学観連は、観光を学ぶ学生の交流や大学では学ぶことのできない実践的な活動を通して学生の視点から観光の新たな可能性を見出す学生団体で、学観連では「もっと観光を知りたい」、「意欲ある学生と話してみたい」という思いのある学生同士が交流できる場を提供し、観光に関わる様々なプロジェクトの企画運営を行っている。
今回、草津温泉で開催された11回目にあたる本プロジェクトへは桜美林大学、明海大学、東海大学、杏林大学、川村学園女子大学、文教大学、跡見学園女子大学の7校から計24名の学生が参加した。
学生たちは9月5日の開校式を終えた後、受入施設であるホテル櫻井、奈良屋・草津ナウリゾートホテル、ホテル一井、喜びの宿 高松、ホテルヴィレッジの6施設へ5グループに分かれて配属され、旅館・ホテルでの業務に従事し、経営者や従業員との意見交換会などを実施した。
8日には、プログラムの一部として、草津町観光協会事務局長の福田俊介氏による「草津温泉の現状の取組みと今後について」と、草津町DMO人材育成部会副部会長の中澤牧子氏による「草津温泉の人材育成への取り組みについて」の基調講演を受け、草津温泉の課題や取組み、未来について学んだ。
また、フィールドワークでは「夜の湯畑」を体験したりするなど、学生たち自身も観光客目線で草津温泉を体験する事で、受け入れる側と観光する側の双方の視点から草津温泉の現状を掘り下げた。
最終日である10日には、各グループが自分たちの配属された施設で行われている取組みや魅力、課題とその解決方法、なぜ草津温泉が観光客に選ばれるのかなどについて発表し、6日間を通して感じ学んだことを発表した。
【開催にあたって】
本プロジェクトは第一回の開催から、通常毎年開催していますが、新型コロナウイルスの影響を受け、開催できない年もありました。
今期(令和3年・4年度)は第10回を東日本大震災による被災から10年経った岩手県宮古市にて開催し、震災からの復興・コロナからの復興を考える機会とさせていただきました。
そして今回の第11回では観光客から選ばれ続ける草津温泉で「なぜ草津温泉は選ばれ続けるのか」「草津温泉が取り組み続けていること」などを、実際に宿泊施設で働き体験し、経営者や従業員の皆様から聞き、観光客として草津温泉を観光することで知る。そんな学びの場となったと思います。
コロナ禍を抜け、ようやく観光にも光が差しはじめた頃ですが、2年半で受けた影響から回復・復興するにはまだまだ観光を発展させ、盛り上げていく必要があります。
今回のプロジェクトと通して学生たちが学び、感じたことは観光産業の明るい未来を創るきっかけになり、宿を経営する私たちにとってもかけがえのない経験になったと実感しています。
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全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部 第25代青年部長 星 永重
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