【衣川ふるさと自然塾】映画「リトル・フォレスト」のロケ地に
2014年より放映された実写映画「リトル・フォレスト」は岩手県の奥州市が舞台になっています。春・夏・秋・冬の4部作となっていて、韓国でも映画化。国内外から注目を集めた作品です。
原作は、2002年から講談社の『月刊アフタヌーン』にて連載されていた、五十嵐大介先生の漫画。ヒロインのいち子が、自給自足の田舎暮らしをしながら人生に向き合っていく作品です。
原作者が岩手県で生活した体験を元に作られていて、舞台の「小森」は、旧衣川村(現奥州市衣川)の「大森」という地区が舞台になっています。実際に奥州市衣川でも映画のロケが行われたのだそう。
聖地として訪れたいのは「衣川ふるさと自然塾」。もともとは「衣川青少年旅行村」と「衣川小学校大森分校」が統合してできた施設で、今はバンガローやコテージを備えたキャンプ場になっています。
イワナ釣りやソーセージづくり、そば打ち体験など、子供たち向けのイベントも行われています。また映画に登場した 旧分校も見学できるそう(要予約)。館内にはロケ地マップが置かれているそうなので、ぜひ衣川でロケ地めぐりをしてみてはいかがでしょうか。
なお冬の時期は雪が深いため、 営業していない時期があります。令和4年は10月31日で営業を終了しており、来シーズンは令和5年の4月下旬にオープン予定だそう!公式のお知らせをチェックしてみてくださいね!
【所在地】
〒029-4387
岩手県奥州市衣川下大森109−3
【織笠駅】映画「すずめの戸締まり」作中に登場
新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」は2022年11月に公開されたばかりのアニメ映画です。九州の町で叔母と生活しているヒロインの女子高生、岩戸鈴芽が成長していくストーリーが描かれています。
新海誠監督といえば、美しいアニメーションのなかで災害の場面を描写することでも有名ですよね。過去に大ヒットとなった「君の名は。」でも、彗星の衝突が描かれていました。
今回の新作でも全国のさまざまスポットがモデルになったということですが、すでに映画を観た方からは、作中に岩手県のとあるスポットが登場していたということで話題になっているんです。それが、岩手県の三陸鉄道「織笠駅」!
織笠駅は岩手県下閉伊郡山田町にある小さな無人駅で、三陸鉄道リアス線の駅の1つです。2011年の東日本大震災による津波で旧駅は被災し、1kmほど離れた現在の場所に移転されて新しい「織笠駅」となりました。
新しい駅舎は、弧を描いたおしゃれな屋根が特徴です。現在、映画ファンが次々に聖地巡礼に訪れているそうで、SNSには駅に置かれた「聖地巡礼ノート」でファンが交流している様子がアップされています。
三陸海岸はNHKの朝ドラ「あまちゃん」の聖地としても有名ですが、今後新しく「すずめの戸締まり」の聖地としても賑わう予感がしますね。ロケ地めぐりをして、海の息吹を感じてみてくださいね。
〒028-1361
岩手県下閉伊郡山田町織笠第12地割
まとめ
画像出典:PhotoAC 「岩手の遅い春・盛岡市 高松公園(高松の池)の桜」作者:NhatBanさん
本記事では、岩手県の漫画やアニメの聖地をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
作品の舞台になった地域、モデルになった建物、そして漫画から映画化されてロケ地となった場所など、全部で7つピックアップしてご紹介しました。
岩手県の北から南まで、あらゆる場所にロケ地が点在しているため、観光の際には旅行の計画を立てるのがおすすめです!(なお、巡礼の際にはマナーを守るのもお忘れなく♡)
県内にお住まいの方の地元旅にははもちろん、全国からいらっしゃるアニメ・漫画ファンの方も、この記事を参考にしながら聖地巡礼をしてみてくださいね♩