【藤三旅館】漫画「ラブひな」作中の“ひなた荘”のモデルに
2000年よりアニメ放送された「ラブひな」は、東大を目指す主人公の浦島景太郎が、女子寮「ひなた荘」の管理人になって東大合格を目指すという、ドタバタのラブコメディ。
1998年より講談社の『週刊少年マガジン』にて連載された赤松健先生原作の少年漫画で、現在はマンガ図書館Zで全話無料配信されています。
作中に登場する「ひなた荘」は、もともとは古い温泉旅館を女子寮にしたという設定があり、次の2つの旅館が外観のモデルになったそう。1つ目は山形県の銀山温泉「小関館」(2階〜3階部分)、そしてもう1つは岩手県の鉛温泉「藤三旅館」の本館(1階部分)です。
花巻温泉郷にある鉛温泉「藤三旅館」は1841年に創業した歴史ある旅館です。本館は、総けやき造りとされ、現代では再現することができないのだとか。外観写真はひなた荘を彷彿とさせますね。
温泉は沸かさない・薄めない・循環させないという100%源泉掛け流し。「新日本百名湯」「日本温泉遺産」に指定されており、湧き出た温泉そのままの魅力を肌で感じることができます。
そして、お食事は地産地消で岩手県の新鮮な食材を贅沢に使っているのだそう。レトロな風景の残る旅館で非日常を感じながら、日頃の疲れをとってみてはいかがでしょうか?
〒025-0252
岩手県花巻市鉛中平75−1
【衣川ふるさと自然塾】映画「リトル・フォレスト」のロケ地に
2014年より放映された実写映画「リトル・フォレスト」は岩手県の奥州市が舞台になっています。春・夏・秋・冬の4部作となっていて、韓国でも映画化。国内外から注目を集めた作品です。
原作は、2002年から講談社の『月刊アフタヌーン』にて連載されていた、五十嵐大介先生の漫画。ヒロインのいち子が、自給自足の田舎暮らしをしながら人生に向き合っていく作品です。
原作者が岩手県で生活した体験を元に作られていて、舞台の「小森」は、旧衣川村(現奥州市衣川)の「大森」という地区が舞台になっています。実際に奥州市衣川でも映画のロケが行われたのだそう。
聖地として訪れたいのは「衣川ふるさと自然塾」。もともとは「衣川青少年旅行村」と「衣川小学校大森分校」が統合してできた施設で、今はバンガローやコテージを備えたキャンプ場になっています。
イワナ釣りやソーセージづくり、そば打ち体験など、子供たち向けのイベントも行われています。また映画に登場した 旧分校も見学できるそう(要予約)。館内にはロケ地マップが置かれているそうなので、ぜひ衣川でロケ地めぐりをしてみてはいかがでしょうか。
なお冬の時期は雪が深いため、 営業していない時期があります。令和4年は10月31日で営業を終了しており、来シーズンは令和5年の4月下旬にオープン予定だそう!公式のお知らせをチェックしてみてくださいね!
【所在地】
〒029-4387
岩手県奥州市衣川下大森109−3
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