本年度は12月14日(水)~2023年2月7日(火)にかけて5日間で計10講座を開講します(受講料無料)。本日から12月6日(火)までの期間中にオンラインにて応募可能となります。
【本件のポイント】
- 本学アントレプレナーシップ学部の実務家教員及び地方で観光産業事業に携わる経営者が講師として指導
- コロナ禍を経てビジネスモデルの転換が必要である次世代の観光産業について考える
【本件の内容】
東京都は観光関連事業者の経営力向上を図り、観光産業の活性化につなげることを目的として、経営の視点からサービス提供ができる人材の輩出につなげるなど、大学等と連携して観光関連事業に従事する者等に向けた新たな教育プログラムの開発等の支援を実施しています。
昨今、新型コロナウイルスの影響によりビジネスモデルの転換が求められており、次世代の観光産業事業は「供給型」から「需要創造型」への移行が必要になると想定されています。今回、採択された本事業では需要を創造できる、いわばアントレプレナーシップ(起業家のみに定義されず、社会との新しい接点を創り出そうとする精神)を持つ人材の育成を目的としています。アカデミックおよびビジネスフレームワークを通してインプットとアウトプットを繰り返し、アントレプレナーシップの習得を目指すほか、実践のロールモデルとして地域経営に携わるゲストスピーカーによる知見の共有、有志によるスタディツアー、次なる地域経営者が講座受講後も互いに交流ができるコミュニティの組成等を実施する予定です。
最終的には全10講座の動画アーカイブも含め教育コンテンツの開発を試み、プログラムおよび教材の開発を行っていきます。
【2022年度講座 募集概要】
講座名 | ~観光を切り口とした「地域経営」における 「アントレプレナーシップ人材」の育成を目指す~ 観光経営人材育成講座 |
内容 | 東京をはじめとする都市部もひとつの地域として他地域と並列に捉え、 (1)観光産業を従来の主業種(宿泊施設の運営、旅行代理店業、航空業)にとどまらず広く再定義し、 (2)観光産業の発展を切り口として、地域経営を捉える視点を学びます。 アントレプレナーシップの修得を目指すほか、実践のロールモデルとして 地域経営に携わるゲストスピーカーを招き知見を共有します。 |
開催場所 | 対面(武蔵野キャンパス)またはオンライン(ZOOM)形式で実施 |
定員 | 20名程度 ※応募書類内容に基づき受講者を選考します。先着順ではありません。 |
受講資格 | ● 観光関連事業に従事(予定を含む)し、東京都内在住または在勤の方 ● 地域経営を念頭にした観光経営の実践を目指す方 |
受講要件 | 全10講座のうち8講座以上出席可能な方 |
受講料 | 無料 |
募集期間 | 2022年11月22日(火)〜12月6日(火) |
申込方法 | 下記の講座開催案内にアクセスの上、申込フォームに必要事項を入力してください URL:https://emc.musashino-u.ac.jp/news/2022/11/travel/ |
新型コロナウイルス感染症の状況により、全講座オンライン開催または中止する場合があります。
【講座スケジュール】
日程 | 講義形態 | 時間(18:30-20:10) ※初日のみ17:30-19:10 |
時間(20:20-22:00) ※初日のみ19:20-21:00 |
2022年 12月14日(水) |
対面 | 講座1:「アントレプレナーシップ」 講師:伊藤 羊一 学部長 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長/Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長 |
講座2:「半官半X」「観光・自然・教育」 講師:青山 敦士 氏 島根県隠岐郡 株式会社海士 |
12月23日(金) | オンライン | 講座3:「地域活性化」「中小企業」 講師:秋元 祥治 教授 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教員/NPO法人G-net 理事(創業者) |
講座4:「歴史的建造物」「中小企業経営」 講師:立花 千月香 氏 福岡県柳川市 柳川藩主立花邸 御花 |
2023年 1月11日(水) |
オンライン | 講座5:「若者」「社会創発」 講師:池本 修悟 教授 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教員/一般社団法人社会創発塾代表理事 |
講座6:「インターンシップ」「働き方」 講師:細羽 雅之 氏 愛媛県松野町 水際のロッジ |
1月25日(水) | オンライン | 講座7:「クリエイティブ思考」「社会デザイン」 講師:芝 哲也 教授 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教員/一般社団法人クリエイティブ思考協会共同代表理事 |
講座8:「アントレプレナーシップ」「インキュベーション」 講師:小原 嘉元 氏 佐賀県嬉野市 和多屋別荘 |
2月7日(火) | オンライン | 講座9:「コミュニティマネジメント」 講師:粟生 万琴 教授 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教員/株式会社LEO代表取締役 |
講座10:「生活観光」「ゼブラ経営」 講師:松場 忠 氏 島根県大田市 群言堂 石見銀山生活観光研究所 |
【事業運営者プロフィール】
■事業責任者:伊藤 羊一(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長)
日本興業銀行、プラスを経て2015年よりヤフー。現在Zアカデミア学長としてZホールディングス全体の次世代リーダー開発を行う。ウェイウェイ代表、グロービス経営大学院客員教授としてもリーダー開発に注力する。2021年4月に武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)の学部長に就任。
■プログラムコーディネーター:高松 宏弥(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 講師)
東京工業大学環境・社会理工学院博士後期課程に在籍。専門は社会学、エスニシティ論、移民研究。東京工業大学エネルギー・情報卓越教育院、東洋大学国際学部、東京成徳大学応用心理学部にて非常勤講師を務める。東洋大学国際共生社会研究センター客員研究員。
■プログラムコーディネーター:池尾 健(一般社団法人Intellectual Innovations代表理事)
ウェスティン東京にてホテル運営実務に携わった後、渡米。New York University(NYU)にてホテル投資・ファイナンスの修士取得。その後、ゴールドマン・サックス、フォートレス・インベストメント・グループにて、日本マーケットにおけるホスピタリティ投資プラットフォームの構築を主導、数々の事業再生案件に携わる。一般社団法人Intellectual Innovationsでは大学、企業と数々の観光人材育成プログラムの企画、運営を手掛け、2021年年末には博報堂系調査会社による「学生の注目企業2021」にGoogle、メルカリと共に選出される。
【関連リンク】
■武蔵野大学アントレプレナーシップ学部:https://emc.musashino-u.ac.jp/
■武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所:https://www.musashino-u.ac.jp/research/laboratory/entrepreneurship_Institute.html
■詳細・申し込み:https://emc.musashino-u.ac.jp/news/2022/11/travel/
■東京都産業労働局 観光経営人材育成講座について:https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/kakusyu/university/university2/
【武蔵野大学について】
1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設する。2024年の創立100周年とその先の2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。
武蔵野大学HP:https://www.musashino-u.ac.jp