花嫁行列の基本的な流れ
神社によって若干の違いはありますが、一般的な花嫁行列(参進の儀)の流れは以下の通りです。
1. 整列と入場前の準備
花嫁行列が始まる前に、参列者は決められた順序で廊下や待合室などに整列します。
一般的な順序は以下の通りです。
新郎新婦
両家の両親
両家の親族
神社によっては、斎主(神主)や巫女が先導することもあります。
2. 行進の開始
「参進の儀」の音楽(雅楽)が流れ始めると、新郎新婦から順に入場を始めます。
ゆっくりとした厳かな速度で、神前に向かって一歩一歩進みます。
入場の際は、背筋を伸ばし、静かに歩くことが大切です。
3. 神前での配置
参列者は神前に到着すると、決められた位置に並びます。
一般的に神前に向かって右側が新郎、左側が新婦です。
神前式では、新郎新婦の後ろにそれぞれの両親と親族が座り、2人を見守る形になります。
真ん中を境に新郎側と新婦側に分かれるのが一般的です。
4. 入場後の儀式へ
花嫁行列(参進の儀)が終わると、次の儀式「修祓の儀(しゅばつのぎ)」へと移ります。
これは罪や穢れを祓い、心身を清める儀式です。
神主が「祓詞(はらいことば)」を述べた後、大幣(おおぬさ)を振り、お祓いをして身を清めます。
その後、「祝詞奏上の儀」「三献の儀(三々九度の盃)」「誓詞奏上」「指輪交換の儀」「玉串奉奠」など一連の儀式が続きます。
親族はどんな服装で参列すればいいの?