そんな「日本城郭検定」が第21回を記念して初のフォトコンテストを開催!一般のお城好き・写真好きの方々から投稿作品を募集し、「天守/櫓/門/石垣/わたしだけの見どころ」の5部門に合計1,700件以上の応募がありました!各部門ごとに大賞1作品・優秀賞5作品の計30作品を豪華審査員陣と検定運営事務局で選出いたしました!
普通のフォトコンテストとはひと味違う、お城・歴史が大好きでたまらなく、こだわりも知識も豊富な方々が撮る写真を是非ご覧ください。
◇城の魅力を余すことなく堪能できる!各部門の大賞作品を発表!!
<天守部門 大賞>
受賞者:noguchibiyousituさん
朝焼けに燃える松本城を見事に捉えた作品が選ばれました。
松本城は天守が現存する12城のうちの1つ。その中でも五重の天守を持つのは、ともに国宝である姫路城と松本城の2城のみ。北アルプスの雄大な景色の中に立ち、黒漆塗りの下見板と白漆喰の壁部のコントラストや、周囲を取り巻く水堀の水面に映る天守群の姿は、歴史文化的重要度もさることながら、その外見の美しさから多くのお城好きからの人気を集めるお城です。
今回のフォトコンテストでも、非常に多くの投稿がされていた松本城ですが、今回こちらの作品は早朝にカメラを構え、朝焼けが松本城を照らすその一瞬を待ち構えて見事に写真に収めたそのこだわりとお城熱が、大賞に選ばれたポイントでした。
<櫓部門 大賞>
受賞者:nanazoさん
大和郡山城の追手向櫓と桜のコントラストが素晴らしいこちらの作品が選ばれました。
続日本100名城にも選ばれる大和郡山城の追手向櫓は昭和期に再建されたもの。さらに大和郡山城は「日本さくら名所100選」にも選ばれており、桜が最初に植えられたのは豊臣秀吉の実弟・豊臣秀長入城の頃といわれています。「当時の人たちもこの美しい景色を楽しんだのだろうか」と様々な想像を膨らませてくれる1枚です。
<門部門 大賞>
受賞者:gindrinkerさん
高知城追手門の飾り金具を写したこちらの作品が受賞。
高知城は現存している天守についつい注目してしまいますが、この追手門も実は国の重要文化財に指定されており、見どころの1つです。そんな高知城の追手門に取り付けられている飾り金具「乳金物」は単なる装飾ではなく、扉の中を貫通している金物を隠す役割もあり、実用性もある金具です。
そんな昔の人々の知恵や技術、そして美的感性が感じられたため大賞に選出されました!
<石垣部門 大賞>
受賞者:そうすけさん
小里城に残る多角形の天守台を収めた作品が選ばれました。
小里城は岐阜県瑞浪市に残る城址で、織田信長が岩村城攻略のために造らせたが、完成前に岩村城が陥落したため、途中で築城が中止になったといわれています。織田信長の多角形天守台といえば安土城が思い浮かびますが、その類似性から「信長が安土城の試作として造らせたのでは」と考察されるほど。
非常によい状態で残っておりますが、対称にその苔むした姿から過ぎた年月も感じられる、素晴らしい作品です。
<わたしだけの見どころ部門 大賞>
受賞者:【城郭道】たっきーさん
こちらはお祭りで撮影された1枚。彦根城表御殿付近の腰巻石垣で鉄砲隊が火縄銃を放つ瞬間を収めた写真です。旧彦根藩二代藩主の井伊直孝は、大坂冬の陣において徳川方の先鋒を務め、井伊の赤備え鉄砲隊の活躍により勝利を導いた功績を残しているため、彦根城と鉄砲隊は切っても切れない関係です。
火縄銃が実際に使われているところなどなかなか見ることができない現代において、このような催し物で実際に目にすることができるのもお城のいいところ。こういった催し物のタイミングに合わせてお城を訪れるのも1つのお城の楽しみ方かもしれません。
◇審査員講評
皆様、今回の「お城フォトコン2022」はいかがでしたでしょうか。
各部門大賞と併せて優秀賞作品を「お城フォトコン2022」公式サイトにて公開中ですので、是非そちらもご覧ください。また、入賞を逃してしまった作品もTwitter、Instagramそれぞれで「#お城フォトコン2022」で検索すると応募いただいた写真をご覧いただけます。城の素晴らしさを再認識し、その時その瞬間にしか切り取れない写真としての魅力あふれる作品ばかりです。ぜひこのフォトコンテストを通じて、城好きが増え、城により深く興味を持ってくださる方が増えることを願います。
■お城フォトコン2022公式サイト: https://www.kentei-uketsuke.com/shiro/photocon/
◇第21回日本城郭検定が特別に申込締切を延長中!
お城の歴史的背景や建造物としての特徴などを知った上で撮影した方が、より素敵なお城の写真が撮影できるのではないでしょうか。これを機会に日本城郭検定の合格を目指し、お城の勉強をしてみませんか?さらなる知識をつけて、お城撮影を存分に楽しみましょう。
現在、第21回日本城郭検定がご好評につき申込締切延長中です!
開催日は11月13日(日)です。ご自宅で受験可能なオンライン検定も実施いたします。まずはお気軽に初級(3級)からチャレンジしてみるのはいかがですか?
■開催日:2022年11月13日(日)
■開催エリア:東京/名古屋/大阪/オンライン
■実施級:3級/2級/準1級
■申込延長締切日:2022年10月13日(木)
■日本城郭検定公式サイト:https://www.kentei-uketsuke.com/shiro/