1970年代、ジャン・トゥイトゥーの母親であるオデット・トゥイトゥはアーミッシュクラフトマンシップにインスパイアを受けて素晴らしいパッチワークを作成しました。
アメリカのクラフトカルチャーの女王と呼ばれるソフィー・キャンベルに師事した彼女は1977年にインターナショナルヘラルドトリビューン(現International New York Times)の記事で表彰されました。
30年後、彼女の息子、ジャン・トゥイトゥはイギリスのデザイナーでパッチワークアートに造詣の深いジェシカ・オグデン(Jessica Ogden)とコラボレーションします。
彼らのパッチワーククラフトへの共通の関心から、キルトプロジェクトが誕生しました。
これらのキルトはA.P.C.の残布をフリース生地に縫い付けて作られ様々なパターン、サイズ、カラーで、1つ1つが非常にレアで限られた数量でしか提供されません。
約10年間、A.P.C.の残布はジェシカ・オグデンに委託され、クッションやキルトに作り変えられています。
「無駄なものは何もない、すべてが姿を変えられる」という表明は、キルトの本質を完全に示しています。
キルトプロジェクトはアップサイクルの一部です。
アップサイクルで姿を変えることで、製品に第2の人生をもたらします。
この試みは消費に対してより責任をもったやり方だといえます。製品は再度、もともとの用途とは異なる形で再発明されます。様々な形で消費された素材は、新しい素材を作るために命を吹き返します。
今回発売される第22弾は、2020年:異例の年でした。私たちはかつて経験したことのない事でした。地球が回り続けていることは分かっていました。分かっていたことはそれだけでした。このウイルスで、私達は皆絶滅してしまうかもしれませんでした。
ジェシカ・オグデンが、ジャマイカのオーチョ・リオスの自宅から自分の目の前にあるものを写真に撮り、撮影日時も記録することを決めたのは、ちょうどその頃でした。日時と時刻も記録しました。何故だか自分でも分からないままに。
世界が終わった後に、考古学者のために痕跡を残そうとするようなものでしょうか。これらの写真から、A.P.C.の余剰生地を利用した今回のキルト第22弾は生まれました。つまり、これらのキルトは抽象的な作品なのです。しかし、アートの世界ではよくあることですが、その原点は非常に現実的なものです。今回の作品では、空、雲、海がその原点となっています。第22弾キャンペーンは、光が本当に特別なカナリア諸島のランサローテ島でAlfredo Piolaが撮影しました。
ジャン・トゥイトゥ
A.P.C. QUILTS ROUND22
発売日:2022年10月28日(金)
取扱い店舗: 公式オンラインストア、代官山FEMME店、青山店、神戸店
展開:キルト8型 クッション4型
価格: 31900円~132000円(税込)
オンライン商品ページ : https://www.apcjp.com/jpn/shop/apc/item/list/category_id/486 (10/28 10:00より)
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