西濃地域
宝光院 節分会はだか祭
大垣市の宝光院では、毎年2月3日に「節分会はだか祭」という伝統行事が行われます。この祭りでは、一年間の厄や災難を払い、厄除けと開運を祈願します。
祭りのハイライトは、不動明王の御布札を身に着けた「心男」を中心に、厄年の男性たちが人生の困難を乗りこえる力を授かれるよう「宝光院裸祭」と書かれた六尺ふんどしを締めて杭瀬川を渡る「みそぎ川渡り」です。
続いて、福を象徴する利剣木が収められた福俵を奪い合う「福徳利剣木授与」が行われ、祭りの間には複数回にわたり豆打ち式も実施されるなど厄払いし福を招く催しが盛り込まれるため夫婦のデートや子連れも楽しめる節分イベントです。
宝雲山明星院来振寺 節分星まつり
揖斐郡大野町にある「来振寺(きぶりじ)」は、開山から1300年の歴史を誇る寺院です。
この寺では毎年2月の第一日曜日に「節分星まつり」が開催され、自分の宿星を供養する「柴燈大護摩供」が行われます。
不動堂前に設けられた護摩壇で護摩木がたかれ、願い事や名前を書いた護摩木を火にくべて祈願し、厄年の男女たちが炭火となった護摩木の上を素足で歩く「火渡り」に挑み、厄除けとご利益を願い、祭りの後半では豆まきが行われ、さらに青竹を使って酒と笹を温めた「笹酒」が振る舞われます。
この笹酒は長寿やがん予防に効果があるとされ、夫婦でお互いの健康を祈りながら楽しめる、温かい行事です。
南宮大社 節分祭
美濃国一宮である南宮大社では2月の節分の日、「大的神事」が行われます。
大的神事とは直径160センチの大きな的に「鬼」の文字が書かれ、神職が12本の矢を射かける行事で魔除けと五穀豊穣を祈る重要な儀式です。
大的神事で放たれた矢や大的の周りの星には福が宿るとされ、神事が終わると参拝者たちは競い合って矢や星を拾いに行きます。
当日には、高舞殿から豆まきも行われ、参拝者に福を分け与え、デートや子連れの方にも思い出に残る行事です。
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