テキスタイル・エクスチェンジは、ファッション・繊維業界全体で気候変動にポジティブなインパクトを与えることを目的としたグローバルな非営利団体です。ブランド、メーカー、農家からなる成長中のコミュニティを、サプライチェーンの初期段階から、より目的にかなった生産へと導いています。
この組織は、気候、土壌の健康、水、生物多様性にプラスの影響を与え、人々と地球を守る、豊かなグローバル繊維産業の創造を目指します。現在、テキスタイル・エクスチェンジには50カ国以上、825以上の会員組織が加盟しています。
主な活動としては企業・団体間の交流イベント(Conference)、ステークホルダーによる素材ごとの話合い(Round Table)、情報の収集・発信などがあります。
また、繊維・素材に関する以下の8つの認証制度を運営しています。
(1) オーガニック製品向けの「OCS(Organic Content Standard)」
(2)、(3)リサイクル素材の利用拡大を目的とした
「RCS(Recycled Claims Standard)」/「GRS(Global Recycled Standard)」
(4) ダウンやフェザーを対象とした「RDS(Responsible Down Standard)」
(5) 羊毛に対する「RWS(Responsible Wool Standard)」
(6)モヘアに対する「RMS(Responsible Mohair Standard)」
(7)アルパカに対する「RAS(Responsible Alpaca Standard)」
(8) 生産の各段階で原則が遵守されていることを確認するための基準
「CCS(Content Claims Standard)」
テキスタイル・エクスチェンジは、2030年までに世界の繊維産業が
繊維と原材料の生産に伴うGHG(温室効果ガス)排出量を45%削減することを目標としています。
【Textile ExchangeのHP】 https://textileexchange.org/
【▼加盟の背景】
チクマは1995年に業界で初めて「環境推進室」を設置し、27年にわたり繊維のリサイクルに携わってきました。このたび、ますます増加・多様化する社会の繊維リサイクルニーズに対応するための準備、繊維の開発、そして自社のバリューチェーンにおけるGHG(温室効果ガス)削減目標の達成を支援するため、国際NPO法人テキスタイル・エクスチェンジに加盟し、幅広い会員企業の一員として活動することとなりました。国内外の幅広い会員企業との交流を通じて、広く意見を交換し、持続可能な社会づくり、繊維産業の創造に反映させていきます。
当社は衣服において労働現場、教育現場のニーズを追及し、SDGsに則した「環境・安全・安心」をテーマとしたソリューション提案に取り組んで参ります。
【チクマグループ各社】
・東洋リントフリー株式会社 https://www.lintfree.co.jp/
・株式会社アバンセユニ https://www.avance-uni.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社チクマ ユニフォーム事業部 担当:山下 将人
email: m-yamashita@chikuma.co.jp
TEL:06-6222-3271(直通) FAX:06-6222-2844
▪企業オリジナル制服製作対応Webサイト:https://chikuma-uniform.com/
▪チクマリサイクルシステムWebサイト:https://www.recycle-system.com/
▪服育Webサイト:https://www.fukuiku.net/
【 補 足 】
◆株式会社チクマ◆
1903年創業の繊維専門商社。
本社:大阪市中央区、代表取締役社長:堀松 渉
主な取扱品目は、ビジネスユニフォーム、スクールユニフォーム、婦人服、の生地素材及び製品。
1995年 環境推進室 開設
2004年 広域認定制度 第一号認定企業
「服育」の理念を提唱
2007年 循環型社会形成推進功労者等「環境大臣表彰」を受賞
2009年 第11回グリーン購入大賞「経済産業大臣賞」を受賞
2014年 北九州市との官民一体型リサイクル事業会社「(株)NCS」設立
2018年 SDGs実現に向けて取り組みを宣言
2019年 企業別注EFウェアの企画・製造・販売を開始
2020年 「チクマとSDGs」を発行
2023年 創業120周年
▪チクマWebサイト:https://www.chikuma.co.jp
◆チクマの「環境推進室」◆
繊維専門商社であるチクマは1995年に「環境推進室」を開設し、環境対応ユニフォームの普及に取り組んでいます。使用済みのPETボトルを繊維に再生利用したユニフォームの導入をはじめ、2004年に環境大臣が認定している『広域認定制度』の 第一号認定 の企業となり、2014年には北九州市に官民一体型古着リサイクル事業で回収・リサイクルした衣服は累計1,480万点以上に達しています。「ユニフォームをゴミにしない」を合言葉に、ユニフォームのリサイクル推進に努めております。
▪チクマリサイクルシステムWebサイト:https://www.recycle-system.com/
◆衣服を通して豊かな心を育む「服育」◆
衣服を通して、コミュニケーションやマナーなどの社会性、環境問題、健康や安全、国際性や様々な文化等に対する理解を深め、「生きる力」や「豊かな心」を育むもうという取り組みです。2004年にチクマが提唱し、教育関係を中心にファッション、環境関連の業界などに広がっています。
▪服育Webサイト:https://www.fukuiku.net/
以上