そもそも不妊症とは?
誰もが一度は耳にしたことがある【不妊症】という言葉。なんとなく子どもができない症状のことを指していることは分かっていても、その定義まで知っている!という方は意外と少ないのでは?と思います。
不妊症とは、「妊娠を希望している男女が一定期間、避妊せずに性交渉を続けているにも関わらず、妊娠に至らない場合」と定義されています。この一定期間というのは、おおよそ一年がひとつの目安として置かれています。しかし、以下の場合は避妊無しの性交渉を半年以上続けても妊娠に至らなかった場合、早めの受診をおすすめします。
●婦人系の持病がある
妊娠率は年々低下します!
一般的に20歳~34歳までの女性の一周期あたりの自然妊娠率は25%~30%程度だと言われています。一方、35歳~39歳までの女性の一周期あたりの自然妊娠率は20%未満にまで落ち込みます。どうしても女性は年齢とともに妊娠率が低下することから、妊活や不妊治療のスタートは早いに越したことはない、と考えられています。
また婦人系の持病がある方も、早めの受診をおすすめします。お持ちの病気の種類によっては直接的に不妊に関係することもあります。また一般的に子宮筋腫や子宮内膜症などは直接的に不妊に関係ないと言われていますが、不妊症に悩む女性の多くが子宮筋腫や子宮内膜症を患っているといったデータもあります。
不妊症の定義はひとつの目安に!
以上を踏まえ、不妊症の定義はあくまでひとつの目安としてお考えいただき、ご自身に何か気になることや心配なことがあれば早めに病院を受診しましょう!
また、妊活に関しては残念ながら女性の年齢的な要素は大きく影響してきます。妊娠率を少しでも上げるのであれば、一日でも早く妊活や不妊治療をスタートされることをおすすめします。
不妊症に悩む夫婦の割合