ニューヨーク州産ワインを輸入・卸販売してきたGO-TO WINE(代表:後藤芳輝 東京都港区)は、スピンアウトとして東京初で国内唯一*のNYワイン専門ショプ&バー『go-to wine shop & bar』(代表:後藤由華 東京都世田谷区)を2022年12月18日(日)にオープンいたしました。
(*2022年12月19日現在当社調べ)
世田谷区経堂をNYワイン文化の発信地に
『go-to wine shop & bar』は本場NYのテイスティングルームやアウトドアシーティングのスタイルを取り入れたショップ&バーです。
経堂は、東京農業大学のメインキャンパスが置かれ、醸造技術の研究や文化が産学共同で育まれる地域です。
また、世界各産地のワインレストランやショップが集まるワイン集積エリアでもあります。
『go-to wine shop & bar』は “NYワイン文化の発信地”をコンセプトとした店舗です。NYワインの専門ショップとしてNYの定番ワインから最新トレンドのワインを販売・提供します。
カジュアルにワインを楽しむNYの食文化とスタイルを体現したバーでは、ワインと共に料理が楽しめます。今後、NYワインの多様な文化やライフスタイルを伝えるため経堂の地域と連携した様々なイベントや情報発信を展開していく予定です。
NYワインのサステナブルな食文化
NYワインは、ニューヨーク州内のAVA(American Viticultural Area)と呼ばれるワイン⽣産地域で作られています。11のAVAに471のワイナリーがある一大ワイン産地で、フィンガーレイクスAVAとロングアイランドAVAの2つが代表的な生産地です。
“ファーム・トゥー・テーブル”という言葉とともに、「地元の食材を新鮮なうちに食卓へ」の考えが世界で普及しています。特に、ニューヨークでは地産地消とサステナブルな食生活を理想とする文化が根付いた地域です。さらに、NYワインは生産体制においても、早くから「環境負荷の削減」「労働者の経済的公平性」「職場の安全性」を追求しています。
NYワインはこうしたサステナブルの思想や背景に支えられたワインです。
ミレニアル世代が求めるNYワインのスタイル
米国のミレニアル世代は、ベビーブーマー世代が好んで飲んでいた西海岸の産地のパワフルで果実味たっぷりのタイプのワインから離れつつあります。
ここ数年のライトでヘルシー、ナチュラルといった食文化が普及したことも、この傾向に追い風となっています。冷涼な地域で作られる繊細でエレガントなNYワインの味わいとサステナブルの思想が、ミレニアル世代の嗜好にフィットしています。
NYワインの生産者が良く口にする言葉に『家で、ふたりで1本飲めてしまうようなワインを造りたい』があります。果実味と酸味のバランスを重視し、食事に合わせられる洗練された味わいが、NYワインの特長です。
NYワインの繊細な味わいは、日本人の食卓でも汎用性高く楽しむことができます。近年、日本でもワインファンの間でNYワインのブームが高まっており、2022年現在のNYワインの取り扱い店舗数は2020年データと比較して、10倍以上の伸びを示しています。(当社調べ)
■『go-to wine shop & bar』について
所在地:〒156-0052 東京都世田谷区経堂1-26-15石塚ビル1階
(小田急線経堂駅から徒歩5分)
Instagram: gotowine.kyodo
- 『go-to wine shop & bar』提供のおすすめ「NYワイン」
【フィンガー・レイクスAVA】
ニューヨーク州産ワインの約90%を産するニューヨーク最大の生産地のワイン
<特徴>大陸性気候でおもに頁岩土壌、生産ワインは白70%、赤30%
<品種>リースリング主体、シャルドネ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリなど
<トレンド>カベルネ・フラン、スパークリングワインなど
【ロングアイランドAVA】
マンハッタンからほど近い沿岸部生産地のワイン
<特徴>海洋性気候で砂や砂利の多いローム土壌、生産ワインは赤70%、白30%
<品種>赤はメルロやカベルネ・フラン、白はシャルドネ
<トレンド>ロゼ、アンオークのシャルドネなど
- その他のおすすめワイン
ドクター・コンスタンティン・フラン ドライ・リースリング
ハーマン・J・ウィーマー ドライ・リースリング
ラモロー・ランディング シャルドネ
ブルックリン・ワイナリー シャルドネ
エレメント・ワイナリー ピノ・ノワール
キューカ・レイク・ヴィンヤーズ カベルネ・フラン
■『go-to wine shop & bar』オープニングイベント
オープニングイベントでは、NYワインブームを牽引するワインコーディネーター『時の輪』『L’AS&CORK』シェフソムリエ 常盤努氏と専門インポーターとして日本でのNYワイン文化を開拓してきた『GO-TO WINE』代表 後藤芳輝、『go-to wine shop & bar』代表 後藤由華によるNYワイン最新トレンドについてのトークが行われました。
後藤 芳輝は、「NYワインは、コーネル大学との産学協同の研究などにより品質が向上し、NYのトップレストランもワインリストに加えている」「アルーコール度数の低めのワインが、ミレニアム世代の嗜好にフィットしており、消費の主力だ。彼らは、これまでの評価に囚われず、自分の好みのワインとSNSなどで偏見なく選んでいる」「日本で単にワインを提供するだけでなく、NYワインの世界観も伝えたくて店舗をオープンした」と述べました。
常盤努氏は「NYワインは、和食のようにバターを多量しない食事に相性が良い」「NYでは地元のものを地元でという“地産地消”の食文化が根付いている。こうしたNYワインのサステナブルな食のスタイルが日本でも普及していけば良いと考えている」と今後の期待を語りました。
後藤 由華は、「和食に合わせやすいNYワインを普段の生活に取り入れてもらいたい。ウォルファーのロゼの花柄のボトルはお祝い事の花束の代わりに使ってもらえる」「go-to wine shop & barはNYの友達のワイナリーのワインを並べている。そのワインを経堂の友達が作ってくれる料理とともに経堂で消費してもらう。私達にとっての“地産地消”とも言える」「また、経堂は、東京農大の醸造科に通う若者がいる。今後、様々コラボしていきたい」と話しました。
イベント登壇者プロフィール
・ワインコーディネーター『時の輪』『L’AS&CORK』シェフソムリエ 常盤 努
フランス・リヨンのポールボキューズ、ベルギー・ブリュッセルのブリュノーなど3つ星レストランで修業。帰国後ベージュ・アランデュカス東京、ケンゾーエステイトワイナリージャパンのマネージャーを歴任。レストランや企業とのコラボレーション、サービスアドバイザー、ワインコーディネーター、ホテルスクール講師等も請け負い、ワインと食で人と人の繋がりを創る活動をしている。
・『GO-TO WINE』代表 後藤 芳輝
空手の指導者として渡米、NYに14年間在住。NYワインに出会いその魅力に取りつかれる。帰国後、専門インポーターとしてNYワイン文化を日本に伝え続ける伝道師の一人。
・『go-to wine shop & bar』代表 後藤 由華
ワシントンD.C.とNYに9年間在住し、NY在住時は国連に勤務。帰国後夫婦で日本初のNYワイン専門インポーターを立ち上げる。翻訳・通訳、他インポーターでの勤務なども経て、NYワインの魅力を直接消費者に伝えるべく開業。
■『GO-TO WINE』について(URL:http://gotowine.jp/ )
GO-TO WINEは、ニューヨーク(NY)州のワインを専門に扱うインポーターとして2013年から日本でのNYワインの日本での普及に努めてきました。代表の後藤 芳輝がNYに14年間在住していた経験とネットワークを活かして、輸入を行っています。急速に進歩を遂げているNYのワインの中から、良質のワインを厳選し、日本の皆さまに紹介しています。
“go-to wine”とは英語で「お気に入りのワイン」という意味です。お客様にとっての”go-to wine”となるようなNYワインを提供致します。現在、フィンガーレイクス地域の9ワイナリーから40種、ロングアイランド地域の4ワイナリーから20種、合計約60種類ほどのNYワインを、日本に輸入しています。