本年度は世界55の国と地域から241組がエントリー、このうちファイナリストに厳選された19作品を上映し、審査されました。その厳正な審査を勝ち抜き、見事に世界一の称号と賞金200万円を手にしたのは、ハンガリーのEPER DIGITALによる作品「Elemental constructions」でした。
授与式には小池百合子東京都知事も駆けつけ、国際大会の作品を鑑賞後に、プレゼンターとしてグランプリチームへ、栄冠のプライズプレートを授与され、お祝いのコメントも頂きました。
授与式には小池百合子東京都知事も駆けつけ、国際大会の作品を鑑賞後に、プレゼンターとしてグランプリチームへ、栄冠のプライズプレートを授与され、お祝いのコメントも頂きました。
▶ グランプリを授賞したEPER DIGITAL (ハンガリー) からのメッセージ
子供の頃から日本文化は、生活の一部であり、常に私に大きなインスピレーションを与えてくれました。
このような栄誉ある賞を受賞することができ、夢のようです。このような機会を与えてくださった審査員の方々、主催者の方々に感謝いたします。
▼ 2022年度 グランプリほか入賞チーム
●グランプリ(東京都知事賞): EPER DIGITAL (ハンガリー)
●準グランプリ (TOKYO LIGHTS賞) 、オーディエンス賞 ※ダブル受賞: DecideKit(タイ)
●審査員特別賞 : RESORB(ドイツ) ●Tokyo Tokyo賞: Kurbas Production(ウクライナ)
▼大会を終えて──プロジェクションマッピング協会代表/大会総合プロデューサー 石多未知行のメッセージ
「多様性の種を生む映像の祭典が10年目を迎える」
この映像祭典は多様な価値観や新しい表現を生み出す場として10年に渡り育まれ、各受賞作品はまさにその新しい価値を提示していました。
制作テーマの「LIFE」は時流を汲んだ世界的な関心事で、クリエイター達の作品からも様々なメッセージが詰まっていました。命の循環、紛争、生活や価値観の変化といった時代的要素が散りばめられ、それらが融合して美しいショーになりました。
▼ 1minute Projection Mapping Competition について
1minute Projection Mapping Competitionは世界各国から集まるハイレベルで個性豊かな作品を、同じ会場で一度に見ることができる、唯一無二のプロジェクションマッピング国際大会です。毎回異なる制作テーマと、1分台という短いプロジェクションマッピング作品で世界一の称号と優勝賞金200万円を競います。
全世界から注目を集めるこのコンペティションは、上位入賞者が世界を舞台に活躍するきっかけになるなど、世界的にも非常に影響力のある映像祭典です。
▷ 国際大会公式サイト:https://1minute-pm.com/
▼ TOKYO LIGHTSについて
2021年より始まった『TOKYO LIGHTS』は、東京の新しい風物詩として未来へのメッセージを発信する光の祭典です。TOKYO LIGHTSの『LIGHTS』には、未来の可能性を示す「ビジョン」、表現技術を示す「先進性」、これからを担う「人材」、それらを育み集まる「コミュニティ」など様々な意味が込められています。こうした「光」を集め、その化学反応によって輝く希望のメッセージを東京から世界へ届けるイベントです。
目玉となる世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会は、世界各国から集まった作品が聖徳記念絵画館という歴史ある巨大な建物へ投映され、圧倒的で上質な映像体験ができる貴重な機会となります。
光の祭典エリアでは、非日常感のある光の世界を旅する様に、光のアートや先進的なエンターテインメントコンテンツが配置され、エリア全体で多種多彩な体験をすることが出来ます。
▷ TOKYO LIGHTS公式サイト:https://tokyolights.jp/
▼ プロジェクションマッピング協会 について
さまざまなクリエイターを中心に作られた業界団体として、石多未知行が代表となり2011年に発足、2012年に一般財団法人化。プロジェクションマッピング表現の普及啓発、新たな技術による表現フィールドの拡大、行政や地域団体との連携による観光資源の創出や地域ブランディングなどを手掛けています。また表現の追求や人材育成を進め、世界最大級となるプロジェクションマッピング国際大会を長年にわたり実施するなど、国内外で業界の広がりに貢献しています。
公式サイト:https://projection-mapping.jp/