みなさんこんにちは♡♥
結婚祝いとしてお金を包んで渡す「ご祝儀」。
結婚式に参列するときに必ず用意する「ご祝儀」ですが、
実は!さまざまなマナーがあるのをご存知ですか?*
今回は はじめて結婚式の行く方はもちろん必見の
ご祝儀の金額相場から、相場にあわせたご祝儀袋の選び方、
ご祝儀袋の書き方、ふくさの包み方など、
基本的なマナーから応用編までご紹介させていただきます◎
中袋(中包)の書き方やお札の向き、渡し方など、
意外と知らない!だけど知らないと恥ずかしい!
結婚の「ご祝儀」に関する情報をご紹介させていただきます*
「ご祝儀」の基本とマナー
ご祝儀(ごしゅうぎ)とは?
ご祝儀とは「祝儀の際の寸志」。
すなわち「結婚式や出産などのお祝いごとに対する、心ばかりの贈り物」のこと。
もともとは、人生の節目となるお祝い行事の際に、
お世話やお手伝いをしてもらう方々に対して
贈る謝礼(心づけ)やチップの意味として使われていたんだそう!!
現在は、挙式披露宴に参列するゲストが、
新郎新婦に結婚のお祝いとして、
ご祝儀袋にお金を包んで贈る風習のことを指しますよ◎
ご祝儀のマナーを守ろう
結婚式や披露宴では、
マナーを守った形の「ご祝儀」を渡すのが安心ですよね♡
というのも、日本ではマナーを守る人が多いため、
金額が低かったり、
新札を使っていなかったりすると、
想像以上に目立ちます><
お金ってトラブルになりやす鋳物ですので、
できるだけ慎重に、準備するのがgood!
新郎新婦やそのご家族に悪い印象を与えないためにも、
マナーやポイントをしっかり確認して、
正しいスタイルで「ご祝儀」を渡しましょうね♡
ご祝儀の「金額相場」
ご祝儀は3万円が一般的
ご祝儀の金額相場は、
ご存知の方も多いと思いますが「3万円」が一般的!
結婚式に出席するだけで、
3万円は高い!!と思う方もいるかもしれません!
ただ披露宴でふるまわれるフルコースの料理や、
参列のお礼として送られる引き出物のお金が含まれていると考えれば、
3万円は支払うべき金額なんですよね^^
とはいえご祝儀の金額に正解はなく、
年代や新郎新婦との関係性はもちろん、
これまでどれだけお世話になったか、
これからどんな関係でいたいかなど、
相手をお祝いする“気持ち”によって、
贈る金額は変わってくるといえるかもしませんね。
ご祝儀金額を決めるのに大切なのは、
新郎新婦だけではなく一緒に参加するゲストや周囲の人にも失礼がなく、
しっかりお祝いが伝わる金額を“見定める”ことなんです!!
金額に迷ったら、一緒に参列する知人や友人に相談しながら、
金額を決めておくのがおすすめ^^
また、もし自分の結婚式を既に行っている場合は、
自分の結婚式で相手にいただいた金額と、
同額の値段を包むのが一般的です◎
欠席の場合
招待状の返信で「欠席」を選んだ場合、
ご祝儀を必ず渡す必要はありません!!
欠席してしまったけど、
お祝いの気持ちを伝えたい!という場合は、
渡す予定だったご祝儀金額の “2分の1~3分の1程度の金額”
または、その相当額のお祝いの品を贈るのがおすすめです◎
たとえば、3万円のご祝儀を包む予定だったのであれば、
1~1万5000円程度が目安になっています♡
病気やトラブルで、
直前に結婚式に行けなくなってしまった場合は、
通常のご祝儀を渡すのがマナーになります*
主催者側の新郎新婦も、
料理や引き出物の用意をすでにしてしまっていることがほとんどのため、
当日渡す金額の全額を後日渡すのが常識的です。
正しいご祝儀袋の選び方
ご祝儀袋は、「水引(みずひき)」の結び方と色によって、
意味が異なるので、買う時に注意が必要です!!
水引とは、ご祝儀袋にかかっている帯紐のことです。
慶事では赤白や金銀のものが用いられ、
結婚式の際には、水引が上を向いている
「あわじ結び」や「輪結び」を使いますが、
いずれも固く結ばれていてほどくのが難しく、
「一度きり」という意味が込められています。
(何事も意味が込められていて素敵ですよね♡)
水引(みずひき)は「結び切り」を選ぶ
先程も申し上げた通り、
結婚祝いに適したご祝儀袋の水引(みずひき)は、
“1度きりのお祝い”という意味で、
一度結んだらほどけない「結び切り」もしくは
「あわじ結び」の結び方のものを選びましょう。
さらに結婚式のご祝儀袋には
右上に「熨斗(のし)が付いているのが特徴で、
熨斗がない袋はお見舞い(!!)などに
使うものなので気を付けたほうが良さそうです!><
また、ちょう結びの水引は
「何度でも結び直せる」という意味があるので、
結婚式には使わないのが一般的ですね!
包む金額と袋のデザインをあわせる
ご祝儀袋は、「包む金額」と
「袋の装飾の豪華さ」のバランスも大切♡
豪華で大きな水引がついたデザインのご祝儀袋に、
少額の金額が包まれていると失礼にあたるので、
金額が高くなるにつれて、
ご祝儀袋の装飾も華やかになるんです!!
最近は可愛いくてお洒落なデザインのものが多く、
豪華なデザインのものを
選びたくなる気持ちもありますが、
中に入れるご祝儀の1/100程度の金額を目安に、
ご祝儀袋を選びましょう。
1万~3万円程度のご祝儀袋
欠席する場合などに包む1万円程度の祝儀は、
水引や赤の帯紙が印刷されたものでOK!
3万~5万円程度のご祝儀袋
金銀や赤白の「結び切り」
「あわじ結び」の水引を掛けたスタンダードなもの!
5万円以上のご祝儀袋
豪華にアレンジされた
「あわじ結びか輪結び(日の出結び)の水引」や、
上質の和紙を使用したもの*
友人や後輩へのご祝儀の場合
カラフルでキュートなご祝儀袋もかわいい♡
さまざまな種類やデザインのものがあって、
目移りしてしまいますよね♡
ただこちらは友人向き。
結婚式では白のご祝儀袋がフォーマルで、
色柄物はカジュアルとされるので、
親しい友人などの結婚式のときに使用してくださいね^^
ご祝儀袋はどこで買える?
意外と多くの販売店舗があるので安心してください♡
▪100均
ご祝儀袋(のし袋)は、100均でも売っています!
さらに、ご祝儀袋を包む袱紗や
名を入れるための筆ペンも購入でき、
ここで全てが揃いますので、
近所に100均がある場合はここがgood!
▪コンビニ
コンビニの大手・セブンイレブンにも、
一部店舗ですがご祝儀袋や香典袋(のし袋)を取り扱っています。
お店の面積や規模にもよりますが、
店内が広ければ文房具コーナーも設置されており、
そちらに置いてある可能性も!
コンビニは24時間開いているところが魅力ですよね!
仕事でなかなか買いにいけない方だったり、
挙式ギリギリに気づいた場合はコンビニに行くのが良さそうです*
▪ECサイト
Googleでご祝儀袋と検索すると
Amazonや楽天でも購入することが可能です*
スマホでポチッと届くことができるので、
この購入方法もとってもかんたんですね!
その他もたくさん!
近所のスーパーやホームセンター、
そして文具屋さんなど、
多くの店で取り扱っていることが多いご祝儀袋。
とはいえ早めに用意しておくと安心ですよ!
表書きの書き方
表書きの名目は、「寿」や「御結婚御祝」
ご祝儀袋の表書きは、
名目と贈り主の名前を記載。
名目は、「寿」「御祝」「御結婚御祝」などを書くのが一般的です◎
一番格式が高い表書きは「寿」ですので
披露宴に出席する際は「寿」を選びましょう。
例えば「結婚御祝」は4文字なので基本的に避けたいものの、
上に「御」を付けて5文字で仕上げると大丈夫!!
贈り主の名前は、フルネームを記載。
名目の文字サイズより、
少し小さめに書くと、
バランス良く仕上がりますよ♡
1名の場合
1人で贈る場合は、
左右どちらかに偏らないよう、
中央にあわせてフルネームを記載すればOK。
連名(2~3名)の場合
<夫婦連名>
夫の名前を右にフルネームで書き、
左に妻の下の名前を書きます。
(妻の名前もフルネームで書いてもOK)
<友人との連名>
立場に差がない友人同士なら、
五十音順に右から左に記載しましょ*
<職場の人との連名>
職位が一番高い人の名前を右側に書き、
同じく職位順に左へと書いていきます。
連名(4名以上)の場合
フルネームで入れる連名は3名まで。
4名以上になるときは、
代表の名前をフルネームで入れた上で
「外一同(ほかいちどう)」と、
前の左下に小さめに書き添えて。
部署単位での連名の場合は
「編集部一同」という書き方をするとgood♡
筆記用具は筆や筆ペンが最適
ご祝儀袋には、
名前や金額、住所を書く必要がありますが、
基本的にボールペンや万年筆の使用はNG。
必ず筆ペンや毛筆で書きましょうね♡
また、筆ペンの色は“濃い黒”を使うこと*
薄墨の筆ペンは、
”悲しみの涙で墨が薄れた”という意味合いがあり、
お悔みの場所で使われるものなので注意!
楷書で書くのが望ましいですが、
字の上手い下手よりも、
気持ちを込めて丁寧に書くことが大切◎
ちなみに実は 最近は・・
フリマアプリで『代筆』をしてくれるんです!
ご祝儀袋とセットで名前を書いてくれるので、
本当に字に自信がない方は使ってたりするんだそう!
中袋(なかぶくろ)の書き方とマナー
中袋(中包み)とは
中袋(なかぶくろ)とは、
ご祝儀袋の中に入っている「お金を実際に入れる封筒」のこと!
通常はご祝儀袋にセットされて売られていますが、
万が一中袋(中包み)がない場合も、
ご祝儀袋とセットで贈るのが正式なので、必ず用意を!
結婚式はご祝儀袋が沢山集まるので、
誰にいくらいただいたのかを把握するのが大変><
新郎新婦があとから整理しやすいように、
中袋には必ず金額と氏名、住所の3つを記載しましょう。
金額の書き方
金額は、中袋の表側中央に縦書きで記載します*
そのときの金額の表記は、“漢数字”を使うのがマナー。
「3万円」と数字で書いてしまうのはマナー違反なので注意><
漢字で「一、二、三」でも決していけないわけではありませんが、
1本線を加えると簡単に数字が書き換えることができるため、
改ざん防止のために昔から、
このような難しい字を使うのが習わしとなっています。
一 → 壱
ニ → 弐
三 → 参
五 → 伍(五でも可)
七 → 七
八 → 八
十 → 拾
万 → 萬
円 → 圓(円でも可)
お金の包み方
ほとんどの人が市販のご祝儀袋を使うと思うので、
購入した際の形状を覚えておき
(不安な人はスマホなどで撮影し)、
そのままの状態に包み直せば問題ありません!!
とはいえ、
分からなくなったときのために1つだけ覚えておいてほしいのは、
「ご祝儀袋裏面の折り返し部分は、
上からの折りを内側にし、下からの折りを外側にする」ということ!
裏返しにしたときに、
下からの折りが上を向いていれば正解◎
これは慶事共通の折り方で、
「幸せをこぼさないよう受け止める」という意味が込められています!
「肖像画」が見えること
ご祝儀袋の中に入れるお札の向きにもマナーが!
中袋には、お札の表(人物の肖像画が描かれている側)と
中袋の表面(金額を書いている側)をあわせ、
お札を出すときに人物の肖像画が、
最初に見える向きに入れるのがマナーとなっています◎
また、中袋の表面とご祝儀袋の表面が同じ方向を向くように包むことが大切。
新札を用意する
新札やピン札を準備する方法
結婚式のご祝儀には必ず、
銀行で発行した未使用の「新札」もしくは、
使用済みであっても
折り目のない綺麗な「ピン札」を包むのがマナー*
綺麗なお札を使うべきとされる理由は、
「新たな門出のお祝いとして、時間と手間をかけて準備していること」をあらわすためと言われていますよ!
反対に、お葬式などの場合は、
「不幸ごとを待っていた」という意味合いになってしまうため、新札はNG。
結婚式のご祝儀に、折り目の付いたお札を包んでしまうと、
「準備していなかった」というマイナスな印象を与えてしまうため、
新郎新婦へお祝いの気持ちを伝える手段のひとつとして、
また常識ある大人のマナーとして、
必ず新札やピン札を用意できるといいですね><
ちなみにピン札は下記で準備できます!
①銀行窓口
両替時に記入する用紙の備考欄に「新札」と記入して両替しましょう。
②郵便局の窓口
銀行以外にも、郵便窓口で「新券に両替してください」と依頼すると両替可能です。
③両替専用ATM
銀行によって、新札に両替できるATMがあります。
緊急事態!新札が用意できない時の裏ワザ
①アイロンをかける
霧吹きなどでお札を湿らせ、
当て布をしてアイロンをかけると、ピン札を作ることができます。
汚れのない綺麗なお札に使える裏ワザ!!
ただアイロンをしすぎてお札を焦がさないように注意してくださいね。
②式場のフロントでお願いする
結婚式の会場となるホテルや式場のフロントでは、
ピン札を用意している場合も。
式場に事前に確認し、当日両替することも可能*
③友人にお願いする
同じ結婚式に出席する友人・知人に聞いてみるのも策。
どうしても準備できない場合の緊急手段として、
両替を依頼してみましょうね◎
ご祝儀袋は、ふくさ(袱紗)に包むのが大人のマナー
ご祝儀袋は、知らぬ間に汚れたり、
端が折れたりしてしまうので、
直接バッグに入れず、ふくさに包んで持ち歩くのが大人のマナー。
受付時にふくさから取り出して、受付の方に渡すようにしましょう。
また、ふくさは色にも注意!!
暖色系の明るい色のものは結婚式などの慶事用、
寒色系の沈んだ色のものはお葬式などの弔事用とされているので、
黒やグレーなどのふくさにご祝儀を入れるのは避けましょう。
紫のふくさなら、どのシーンでも使えるのでおすすめですよ♡
受付でのご祝儀袋の渡し方
結婚式当日の受付で渡す
ご祝儀は、結婚式当日の受付で渡すのが基本。
受付のタイミングは、結婚式のスタイルによって、
挙式前か披露宴前かで異なるので注意してください!
新郎新婦本人や親族の方に直接渡すことは、マナー違反です。
また、ご祝儀には披露宴の“会費”という役割も含まれているので、
「ご祝儀を後日渡す」ことはご法度。
結婚式の前日までに、必ず準備しておきましょ!
結婚式に参加しない場合
都合がつかず結婚式には参加出来ない場合や、
招待されていないけどご祝儀だけ渡したい場合は、
「結婚式の日までに渡す」のがマナー。
ご祝儀を直接渡すときのポイント
かつては、結納から結婚式までの間の、
吉日の午前中に自宅まで伺って、
直接手渡すのがご祝儀の正式な渡し方だったんだそう。
現在は結婚の報告を受けてから、
遅くとも結婚式の一週間前までに渡せばOK。
1週間前までに届けられない場合は、
結婚式が終わってしばらくしてから持参しても問題ありません。
結婚式の直前直後は、慌ただしいタイミングなので、
事前にアポイントメントを取り、
喜んでもらえるタイミングで渡せるようにできるといいですね*
ご祝儀を郵送するときのポイント
現金を郵送するときは、
「現金書留」で送るのが基本!
普通郵便や宅配などで送るのはNGなんです!
「現金書留」で送る場合は、
お祝いの気持ちを伝えるためにも、
必ず「ご祝儀袋」に入れてから現金書留専用の封筒にいれること。
ご祝儀袋の大きさによって、
現金書留の封筒サイズが異なるので事前に確認しましょう。
また、郵送でご祝儀を贈る際は、
現金だけを送るのではなく、
メッセージや手紙を添えるのがgood!
なお、結婚式当日に式場宛てにご祝儀を送ることのはマナー違反><
絶対に避けるようにし、
必ず本人の住所に届けるようにしましょう。
お金の入れ忘れ・・・><
ついうっかり……なんてことが
許されないのがご祝儀の入れ忘れ・・
友人からも時々聞くおはなしではないでしょうか?
会費制の結婚式でないかぎり、
ご祝儀は強制されない善意のお祝いであることが一般的。
だからこそ、招待した側は、
もしお金が入っていなかったとしても言いづらいもの・・
めでたい会のあとで“入れた・入ってなかった”なんて
トラブルがあっては、
その後の付き合いにも影響を及ぼしかねないので、
入れ忘れがないように念入りにチェックをしてくださいね。
もし、列席者のなかに親しい友人がいたら、
ご祝儀を入れ忘れていないか、
中袋に書いた金額と間違っていないかなど
お互いにチェックし合ってみるのもgoodです!
のちのトラブルを防ぐという意味でも、
ダブルチェックは有効ですよ◎
まとめ
いかがでしたか?
とっても大切なご祝儀のマナーや常識を、
知ることはできたでしょうか?
新郎新婦へのお祝いの気持ちを込めたご祝儀が
マナーを知らなかったことで
失礼な渡し方になってしまったら残念><
お祝いしたい気持ちが確実に届くよう、
基本的なマナーは頭に叩き込んでおきましょうね!