し、全米での最終的な興行収入は約1500万ドルで、全米で公開された日本アニメ映画の中では第5位の好記録となっています♡*
『崖の上のポニョ』のモチーフや世界観
『崖の上のポニョ』は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』をモチーフにした作品とされています。
しかし、『人魚姫』を原作としては使用せず、宮崎駿監督自ら原作を書き、舞台を現代の日本に移すなどの大きな変更をおこなっていることが特徴です**
宮崎駿さんはヴェネツィア国際映画祭での記者会見で、「製作中に『人魚姫』の話に似ていると気付いたものの、元来意図的にベースとしたわけではない」という発言をされています!
また、宮崎駿さんが「9歳の頃初めて読んだ文字の本がアンデルセンの人魚姫であり、ここにルーツを感じている」という発言をされていることからも、意図的に『人魚姫』をモチーフに用いたわけではないということがわかるでしょう*
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