茶の湯の盛んな石川県には、老舗から新進気鋭まで人気の和菓子店、そして洋菓子店もたくさんありますよね♪来年は令和初のお正月。華やかな新年の幕開けにぴったりの、この時期ならでは特別なギフトが各店に出揃いました.:*♡
箱を開けると、思わず笑顔になりそうなそんなギフトがいっぱいです。定番の福梅や辻占から、干支の子年(ねずみどし)にちなんだものまで各店の工夫が詰まっています。
選ぶのも贈るのも楽しくなりそうな、迎春ギフトをご紹介します!
石川県のお正月のお菓子と言えば…
福梅
石川県全域で売られている正月菓子。県庁所在地である金沢市の花でもある、梅の形をした紅白の最中の中に、あんをぎっしりといれたお菓子です。
梅の形をしている理由としては、前田家の家紋である「剣梅鉢」をモチーフにした説や、前田家の祖先とされる菅原道真を祭っている、北野天満宮の大祭の献茶式でふるまわれる梅の餅菓子から考案された説などあるようです。
最中は砂糖をまぶしたタイプとまぶさないタイプがあって、それぞれのお店のこだわりがあるので、お好きなお店の福梅を見つけてみたいですね!
ちなみに、紅白といえば石川県ではお馴染みの紅白の鏡餅も全国ではめずらしいものなんですって.:*♡
辻占(つじうら)
和風のフォーチューンクッキーといえる辻占も、正月菓子として石川県民には定着しています。暮れも近くなってくると福梅と共にスーパーで気軽に買えるのが、定着ぶりを物語っていますね!
巾着包みのお菓子の中に入ったメッセージは、ことわざだったり、格言だったり、ほんの一言だけ。一言だけに深い意味を感じ取ることもできるのが楽しい、縁起菓子です。
福徳煎餅
辻占と同じく正月用の和菓子で、「ふっとく」とも呼ばれています。餅種を打出の小槌や鼓の形にして黄色と白色に焼いたお菓子で、中には金菓糖や、土人形が入っていて、食べてみて中身がわかるお楽しみがあるのは辻占と似ています。
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