「タドれるカシミア」はカシミア山羊の原毛採取からオンライン販売に至るまでのすべての工程における原価を開示し、誰にいくら届くのかを購入者が知ることができる商品です。さらに当社のブロックチェーンソリューションを活用することで、お金の支払い先と金額を改ざんできない状態で証明します。
「タドれるカシミア」は商品が完成するまでのストーリーやお金の支払い先をたどることができる当社の「タドれるシリーズ」※1の第5弾です。
「タドれるカシミア」特設サイト
https://updater-blockchain.jp/cashmere
※1
第1弾 タドれるチョコ https://minden.co.jp/news/2022/01/28/5997
第2弾 こどもと森の未来プロジェクト https://minden.co.jp/news/2022/05/24/6629
第3弾 支援金をタドれるバッテリー https://cheero.shop/pages/donation
第4弾「葉山コーディアル」赤紫蘇シロップ https://updater-blockchain.jp/hayamacordial
1. 背景 -モンゴル出身インターン アリウンさんの問題意識がきっかけ-
「生産者の収入安定が、遊牧民の暮らしも地球環境も守る」「タドれるカシミア」は、日本の大学に通うモンゴル出身の当社インターン アマルバヤル・アリウンジャルガルさんの「カシミアが適正な価格で取引されていない」という問題意識がきっかけで誕生しました。
世界のカシミア採取量のうち、約半分はモンゴルで生産され、モンゴル国民の3分の1がカシミア産業に従事しているといわれています。カシミア人気の高まりによって、モンゴルではカシミア山羊の過剰放牧が起こっており、モンゴルの草原の砂漠化は深刻な問題となりつつあります。
アリウンさん、そして当社は過剰放牧を加速させている要因は、低価格取引による生産者の収入不安定にあると考えています。サプライチェーンの透明化で不要なマージンを無くし、カシミア原毛を製品化して輸出することで、生産者の収入を増やすことができます。当社は「タドれるカシミア」を通じて、生産者である遊牧民の収入安定化につなげ、過剰放牧の抑制を目指します。これにより、モンゴルの伝統産業を営む遊牧民の暮らしと、地球環境を守っていきたいと考えています。
親族に遊牧民がおり、幼少時からカシミア産業が身近だったアリウンさん
2. 「タドれるカシミア」商品概要
「タドれるカシミア」は、カシミア山羊の原毛の採取、整毛、紡績、製造までをモンゴルで行ったモンゴル産カシミアニットです。製造はウランバートルに工場を持つ株式会社Sustainable・Mongolと協業して実現しました。
フーディー(アシンメトリー/モカ)税込23,650円
ニットパンツ(モカ)税込22,000円
ストール(ライトグレー)税込16,830円
すべての商品ラインアップおよび購入はこちら https://updater-blockchain.jp/cashmere
3. ブロックチェーンソリューションで、トレーサビリティを証明
「タドれるカシミア」はカシミア山羊の原毛の採取、整毛、紡績、製造、モンゴルから日本への国際送料、販売、とすべての工程における原価を開示し、販売価格の内訳を1円単位で透明化することで、誰にいくら届くのかを購入者が知ることができる商品です。
当社のブロックチェーンソリューションを活用することで、サプライチェーンにおける製造工程とコストを改ざんできない状態で証明します。これは再エネ事業の電力取引証明で使用する「ENECTION2.0」を応用したもので、インターネット上で広く公開されているパブリックチェーン「Stellar(ステラ)」をベースとしています。当社が胴元アカウントとして、生産者、製毛、紡績、製造など各工程の事業者名でウォレットアドレスを発行します。さらに当社で「TADORiトークン」を発行し、1円=1TADORiトークンに置き換え、各アドレスに送金することで「タドれるカシミア」のお金の取引履歴もブロックチェーン上で証明します。取引のトランザクション結果は購入者もWEB上で確認できます。
- サプライチェーンを可視化するメリット
エシカル消費への注目度が高まるいま、原料の調達先や製造委託先、またコストを可視化することで、透明性の高い企業活動を支援すると同時に、労働搾取や環境破壊につながらない社会づくりに貢献します。
<企業側のメリット>
・環境や人権を尊重した適切な取り組みを行っていることを表明できる
・価格の透明性を担保し、適正価格での市場投入を可能にする
<購入者のメリット>
・自分の価値観に合った企業の商品を選ぶことができる
・購買行動を通して社会課題の解決に取り組める
4.今後の展開
当社はお金の取引履歴を見える化するブロックチェーンソリューションの普及を通じて、環境や人権などに配慮したサプライチェーン構築を目指す事業者の取り組みをサポートします。同時に商品の購入者に対しても支払ったお金の行き先を把握できる体験を生み出すことで、企業と一緒に社会課題を解決する機会を創出していきたいと考えています。
また、「タドれるシリーズ」の商品企画・販売も継続して取り組み、「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指していきます。
5.株式会社UPDATERについて
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。2011年、大手印刷会社で新規事業を担当していた大石英司が、再生可能エネルギー事業会社としてみんな電力株式会社を設立。2016 年に発電所オーナーの顔や思い、ストーリーを公開した電力小売サービス「顔の見える電力」を始め、2020年以降にはWell-being Tech事業「みんなエアー」やオウンドメディア/EC「TADORi」などを開始。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、独自のブロックチェーン技術を基盤とした「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す。2020年、第4回ジャパンSDGsアワード SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞。
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石英司
設 立: 2011年5月25日
資本金: 13億498万円(資本準備金 20億3,918万円) ※2022年3月31日現在
事業内容:Climate Tech事業「みんな電力」、Well-being Tech事業「みんなエアー」等
コーポレートサイト : https://minden.co.jp/
6.本件のお問い合わせ先
<商品やブロックチェーンソリューションについて>
新事業推進部 TADORiチーム
E-mail :tadori@minden.co.jp
<報道関係>
広報担当 中村(080-7142-5287)佐藤(080-7142-5295)
代表TEL:03-6805-2228(受付時間 平日11:00~15:00)
E-mail :pr@minden.co.jp