■背景と目的
新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた県内観光の復興と地域活性化には、県内への訪日外国人観光客の誘客・長期滞在の促進・消費拡大の取り組みは不可欠です。
鳥取県は、2024年の外国人宿泊者(延べ人数)27万人を目標としており、訪日外国人観光客の再開に向けさまざまな取り組みを行っています。
JTBは、「交流創造事業」を事業ドメインとし、地域・社会課題に対して人×場所×交流をデザインすることで地域の課題解決に取り組んでいます。政府の水際対策が緩和され、アフターコロナの鳥取県への訪日外国人観光客誘客のために、2022年10月にJTB鳥取支店はJTBアジアパシフィックと連携し、シンガポールの高島屋で現地の方に鳥取の魅力を発信する観光プロモーションを実施、JTBシンガポールのウェブサイト※1や、SNSで台湾※2やタイ※3の方に鳥取県の観光・食・温泉などの情報を発信し、認知度向上に取り組みました。
両者が協力することで、カニや梨を代表とする豊富な食や、温泉や美しい自然資源を誇る鳥取県の魅力を海外に発信し、認知度の向上と世界各国からの誘客を図ります。
■協定の概要
協定期間：2022年12月14日(水)～2024年3月31日(日) （以後1年更新）
連携事業の対象地域：北米、ヨーロッパ、アジア・パシフィック地域
協定事項と主な取り組み内容：
１．海外における鳥取県のブランド力向上
県内観光資源の発掘・磨き上げ、着地型観光コンテンツの開発、海外におけるっと利権のブランド力向上に向けて双方で取り組みます。
2.海外プロモーションの実施
海外で実施される旅行博への出展や、JTB在外支店と連携して海外のデパート・JTB店舗等で鳥取県産品や観光・アクティビティ素材のプロモーションの実施に取り組みます。また、アジアを中心とした日本好きの外国人をターゲットに日本を紹介しているWEBメディア「FUN！JAPAN（ファンジャパン）https://fj-com.co.jp/ 」とも連携し、鳥取県の魅力を発信します。
3．訪日外国人観光客向けツアーの企画・提案
日本を初めて訪れる外国人観光客にはゴールデンルート（東京・箱根・富士山・京都・大阪を周遊観光するルート）が人気ですが、2019年の観光庁のデータでは、訪日回数が2回目以上のリピーターは地方部の訪問率が高くなる傾向があります。海外の訪日ツアー企画担当者に鳥取県への視察ツアーを実施し、アクティビティなどさまざまな素材を実体験いただくことで、鳥取県を訪問するツアー造成の実現に寄与していきます。
4．現地担当者へのヒアリングと受入体制整備
ＪＴＢ在外支店と定期的なオンラインミーティングを実施し、ヒアリングを基に県内宿泊事業者等との意見交換や受入環境体制についてのアドバイスを行います。訪日外国人観光客のニーズや旅行のトレンドを共有することで旅行先として魅力ある県をめざします。
5.観光人材育成
JTBの海外支店スタッフなどを鳥取県の研修員として受け入れます。研修員が鳥取県の魅力を、県職員が訪日外国人のニーズを、双方向で学ぶことで地域の魅力の磨き上げに取り組みます。
※1 JTBシンガポール高島屋店ウェブサイトに掲載の鳥取県紹介サイトhttps://www.tottori-tour.jp/en/
※2 台湾へのSNS情報発信 https://www.fun-japan.jp/tw/articles/13142
※3 タイへのSNS情報発信 https://www.fun-japan.jp/th/articles/13143
■一般のお客様からのお問合せ先ＪＴＢ 鳥取支店
TEL：0857-22-8851 （9：30～17：30 ※１2/30～1/3及び土日祝休）
