この展示会では「同性婚はなぜ必要?」「同性パートナーシップ制度との違いは?」「誰が何に困っている?」という疑問におこたえします。
「私たちだって”いいふうふ”になりたい展」は昨年大阪市で初めて開催し、とても大きな反響をいただきました。
「継続的に開催してほしい」「他の地域でもやってほしい」という声を受け、今回、兵庫県西宮市にて展示内容を大幅に増やして開催します。
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- 名称:「私たちだって”いいふうふ”になりたい展in西宮2022」
- 会期:2022年8月20日(土)~8月26日(金)
- 時間:20日のみ 14:00~20:00、21~26日 11:00~20:00
- 開場:西宮市男女共同参画センター ウェーブ
〒663-8204 西宮市高松町4-8 プレラにしのみや4F (TEL:0798-64-9495) - 入場料:無料
- 来場予約:不要
- 主催:特定非営利活動法人カラフルブランケッツ
同性どうしの結婚が認められていないのは憲法に違反するとして同性のカップルが国に賠償を求めた裁判で、昨年3月に札幌地裁が日本の裁判所として初めて『同性婚が認められないことは違憲』と判断しました。
しかしながら今年6月の大阪地裁では『合憲』と判断され、婚姻の目的は男女のカップルが子を産み育てることを想定しているとして原告の訴えを退けました。
ただ、判決内では「憲法が同性婚や、それに準ずる制度を禁止していると解釈すべきではない。国の伝統や国民感情、時代ごとの夫婦や親子関係などを踏まえ民主的に決められるべきだ」と指摘し、今後の社会状況の変化によっては同性婚などを認める立法措置を取らないと憲法違反になりうると言及しました。
同性婚についてみんなに考えてほしい、同性婚なんて自分には全く関係がないと思っている方に「愛し合っていればそれでいい」というわけではない、同性婚をめぐる現状について知っていただきたいとの思いから、この展示会を企画しました。
- <企画のねらい>
日本では、法律上の性別が同じ2人は結婚できません。結婚という法的な保障がないために、暮らしていくうえで様々な問題があり、今現在困っている同性カップルがたくさんいます。例えば、遺産を相続できない、一緒に育てている子どもが法律上は赤の他人になる、パートナーやその子どもの命にかかわるときにそばにいられない、など…。
この展示会では、結婚できない同性カップルの困りごとや、 結婚できない今を同性カップルがより安心して生きるための方法、そして、“いいふうふ” になりたいと願う同性カップルの想いを紹介します。
たくさんの人に同性婚への理解を深めていただくと同時に、いま結婚できなくて困っている同性カップルのみなさんへより安心して生きられる方法をお伝えします。
昨年11月22日~24日に大阪で開催した「私たちだって”いいふうふ”になりたい展」は3日間で来場者は346人。
ニュース番組の特集にも取り上げられ、LGBTQ当事者の方はもちろん、同性婚について詳しく知りたいと思っていた方やLGBTQの人は身近にはいないと思っていた方なども含め、たくさんの方に来ていただくことができました。
中には展示された同性カップルの手紙を見て涙を流される方も…。
「すごく行きたかったのに会期・開場時間が短くて行けなかった」「すごく良い企画なのでもっとたくさんの人に見てもらいたい」「継続的に開催してほしいし、ほかの地域での開催もしてほしい」という声をたくさんいただき、今回、西宮市さんとの共催という形で開催することになりました。
今回は展示会場が広くなり、昨年度よりも展示物を大幅に増やしてより分かりやすくお伝えします。
- <展示内容のご紹介>
■同性婚についての基礎知識を解説
イラスト付きの解説パネルで同性婚について解説・紹介。「同性婚はなぜ必要?」「同性パートナーシップ制度との違いは?」「誰が何に困ってるの?」「世界の状況は?」そんな声にお答えします。
■同性カップルがより安心して生きるための方法を紹介
同性婚を願いつつも、同性婚がいつ実現するかは分かりません。結婚できずに困っている同性カップルに向けて、今の日本の状況(法律)でより安心して生きられる方法を紹介します。パートナーシップ制度や遺言・任意後見制度について詳しく解説し、ある同性カップルによる実物の公正証書遺言を展示します。
■「あなたと“いいふうふ”になりたい!」同性カップル12組のラブレター
ゲイ、レズビアン、子育て中、国際カップル、トランスジェンダー…。さまざまな立場の同性カップル11組それぞれに、結婚についてのメッセージをパートナーに宛てて書いてもらいました。パーソナルストーリーを目にしていただくことで、同性婚についての理解がぐっと深まるはずです。
■届け!同性カップルからのリアルな声
展示会にちらばる吹き出しPOPは、実際の同性カップルから寄せられた生の声です。手書きいただいたコメントからは切実な思いが伝わるはず。解説パネルの理解も深めてくれます。
■同性カップルのイラストの展示
イラストレーターmoriuoによる結婚をテーマにした同性カップルのイラストを集めて展示します。
moriuo:LGBTQメディアを中心に雑誌や、冊子、ポスターなど数多くのイラストを手掛けるLGBTQ当事者(ゲイ)のイラストレーター。 ゲイのカップルや、同性婚・家族・子育てをテーマに独特の優しいタッチで描い たイラストがSNSで話題になり、オリコンスタイルやヤフーニュースで取り上げられ、それを機に様々な一般企業で多様性をテーマにした作品制作や、ダイバーシティー展示、ラジオ出演、講演などを行う。
●開催期間中は、主催団体カラフルブランケッツのメンバーが会場内におりますので、ご質問等にお答えすることが可能です。
*顔出しNGなメンバーもおりますので、写真を撮られる場合は本人にご確認をお願いします。
- <同時開催企画>
●8月20日(土)15:00~17:00 同会場内411学習室にて
講演「同性婚はなぜ求められているのか」*質疑応答あり
講師:井上ひとみ(特定非営利活動法人カラフルブランケッツ理事長)
●8月20日18:00~20:00
LGBTQユース向け居場所づくり事業「サードプレイス~第三の居場所~」
運営:学生団体Q-Losik
- <LGBT-Allyサミット#14に参加します>
今回の「私たちだって”いいふうふ”になりたい展」のプレイベントを兼ね、株式アウト・ジャパン主催のオンラインイベント・LGBT-Allyサミット#14に参加します。
*詳細やお申込みはこちら
https://www.outjapan.co.jp/event/2022/2112.html
サミット当日は展示会で展示予定の「結婚できなくて困る事の例」などを具体的なエピソードを含めて紹介するほか、このイベントをはじめたきっかけなどをお話する予定です。
またサミットにはYoutubeでゲイカップルの日常を発信しているカネ&コッフェさんも参加予定です。
<KANE and KOTFE>
https://www.youtube.com/channel/UCIAddIka4Sd2vKy0Yw3TQhw/featured
- <前回開催時の報道・メディア掲載>
■TV媒体
・カンテレ 報道RUNNER 2021.11.22
『私たちも「ふうふ」と認めて 同性婚実現を願う2人法律上は赤の他人…家族としての安心得られず』
https://www.ktv.jp/news/feature/2111212/
・NHK ニュースほっと関西 2021.11.22
『いい夫婦の日 “同性カップルに理解を” 大阪で展覧会』
・読売テレビ 2021.11.22
『いいふうふの日 同性カップル団体が展示会』
■ 新聞・WEBメディア
・毎日新聞 2021.11.19
https://mainichi.jp/articles/20211119/ddl/k27/040/304000c
・Cococolor 2021.11.22
https://cococolor.jp/2021_11_22_marriage_211122
・Yahooニュース(カンテレ報道RUNNERを記事化)
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共催:西宮市
後援:公益社団法人Marriage For All Japan
協賛:OUT JAPAN Co.,Ltd
(7月14日現在)