タイでは現在、大麻草・ヘンプの品種開発やヘンプの繊維を使った様々なプロダクトの研究や、同国の食品・化粧品メーカーがCBD事業への大きな投資を進めていることがわかりました。
日本国内のCBD・ヘンプ業界の発展に寄与すべく、大麻解禁後であるタイ現地の取り組に関する情報をお伝えいたします。
■背景
昨今世界中で大麻に関する動きが活発化し、「グリーンラッシュ」と呼ばれる市場規模が拡大しています。
タイは2022年現在、東南アジアで唯一大麻産業を合法化した国であり、医療・研究目的の大麻使用が認められています。
そして日本国内においても、9月29日に厚生労働省の大麻規制検討小委員会が開かれ、「医療用大麻の解禁」をはじめとする大麻取締法などの改正の方向性が取りまとめられました。
今後日本でもタイと似た動きになると予想し、動向に注目しています。
■タイの現状
現在、様々な品種の大麻草・ヘンプの研究が進んでおり、利用価値の高い繊維としての品種やCBDが高濃度に含まれる薬用の大麻としての品種の開発も進めていることがわかりました。
また既に、ヘンプの繊維を使った様々なプロダクトの研究がされており、衣類、プラスチックや車体などの複合材、ゴム、飼料・餌など幅広い活用が見込まれています。
同国の食品・化粧品メーカーの大手企業による数億〜数十億の投資が行われており、今後さらに拡大が加速していくと予想されます。
■活動内容
- 在日タイ大使館にて、タイ王国工業省との交流会を実施
タイ国内でヘンプの産業化を探っているタイ王国工業省の方々が来日され、2022年9月1日に東京都品川区の在日タイ大使館に招かれ、ディスカッションを行いました。
タイ工業省が、同国内の法規制や制度設計の役割を担っているため、日本の市場を参考にしたくCBD事業者の実態を知りたいと声がかかりました。
- タイ・バンコクにて開催された学会(Thailand LAB INTERNATIONAL 2022)の東南アジア 大麻ビジネス部門に日本代表として登壇
2022年9月15日にはタイ・バンコクで開かれた学会(Thailand LAB INTERNATIONAL 2022)にゲストスピーカーとして招かれ、弊社 代表取締役 岩間が登壇しました。
各国での大麻を通した独自の活動や、大麻栽培時に品質に与える栽培環境の影響、品質管理体制の重要性、独自の品種の紹介などの発表がされる中で、弊社からはプロダクトやCBD・ヘンプの研究開発などの取り組み、日本における法規制や市場について紹介をしました。
※Thailand LAB INTERNATIONAL 2022とは…
毎年タイ・バンコクにて、アジア太平洋地域における研究所、生命科学、化学産業のための技術革新基盤の統合を目的に開かれる、大規模な学会・展示会です。
国内外の関連業界から200を超えるリーディングカンパニーが出展し、COVID-19パンデミック、ワクチン、医療用大麻に関するトピックを中心に、多くの産業分野を網羅する様々なトピックが、業界の専門家、後援団体、学術機関によって取り上げられました。
https://www.thailandlab.com/
■今後の展望
C&Hは今後、自社ラボにて独自の品質や加工に焦点を当てたプロダクトの開発、CBDの研究やヘンプを使った用途開発に力を入れていきます。
GC-MSやHPLCなどの分析機器を自社で保有し、安心安全の取り組み強化やプロダクト開発を行なっています。 また植物バイオマス領域の研究にも取り組み、地球に負荷をかけないヘンプ由来の資源の創出を目指しています。
研究開発に関する詳細は、こちらをご覧ください。
https://c-h.inc/research_development
【C&H株式会社について】
C&H株式会社は「人と地球のストレスを軽減する」をミッションに掲げ、CBDの研究・製品開発を行うヘンプクリーンテック企業です。2019年の創業よりCBD製品およびヘンプ製品の製造と販売をスタートし、2021年6月には自社製品「RICHILL(リッチル)」の安心安全への取り組み強化等を目的としたCBDの研究所を同志社大学連携型インキュベーション施設D-egg内に設置しました。さらなる国内のヘンプ・CBD製品の開発に取り組んでいます。
会社名:C&H株式会社
所在地:東京都渋谷区宇田川町36-22 1001
代表者:岩間 洸汰
設立:2019年7月
事業内容:CBD製品およびヘンプ製品の製造・販売・研究
C&H Inc.:
https://c-h.inc/
RICHILL:
https://richill.life/
【本件に関するお問い合わせ先】
C&H株式会社 PR宛
https://c-h.inc/3