【BARCELONA BRIDAL FASHION WEEK2025】Oswaldo Machín(オスワルド・マチン)

スペイン・ランサローテ島にアトリエを構えるブランドOswaldo Machín(オスワルド・マチン)のドレスショーの様子をご紹介させていただきました。
今回のドレスショーでは、カナリア諸島出身の著名デザイナー、オスワルド・マチンによるランサローテの火山美と優雅さの融合した2026年のブライダルコレクション「Hebras de Alisios(アリシオスの糸)」が披露されました。
この魅惑的なコレクションは、彼の故郷ランサローテ島の火山の美しさに捧げられたオマージュであり、女性のシルエットへの賛歌でもあります。パターンや素材の実験的な融合が、島の風景とそよぐ貿易風(アリシオス)から着想を得て、独創的に仕立てられています。
「Hebras de Alisios」は、ランサローテの純粋な建築的ラインと、風のようにしなやかな動きを見事に捉えています。立体感のあるファブリックには火山の質感が映し出され、構築的なドレスには軽やかさと光のニュアンスが宿ります。ボリュームのある生地が島の大地の力強さを象徴し、まるで風と光が交差する島全体を旅するような感覚を呼び起こします。
ネックラインには、ストラップレス、Vネック、ハートカット、ラウンドの立ち上がり襟といったデザインが並び、スカートにはクレープジョーゼットやシフォン、レース、刺繍チュールなどが使用され、エレガンスと流動性が共存。ブランドの代表的なドレスは、クリスタル刺繍を施したレースによってアップデートされ、伝統的な花嫁のためには、ドレープ入りのボディスと幻想的なレースのプリンセスラインスカートが用意されています。そこには、時代のトレンドとブランドらしさが美しく融合しています。
さらに今季のコレクションでは、カナリア諸島の職人技への敬意を忘れず、伝統的な透かし細工(fretwork)をデザインの中に取り入れています。繊細で上品な透け感も健在で、オスワルド・マチンが提案する2026年の花嫁像に、気品と個性を添えています。
「Hebras de Alisios」は、ランサローテの女性らしさと自然の美しさを称えるコレクションです。それは、伝統と革新を融合させるデザイナー、オスワルド・マチンの情熱と才能を体現した、感性と文化が織りなす詩のような物語なのです。
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