■実施背景
婚姻率の低下や晩婚化により日本の少子化が問題視されています。厚生労働省が発表した今年の1~9月までの累計出生数は調査開始以来最小となり(※1)、少子化の加速が懸念されています。
一方、マッチングアプリの利用者は増加しており、政府統計によると、SNSやマッチングアプリを利用して知り合った夫婦が結婚の13.6%を占める(※2)など、消費者に広く浸透するサービスとして定着しています。出会いをつくるマッチングアプリは恋愛総量を増やすサービスとして、少子化対策の有効な手段の1つだと考えております。
「タップル」では、累計会員数1,500万人を突破し、「タップル」を通して累計5億組のマッチングが成立(※3) するなど、多くの方の恋活・婚活をサポートしてまいりました。これまでも、機械学習を活用したマッチング率向上など、互いの興味を反映するスコアを開発しマッチングの際に利用する取り組みを行ってまいりましたが、より効率よく自分好みの異性との良い出会いを創出できるよう、 この度の共同研究に至りました。
※1 出典:人口動態統計速報(令和4年9月分)
※2 出典:第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)
※3 2022年2月時点
■研究内容
タップルでは男女がお互い気になる相手に”いいかも”を送ることができ、相互に”いいかも”が送られると「マッチング成立」とみなされ、メッセージのやり取りが可能になります。
本共同研究では、マーケットデザインや情報の経済学の専門家である、米イェール大学経営大学院マーケティング学科の上武康亮准教授とともに、ユーザーが“いいかも”を選ぶ条件や情報を収集し、レコメンド精度 の向上や好みの異性を選択しやすくするサポートを図ることでより良いマッチ体験の提供を目指します。共同研究では以下2点の実施により、ユーザーへの影響を調査いたします。
- 異性に対するアプローチのルールを変更することで、レコメンド時にユーザーの選好をより反映させる
- タップルに蓄積されたマッチングに有効な情報をユーザーに提供し、ユーザーがより良い選択をできるようサポートする
今後も「タップル」では1つでも多くの良い出会いの提供を目指し、積極的にサービス開発を行ってまいります。
■共同研究者
上武 康亮
米イェール大学経営大学院マーケティング学科 准教授
2013年米エール大学経営大学院助教授に就任、2018年から現職。2005年東京大学経済学部卒業、同修士課程終了を経て2013年、米ノースウエスタン大学で経済学の博士号を取得(Ph. D.)。専門は計量マーケティング、実証産業組織論、ビッグデータと経済モデルに基づいた消費者行動分析、マーケティング施策分析、政策効果分析。米IBM、JR東日本旅客鉄道(JR東日本)、ZOZOなど日米の企業との共同研究多数。
- マッチングアプリ「タップル」について
「タップル」はグルメや映画、スポーツなどの共通の趣味をきっかけに恋の相手を探せる国内最大規模のマッチングアプリです。2014年5月のサービス開始から、累計会員数1,500万人突破、マッチング成立数は累計5億組を突破し、恋活中の20代の男女を中心に利用されています。安心・安全への対策は業界でも高い基準を設けており、安心・安全なマッチングサービスを評価する「インターネット型結婚相手紹介サービス業認証制度」において「IMS認証マーク」を取得。24時間365日の監視パトロールや公的身分証明書による本人確認、AIを用いた不正利用者の早期検知システム、万が一のトラブルに対するLINE電話によるカスタマーサポートなどを提供しています。
https://tapple.me/
■婚活・恋活マッチングアプリ「タップル」(iOS/Android)
ダウンロードはこちら https://go.onelink.me/FjLw/8zgnzurc
※18歳未満の方はご利用いただけません。
- マッチングアプリ「タップル」安心・安全の取り組みについて
https://www.cyberagent.co.jp/way/info/detail/id=20561