みなさまこんにちは。岐阜・ご当地ライターの Rika です。
長く続くコロナ禍で、おうちで過ごす時間も
増えたのではないでしょうか?
楽しく充実したおうち時間を過ごしたい。
そんな方には読書がオススメ!
家族で同じ小説を読んで感想を話したり、
好きな小説を贈りあったり、楽しみ方は無限大です♡
今回は岐阜県出身の作家さんによる小説や絵本をご紹介。
池井戸潤さんや朝井リョウさんなど
岐阜県出身の人気の作家さんは多いんです!
元書店員ライターのRikaが自信をもってご案内します♡
ぜひおうち時間のおともにしてみてくださいね♡
オレたちバブル入行組/池井戸潤
最初にご紹介するのは、「オレたちバブル入行組」。
「やられたらやり返す、倍返しだ!」で
有名な半沢直樹の原作シリーズです。
作者の池井戸潤さんは岐阜県のご出身なんです。
「オレたちバブル入行組」の主人公は
バブル時代に銀行に入行した半沢直樹。
多くの困難や敵に負けじと奮闘する
半沢の姿が鮮やかに描かれます。
ドラマ版を見た方も多いかと思います。
その作品をいまさら本で読むなんて…と侮ることなかれ!
小説版はテレビドラマ版とは
微妙に異なるストーリー展開になっているんです。
登場人物のきめ細やかな気持ちの描写も小説版ならでは。
手に汗握る展開にドキドキです。
制限の多いコロナ禍だからこそ、
与えられた場所で精いっぱい戦い抜く。
そんな半沢の姿勢・熱さに勇気をもらえること間違いなし。
半沢直樹のシリーズは、
『オレたち花のバブル組』
『ロスジェネの逆襲』
『銀翼のイカロス』
と第4弾まであります。気になった方は要チェック☆
スカッとした気分になりたい!
あきらめない気持ちを思い出したい!
頑張りたいことがある、背中を押してほしい!
そんな方にオススメの1冊です。
ルーズヴェルト・ゲーム/池井戸潤
池井戸潤さんのルーズヴェルトゲームもおすすめ。
電子部品の中堅メーカーの青島製作所と、
かつて強豪といわれた青島製作所野球部を
舞台に話が繰り広げられます。
世界的な不況とライバル会社の台頭などにより、
倒産寸前まで追い込まれた大ピンチの青島製作所。
その中で野球部の廃止論までが上がってきて…。
青島製作所と野球部の2本軸で進められる物語。
見どころは、登場人物たちのあきらめない姿勢!
つらい状況でも、決してくじけずに
戦い続ける主人公や仲間たちの姿には勇気をもらえます。
ルーズヴェルトゲームは2014年に
テレビドラマ化され、話題になりました♡
岐阜県のお隣、愛知県・豊橋市や
豊川市を中心として撮影が進められたそう。
コロナが落ち着いたら
聖地巡礼に行くのも楽しそうですよね。
スポーツの話を通して熱くなりたい
みんなで頑張ることの大切さを思い出したい
なにかを強く信じたい
そんな方にオススメの1冊です。
ルーズヴェルトゲームとは…?
「点を取られたら取返し、8対7で決着する試合」
という意味です。
アメリカの32代大統領、フランクリン・ルーズベルトの
「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」
という言葉から生まれました。
どっちが勝ってもおかしくない、
そんな手に汗握るドキドキ感を小説で感じてみては?
何者/朝井リョウ
直木賞史上初の平成生まれの受賞者、
朝井リョウさんは岐阜県のご出身。
「桐島、部活やめるってよ」で
小説すばる新人賞を受賞してデビューしました。
その朝井リョウさんの作品でオススメなのが、「何者」。
就職活動中の5人の若者の心の動きを深く、
そして繊細に描きます。
セリフの文章が多く、久々に長文小説に挑戦するという方にも
読みやすい構成になっています。
本音と建て前が交差する苦しい就職活動や人間関係の中で、
自分が本当にしたことはなんなのか。
あふれる多くの情報からなにを信じたらいいのか。
就職活動という波の中でもがく若者たちの姿は、
今のコロナ禍でうまく動けない私たちにも
つながるところがあるのではないでしょうか。
難しい時代の中でどんな風に、
なにを信じて生きていけばいいのか
わからくなってしまった時に手に取りたい本です。
久々に長編小説を読んでみたい
いろんな登場人物の心の動きを読んでみたい
コミュニケーションってなんだっけと考えなおしたい
そんな方にオススメの一冊です。
「何者」は映画化もされているので、
気になった方はそちらも要チェックです♡
さよならドビュッシー/中山七里
ミステリーの世界にどっぷりはまりたい。
楽器演奏や文化的な趣味がある方に特におすすめなのがこちら。
岐阜県出身、中山七里(なかやましちり)さんの
デビュー作「さよならドビュッシー」。
「このミス」という通称でおなじみ、『このミステリーがすごい!』
大賞第8回・大賞受賞作品なんです。
物語は16歳の香月遥が火事によって
大怪我をおってしまうところから始まります。
つらい状況下でも、遥はピアニストになることを
固く誓い、練習に励みます。
そんな中、不吉な出来事や殺人事件が起こってしまい…
というストーリーです。
タイトルにあるドビュッシーとは、
「月の光」などで知られるフランスの作曲家です。
この「月の光」という曲にからめながら
物語は展開していきます。
最後のどんでん返しがスゴイと評判のこちらの小説。
加えてピアノ演奏の描写も素晴らしく、
ミステリー小説であることを忘れてしまうくらいです!
また「さよならドビュッシー」の舞台はなんと名古屋!
作中には白川公園や、名古屋を代表するコンサートホールの
「三井住友海上しらかわホール」なども登場。
ドビュッシーの曲を聴きながらの名古屋散策もいいですね♡
オススメは、ドビュッシーの音楽を聴きながら
本を読み進めること。
目で文字を見て、心で味わい、耳でも楽しむ。
そんな風に五感をフルに使って楽しんでみても◎
音楽やピアノが好き
ミステリーの世界にどっぷりはまりたい
驚きのラストの小説が読みたい
そんな方にオススメ♡
シリーズのこちらもオススメです。
『おやすみラフマニノ』
『いつまでもショパン』
『どこかでベートーヴェン』
『もういちどベートーヴェン』
『合唱 岬洋介の帰還』
こぐまちゃんシリーズ/わかやまけん
1970年に誕生してから、51年にわたって
愛されてきた「こぐまちゃんシリーズ」。
明るく鮮やかな色使いとシンプルな形、
こどもの生活からテーマをとった
親しみやすいストーリーが人気の秘密です♡
このかわいしい絵と明るい色使い。
本のタイトルは知らなくても、
見たことがある!という方は多いのではないでしょうか?
この「こぐまちゃんシリーズ」の作り手はなんと4人。
日本の絵本作りでは珍しい集団作成なんです。
その中で絵を担当していたのが
岐阜県のご出身わかやまけんです。
その大人気のこぐまちゃんシリーズから、
わたしが特におすすめしたいのがこちら♡
しろくまちゃんのほっとけーき/わかやまけん
明るいオレンジの色使いに、山盛りのホットケーキ♡
見るだけでほっこりする絵本のご紹介です。
こちらは、「こぐまちゃんシリーズ」の
「しろくまちゃんのほっとけーき」というお話です。
ホットケーキを作る過程の見開きページは特に人気!
わたしもこのページが大好きです♡
ホットケーキをつくる喜びと、それが出来上がっていくワクワク。
そしてそのおいしさを誰かとシェアする幸せ。
そんなたくさんの喜びがちりばめられているこちらの本は、
お子さんはもちろん、大人が読んでも
ほっこり癒されること間違いなし♡
明るくかわいいイラストに癒されたい
こどもと一緒に楽しみたい
そんな方にオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
お気に入りの本は見つかりましたか?
自由に出かけられない今は、
じっくり本を楽しむチャンス!
岐阜県出身の作家さんには有名な方が多いので、
これを機にいろんな作品に挑戦してみてはいかがでしょう。
岐阜県出身の作家さんと
オススメ作品はこちら。
池井戸潤 オレたちバブル入行組
ルーズヴェルト・ゲーム
朝井リョウ 何者
中山七里 さよならドビュッシー
わかやまけん しろくまちゃんのほっとけーき
おいしいお菓子や飲み物をおともに
ゆっくりと読書をして心の栄養を育みたいですね。
作品の中には愛知県や岐阜県などの名所が出てくることもしばしば。
本をきっかけに、「ここいったことある?」
「落ち着いたらここに行きたいね」なんて
お話をするのも楽しいですね。
思うように出かけられない今だからこそ、
本を通して「行きたい」「こんなことしたい」
というキラキラした気持ちも蓄えていきましょう♪
この記事がステイホームの過ごし方の
参考になることを祈っています♡