イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、2022年10月14日から16日まで開催されるLVMH主催のイベント「レ ジュルネ パルティキュリエール(Les Journées Particulières)」に参加いたします。52ものLVMH傘下メゾンが門戸を開き、普段は一般公開されていない特別な場所を訪れることができる本イベント。フェンディは、新たに開業したフィレンツェ(Florence)近郊カパンヌッチャ(Capannuccia)のレザーグッズ工房と、マルケ(Marche)州フェルモ(Fermo)のシューズ工房を本格的に稼働させます。卓越性の極みとも言えるこれら2つの拠点「フェンディ ファクトリー(FENDI Factory)」に加え、ローマ中心部にある本店「パラッツォ フェンディ(Palazzo FENDI)」に併設されたファーアトリエ、およびプライベートアパートメント「フェンディ プリヴェ (FENDI Privé)」も公開いたします。
新設された2つの「フェンディ ファクトリー」は、ローマのラグジュアリーブランドであるフェンディが、メイド・イン・イタリーの価値を前面に押し出し、クラフツマンシップを次世代にとって魅力的なものにするとともに、企業の社会的責任に献身するために投資する重要性を明確にするものです。両拠点ともに自然光を最大限に活かし、電力の一部をソーラーパネル発電でまかなうなどの取り組みを通じて、できる限り環境に配慮するよう設計されています。さらにカパンヌッチャの「フェンディ ファクトリー」は、名誉あるLEEDプラチナ認証の取得を目指しています。敷地面積が8ヘクタールにもおよぶ同施設は、ブルネレスキ窯跡地の30,000平方メートルを占めます。
カパンヌッチャの「フェンディ ファクトリー」では、同施設の歴史を示す写真を常設展示し、持続可能性を重視するとともに、クラフツマンシップと卓越した職人技に敬意を表する特別企画により、フェンディ「ハンド・イン・ハンド(hand in hand)」プロジェクトで制作した「バゲット(Baguette)」バッグを展示いたします。前例のないユニークなプロジェクト「ハンド・イン・ハンド(hand in hand)」は、イタリア各地の職人たちとの草の根パートナーシップです。イタリア各地の名匠たちの伝統的技能を披露し、彼らが得意とする工芸技術が、このアイコニックな形に新たな解釈を施してきた、フェンディの長きにわたる歴史を継続させてくれるのです。加えて、フェンディとイタリアのファッション名門大学、イスティトゥート・マランゴーニ フィレンツェ校(Istituto Marangoni Firenze)とが協力して実施された「ディス・サイクリング(DIS-CYCLING)」プロジェクトの作品も披露されます。本プロジェクトでは、ニューヨーク(New York)を拠点に活動するアーティスト、サラ・コールマン(Sarah Coleman)が、フェンディのウィンドーインスタレーションで使用した材料の回収に取り組んできた同校の学生たちを指導しました。
永遠の都ローマの中心部に位置する「パラッツォ フェンディ」は、トラベルティーノ大理石など、フェンディのシグネチャーであるローマのコードを体現するように設計されたメゾンの旗艦店です。1階奥のファーアトリエが公開され、ファー職人の手から生まれる特注ファー製品に隠れた驚くべきクラフツマンシップを、レディ・トゥ・ウェアとファーアーカイブの展示とともにご覧いただくことができます。さらに、レザーグッズ職人たちは直営店でバッグの制作工程を実演。ゴルドーニ広場(Largo Goldoni)とコンドッティ通り(Via Condotti)を見渡す高級プライベートアパートメント「フェンディ プリヴェ」も特別に公開いたします。
ローマの「パラッツォ フェンディ」とカパンヌッチャの「フェンディ ファクトリー」では、新たなデジタル体験もお楽しみいただくことができます。高機能3D適応型センサーを搭載した遊び心溢れるタッチレス・インタラクションを通じてシチリアやモリーゼ州のフェンディ「ハンド・イン・ハンド」バゲットを見つけることができます。
靴の生産地として世界的に有名なマルケ州のフェルモに新設されたシューズ工場は、7,000平方メートルにおよび各種製造エリア、オフィスと倉庫を含みます。職人のサヴォアフェールと手仕事を技術的変革と組み合わせるというメゾンのデュアリズム(=二面性)を表現し、環境の持続可能性に常に目を向けています。イベントでは特別なフェンディのアーカイブシューズを展示いたします。
フェンディの活動の場についてより多くを知り、比類なきクラフツマンシップをもつ職人たちと交流して、最高級のラグジュアリーに隠された魔法を発見してください。
Les Journées Particulières 2022
2022年10月14日(金) ~ 16日(日) 午前10時 ~ 午後6時
以下のサイトより、要事前予約
https://www.lesjourneesparticulieres.it/2022/
■レ ジュルネ パルティキュリエールについて
2011年にアントワーヌ・アルノー(Antoine Arnault)の主導で誕生した、LVMHによる「レ ジュルネ パルティキュリエール」は、2022年10月14日(金) ~ 16日(日)に開催されます。これまで数十万人の来場者に対しグループの膨大な遺産と、ひとつの世代から次の世代に受け継がれるLVMHの傘下メゾンのノウハウを公開しました。来場者は、職人技の実現、講演、対話型プレゼンテーションを楽しめるガイド付きツアーに参加。時計職人クチュリエール、パフュームの密封を行う職人、靴職人、セラーマスター、ジュエラー、トランク職人、リドラー、トップ裁縫師、シェフなど、数千人の職人が待つアトリエや施設を訪れて、その熱意や卓越性へのコミットメントを共有し忘れがたい週末を過ごしました。重要イベントのひとつとして、今年は18万人以上の方々をお迎えし、グループのビジネスとノウハウの多様性についてご覧いただきました。本プログラムは、五感を中心として職人のサヴォアフェールとクリエイティビティを、LVMHグループの建築や文化の遺産とともに披露します。ひときわ素晴らしい場所や作品を分かち合いたいという寛大さ、積極性そして希望から、このイベントは誕生しました。