ろっこくさでて、まっつぐいぐ
【意味】国道六号線に出て、直進する
国道六号線は茨城県民ご愛用の道路です。都内から東北までを結ぶ国道のため、おでかけには必須の道路と言えるでしょう。それもあってなのか、茨城県では国道六号線のことを“ろっこく”と呼びます。
車社会な茨城県民は、道路の名前や交差点の名前を覚えている人も多く、頭のなかに地図が入っている率も高め。運転しない人からしたらさっぱり分からない、見事な会話が繰り広げられることもしばしばです。
いがっぺ〜
【意味】良いじゃない
語尾に「〜っぺ」「だっぺ」がつくのはは茨城弁の特徴の一つです。この「ぺ」や「だっぺ」は上がり調に言うと、独特の茨城イントネーションが完成します。
「その髪型いがっぺ(その髪型いいね!)」「とりあえず行ってみればいがっぺ〜(とりあえず行ってみれば良いんじゃない?)」というように、“いがっぺ”は「良い」という意味で使われています。
茨城県内に掲げられている交通標語には「事故の元 よかっぺ・いがっぺ・かまわめよ(いいだろう、構わないだろうという気持ちが事故の元)」というものがあり、県民に浸透しているキャッチーなフレーズと言えるでしょう。
あ〜こわい、こわい
【意味】あ〜つかれた、つかれた
イントネーションではなく、意味が違う言葉としては「こわい」が代表的です。
おばけや雷に使う意味での「こわい」ではなく、茨城弁では「つかれた・しんどい」という意味で使います。
ですので、農業を頑張った1日の終わりに「あ〜、こわい、こわい」と言っていても、なにかに怯えているわけではありません!
なにかが怖いときには、「おっかない」を使う人が多いのだとか。
【番外編】いばらぎ!!!!!!!
他府県の人は「茨城県(いばらきけん)」のことを「いばら“ぎ”けん」だと思っている人も多いでしょう。
ですが、茨城県民は「いばら“ぎ”」ではなく、「いばら“き”」と発音することに並々ならないこだわりを持っている人が多いです…(!)
周りの人が茨城のことを「いばら“ぎ”」と発音していたら、その度に「いばら“き”ね?」と修正を入れる人もしばしば。
ですが、知識編でもお伝えしたように茨城県民は「か行が濁点になりやすい」ので、自らも「いばら“ぎ”ね?」という修正になっていることもあります(笑)
ぜひこれを機に、茨城県は「いばら“き”」であることを認識していただけたら嬉しいです♪
東北弁と江戸言葉が混ざっているといわれている茨城弁。
聞き慣れるまではちょっぴり圧が強く、きつく感じられるかもしれませんが、根本はおおらかで情に熱い人が多いので安心してくださいね♡ 独特の上がり調子やリズムなので、発音していても楽しい茨城弁。声に出して、使ってみると地元に方には喜ばれるかもしれません♪