義両親との同居に関する調査記事URL:https://mochibun-kyokasho.com/separation-marriage-questionnaire/
■「別居婚」半数以上がアリと回答
別居婚が【アリ】は57.0%、【ナシ】が43.0%と半数以上の人がアリと回答しました。
別居婚がアリと回答した人の意見としては、以下のようなものがありました。
- お互いに依存心が無くなって尊敬しあえる仲が続きそうだから
- 程よい距離を置くことによってマンネリ化しにくくなると思うから
- お互い仕事を待っていて自立した2人で双方とも同意しているならアリ
逆に、ナシと回答した人の意見は、以下のとおりです。
- 同居しないのなら結婚する必要はないと思うから
- 夫婦一緒に住むべきだと思うから
- 一緒にいてこそ夫婦、困った時に側にいて助け合うのが夫婦だと考えるから
お互いが経済的に自立しているカップルの場合、別居婚への抵抗はなく、むしろメリットがあると考える人が多いようです。
一方で、「結婚するのなら同居すべき」「一緒に住まないなら結婚する意味がない」というように「結婚=同居」と考える人が別居婚はナシとする傾向にありました。
■別居婚中は住む場所よりも会う頻度が重視される傾向に
会う頻度は「週に2,3日」が6割以上の支持を集めて1位となりました。
仕事で平日は忙しくても、週末は一緒に過ごしたいと思う人が多いようです。
また、別居婚中に住む場所については「同じ地区」と「気にしない」という対極の意見がほぼ同率で1位という結果に。
「すぐ隣の部屋や家」に住みたいという意見は1割未満に留まりました。
前述の結果と併せて考えると、住む場所よりも会う頻度を重視する傾向にあるようです。
■いつまで別居婚を続ける?
別居婚はアリと回答した人に、「いつまで別居婚を続けるか」と質問をしました。
-
1位:子供ができるまで
- 2位:何年間など期間を決めておく
- 3位:仕事が落ち着くまで
別居婚はあくまで夫婦間の都合であり、子供ができたら家族みんなで住みたいと思う人が多いようです。
また、妊娠や出産を機に収入が減る女性も多いです。そうなると、別居婚の維持が難しいケースも多いでしょう。
「ずっと別居がいい」という意見は1割程度に留まっていることから、別居婚には前向きでも、いずれは同居したいと考えている人が大多数だということがわかりました。
■別居婚について両親・義両親には伝えない人が半数!
自分たちのことなので、両親や義両親の許可は必要ないと考えている人が多いことがわかりました。
また、両親や義両親に反対された場合「反対されても別居婚に踏み切る」という意見が多かったです。
説得はするけれど、反対されたとしても別居婚の姿勢はくずさない人が多いようです。
■別居婚をしてもいいと思う条件は?
別居婚はナシと回答した人に対して、どのような条件があれば別居婚をしてもよいか、質問をしました。
- 週の半分以上は会うようにする
- マンションやアパートの隣同士の部屋で、食事を一緒に取るようにする
- 期限を決める
その結果、会う頻度についての約束事や、別居婚を終わらせる時期を明確にしたいと考えている人が多かったです。
また「どのような条件があっても別居婚はしたくない」という意見も多く寄せられました。
結婚後は同居を望む人にとって、別居婚の「自由に生活できる」「仕事に集中できる」といったメリットは、とくにメリットとは感じられないようです。
■相手から別居婚を提案されたら「結婚をやめる」人が多数派
別居婚はナシと回答した人に、相手から別居婚を提案されたらどうするかと質問をしたら、以下の結果となりました。
なんと、結婚をやめると回答した人が約4割で1位という結果となりました。
この結果から、別居婚に対する抵抗感の大きさが伺えます。
「条件をつけて応じる」と「結婚を延ばす」と答えた人がそれぞれ2割程度で、ほぼ同率2位でした。
それぞれ「結婚をやめる」と答えた人の約半分程度の割合です。
前の質問から鑑みて、条件は会う頻度や同居する時期について決めておくという意見が多そうです。
「素直に応じる」という意見は、5%未満に留まりました。
■別居婚時の約束事はどうする?
別居婚時の約束事については、会う頻度や連絡の取り方について決めたいという意見が多く寄せられました。
- 毎日おはようとおやすみの連絡をする
- できるだけ休みは合わせて一緒に過ごすようにする
- 恋人同士のようになんとなく会いたい時に会うのではなく、週に何度会うのかをしっかりと決めてお互いが夫婦だということを忘れないようにすることが必要
また、別居婚をするうえで、異性関係の決めごとも大切でしょう。
- 異性は家にいれない
- 別居婚をするなら絶対に不倫をしないということが1番重要であると思います
- 家に誰かを呼ぶ時は報告するなど、付き合ってる時より少し厳し目の方がいいかなと思います
相手の様子がわかりにくいからこそ、連絡方法や約束事は大切ですよね。
■相手への干渉については真逆の意見が
相手への干渉については「位置情報を共有する」「GPSをつける」といった意見に対し「必要以上のことは深く追求しない」「お互いの家に入らない」などの意見が寄せられました。
夫婦とはいえあくまで別居しているのだから、プライバシーを守るべきと考える人がいる一方、同居していれば知れることは、別居していても知るべきと考える人がいるようです。
あなただったら、別居婚中はどれくらいの頻度で連絡を取り、どの程度相手への干渉をありだと考えますか?
まだ世間では少数派といえる別居婚ですが、今後別居婚という形式を選ぶカップルは増えていくのではないかと思います。
あなたが相手から別居婚を切り出されることや、あなたから別居婚を切り出すことがあるかもしれません。
そのようなときに、どのような結論を出すのか、一度考えてみてもよいかもしれませんね。
【このアンケート結果について】
この調査の詳細については、共有持分の教科書の記事(https://mochibun-kyokasho.com/separation-marriage-questionnaire/)からご確認いただけます。
データを引用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://mochibun-kyokasho.com/separation-marriage-questionnaire/)をご記載いただきますよう、お願いいたします。
【調査概要】
■調査名:別居婚に関するアンケート
■調査対象:20〜30代の男女
■調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート(クラウドワークス)
■有効回答人数:200名(回答率100%)
■調査期間:2022年3月25日〜2022年4月8日