長崎県・島原市の「松本農園」が手掛ける島原百年生姜（左）と新生姜（右）
- 生産者の想いを知ってこそ
「リストランテKubotsu」では、季節ごとに九州各地の旬食材をふんだんに使ったイタリア料理を提供していますが、それを可能にしている理由の一つに生産者との交流が挙げられます。料理長の窪津は自ら産地を訪れ畑や作物を確認するだけでなく、生産者の方々と深くコミュニケーションを取ることで彼らの想いを受け取り、多くのインスピレーションを得ながら料理を作り上げていきます。
長崎県島原市の「松本農園」を訪れた際の窪津朋生と農園の代表 松本綾子さん
2022年夏の長崎県島原市の産地視察では、「リストランテKubotsu」開業当初からお世話になっている「松本農園」へ。松本農園は島原で５代続く農家で、「島原百年生姜」は島原の名産品としても有名。代表の松本綾子さんは島原の有名人で、そのパワフルな活動は九州でも広く知れ渡っています。
「松本農園」のハウス内で青々と育つ7月ごろの新生姜
- 既成概念を打ち破る「新生姜」
実は、これまで「リストランテKubotsu」では松本農園の生姜を使用したことがありませんでした。
その理由について窪津は「松本農園の生姜は、味も香りも本当に素晴らしいです。だからこそ、素材そのものの風味を楽しむイタリア料理との相性が難しい」と考えていました。しかし、この日松本さんに勧められた新生姜の甘酢漬けを試食してその考えが一転。生姜の爽やかさと程よい辛味は、クセの強い魚介にマッチするとひらめきます。
松本さんが漬けた新生姜の甘酢漬けを試食する窪津
「自分一人では考えが及ばなくても、生産者の方とお話しして彼らがどんな風に食べてほしいのかなどを聞くとアイデアが浮かんだりします。生産者の皆さんと楽しく会話することがインスピレーションの源です」（料理長・窪津）。
この日出会った松本農園の新生姜は、後日行われた島原食材を使用した特別ディナーで登場。多くの方に爽やかな旬の味をお楽しみいただきました。これからも「リストランテKubotsu」料理長・窪津と九州各地の生産者との交流は続きます。
- “究極の九州料理”を目指す「リストランテKubotsu」（福岡・天神）
“九州の食材が奏でる唯一無二のイタリア料理”と称される「リストランテKubotsu」。料理長・窪津朋生の料理と食材へのこだわりは、九州各地の生産者のもとへ自身の足で通い、手に取り、味わい、生産者の考えと取り組みに共感することから始まります。納得のいくまで徹底的に吟味した食材で、一皿一皿を表現します。
▼「リストランテKubotsu」
https://www.hiramatsurestaurant.jp/kubotsu/
「リストランテKubotsu」料理長・窪津朋生
窪津朋生（くぼつ・ともき）
1983年生まれ。福岡県出身。2003年に株式会社ひらまつ入社後、東京・代官山「リストランテASO」で研鑽を積み、2009年に副料理長に就任。2011年「リストランテASO 天神」オープンに伴い福岡に異動。2014年、同店料理長に就任。2018年1月、自身の名を冠する新店「リストランテKubotsu」料理長に就任。
「九州の“今”本当においしいものと美しいものを」と九州産の食材や伝統文化にこだわり、妥協のない店作りを貫く。
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［本件に関するお問合せ］
株式会社ひらまつ マーケティング部
担当：小坂知美
TEL : 03-5793-8812／MAIL: pr@hiramatsu.co.jp
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