博多の結婚式に欠かせない「ぶり」について
結婚した初めてのお正月に新郎側の家族が
元旦の挨拶を込めて新婦側の家族に寒ブリを送る習慣
のことを「嫁ぶり」と言います。
これには「よか(いい)嫁さんを、ありがとうございます。」
という意味が込められています。
もしこの風習を忘れてしまってはちょっぴり
失礼にあたることもあるんですよ。
新婦側の家族から、
「うちの娘ではなにか不満があるのか!」
「嫁ブリも知らない非常識な家だ!」
などと怒られてしまう恐れが…。
嫁ブリの風習がない地域の新郎の家族は
特に要注意です!!
風習っておもしろいですよね。
ぶりについては事前に相談した方が安心
台所が狭いから大きすぎるブリは捌けない…
少人数なので食べきれない…
などの理由で
「寒ブリ1匹来ても大変。」
と考えるご家庭もあるでしょう。
それなのに立派な寒ブリを送ってしまっては
逆に新婦の家族を困らせてしまいかねませんよね。
そうならないためにも、
寒ブリを送る前には事前に、
そしてさりげなく新婦側の家族に
聞いてみるのがおすすめです。
今では食べやすいように、
3枚下ろしにされている寒ブリもあるので
それもあわせて相談してみてはいかがでしょう。
正確にはいつぶりを送るの?
お正月といっても、正確には12/29、30に
新婦の家族の手に渡るように心がけましょう。
大晦日や元旦でも失礼にはあたりませんが、
慌ただしい時期なので避けた方が無難です。
また、本来お正月の時期に送るものなので、
12月上旬など、早すぎる時期も避けましょう。
元旦を過ぎてしまうのはNGです。
どうしても遅れそうな場合には、取り急ぎ電話などで
元旦の挨拶をしておきましょう。
そのときに寒ブリが遅れてしまうことを
伝えておくと安心です♪
注文はインターネットでもぶりの発送は
可能です。
忘れないうちに12/29、30あたりの
日にちに届くように早めに注文しましょう。
どんなブリを送ればいいの?
ぶりのサイズは5〜7キロが一般的です。
見た目で立派なブリ!と思えるくらいの大きさです。
多少小さくても、きちんと寒ブリであれば
失礼にはあたりません。
大きな寒ブリを送って食べきれるのか…。
と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
誰かにお裾分けする方が多いので、あまり
気にしなくても問題ありませんが、どうしても
気になる場合には事前にそれとなく
聞いておくのもアリですね。
ぶりはお裾分けすることによって、
いいお嫁さんを貰ったということを
周りにお知らせする意味も込められています。
迷ったら、5〜7キロのブリを選ぶのが無難でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
福岡にはこんなにも風習があるなんて驚きです!
結納から始まり、結婚式、そして初めてのお正月まで
さまざまな風習がありましたね。
特にぶりに関しては他県から嫁がれる方は
全く知らなかった!ということも珍しくありません。
風習をきちんと重んじていれば両家の関係性も
より良いものになっていくでしょう。
風習は、お互いの家族を繋げる大切なもの
でもあるんですよ♡
ぜひ豆知識として風習について
これを機会に勉強されてみてはいかがでしょう♪