- ウテナとウエルシアグループ(ウエルシア薬局・よどや)が、高知県北川村のパートナーとしてゆず産地を支援
高知県北川村は、江戸時代からゆずの栽培を続ける日本有数のゆずの産地です。日本で初めて青果の状態でEUへ輸出するなど、その品質の高さが評価されています。しかし、人口減少とゆず農家の高齢化・後継者問題など、今後のゆず産業には様々な課題があるのが実情です。人手不足で、収穫時期に実を獲りきれないまま時期を終えなければならない年もあるといいます。
ウテナとウエルシアグループは2019年から、ゆず果実の収穫支援を実施しています。北川村ゆずを使った商品を開発・販売している企業として、その商品に関わる産地が永続的に生産に取り組めるよう支援を続けています。
今回の収穫支援では、ウテナ社員とウエルシアグループ社員が農園の方に指導を受けながら収穫に参加させていただきました。鋭いとげの多いゆずの木に驚きながらも、農園の方々が愛情を込めて育てられたゆず果実を、大切に収穫させていただきました。
<北川村産業政策課のコメント>
北川村のゆず農家は高齢化が進んでおり、普段の栽培はもちろん、収穫の作業は大きな負担になっています。村として、サポートいただく人材集めや、その受け入れ体制の構築が課題だと感じています。今回のように企業の方にご参加いただく機会を通して、支援の輪を広げるノウハウを蓄積していきたいです。また、このような活動でたくさんの方に北川村を身近に感じていただくことができればと思います。
<ウエルシアグループ社員のコメント>
ドラッグストアはお客様に商品をお届けする仕事ですが、このように生産者の方の視点に立って考えることができるのは、とても良い機会だと感じました。中山間地の人口減少は日本全体で問題になっており、誰かがそこにフォーカスして地域を活性化していく必要があると感じています。収穫ボランティアのような非日常の体験をきっかけに、社員一人一人が関心を持てるようにしていきたいです。
<ウテナ社員のコメント>
今回、マーケティング、営業、研究所など、幅広い部署の社員が参加させていただきました。実際に収穫をしてみると、ゆずの木のとげに阻まれたり、高いところの実の収穫は想像以上に過酷なもので、生産者の方の苦労をリアルに感じることができました。これまでも素材を商品に活用することで関わってきましたが、改めて包括連携協定のもとに北川村を支えていく一員なのだと実感しました。
- これまでの取り組み
ウテナは、本来、捨てられるはずだった北川村のゆずの種から良質なオイルを抽出し、2016年からヘアケアブランド「ゆず油」に使用しています。種の有効活用だけでなく、北川村ゆずのブランディングや、ゆず農家支援、子どもたちへのふるさと教育など、様々な課題解決にも取り組んでいます。
2022年5月9日には、北川村×ウテナ×ウエルシア(ウエルシア薬局・よどや)の3者での包括連携協定を締結しました。今後もゆず製品の開発や、ゆず果実の収穫支援など、パートナーとして密接な連携を図り、ゆず産業を中心とした北川村の発展に取り組んでいきます。
- 高知県北川村産ゆず使用 ヘアケアブランド「ゆず油」& ユトワ 洗顔石けん
ヘアケアブランド「ゆず油」は、高知県北川村産ゆずを使用したヘアケアシリーズです。くせ・うねりによる広がりにはヘアオイル、乾燥・ハイダメージによる広がりにはオイルミストと、広がりの原因に合わせたラインナップで、髪の広がり悩みに対応します。
●ゆず油ブランドサイト
https://www.utena.co.jp/yuzu-yu/
2022年11月1日に発売した「ユトワ 洗顔石けん」は、「北川村の良質なゆずを全国の人に知ってもらいたい」という北川村立北川中学校の生徒の想いを受け、化粧品メーカーのウテナとドラッグストアのウエルシアがサポートして共同開発した商品です。爽やかなゆずの香りを楽しみながら、毛穴の黒ずみ汚れなどをすっきり落とすことができます。
●ユトワ 洗顔石けん 紹介ページ
https://www.utena.co.jp/news_campaign/yutowa_20221101.html
●お取扱店についてのお問い合わせ
お問い合わせフォーム:https://www.utena.co.jp/contact/
【ウテナについて】
株式会社 ウ テ ナは1927年の創業から「真心を持って、社会に貢献し、人々の満足を喜びとする」を企業理念とし、社名の由来である花の萼(がく)のように「すべての人の美しさを支えたい」という想いで化粧品を開発してきました。コーポレートスローガン「咲かせよう、まだないキレイを。」には、お客様も気づいていない視点や発想で、新しいキレイを生み出していくことを目指し、真心を込めて商品をお届けするウテナの決意が込められています。これからも人間本来の美しさを追求した身近な生活品「Human care商品」を提案してまいります。