世界の観光産業における持続可能な開発の重要性に伴い、2023年1月に開催される国際観光見本市FITUR 2023は、生態系、環境、地域文化、雇用、富、幸福の源としての社会的・経済的価値を尊重した観光の育成を目指す戦略を推進するための機会を提供する。
FITURは、2023年1月18日から23日まで、マドリードの国際展示場IFEMA Madridで開催される。国際観光産業のパワー、イノベーションとデジタル変革が重要な差別化要因であり、発展の推進力である持続可能な成長への取り組みを推進する。
この持続可能性の観点から、FITURでは、初めて二酸化炭素排出を測定し、次回の開催時にはこれを削減することを正式に約束することに積極的に取り組んでいく。さらに、FITURは、見本市がもたらす可能性のある悪影響を軽減し、意識向上、廃棄物削減、移動の促進を図るため、行動指針や遵守すべき勧告を通じて、企業や専門家の持続可能な参加を促している。
FITURへの持続可能な参加は、Responsible Tourism Institute(ITR)との協力によるSustainable Stand Awardsでも強調されており、FITURでの出展が国連の持続可能な開発目標に沿ったものとなるよう、出展者の努力を評価することを目的としている。
FiturNext Observatory
持続可能性の観点から優れた観光の実践を推進するFiturNextは、観光がいかに自然環境の再生に貢献できるかに焦点を当てた2023年チャレンジの受賞を発表。Plogging Tour、Grupo Iberostar、Green Pepper Travelは、それぞれ、陸上環境の再生、水中環境の再生、環境再生の管理と促進の3つのカテゴリーで受賞。受賞したプロジェクトは、より意識的で責任ある旅のあり方、地域社会の参加を得て、訪問先の自然環境の再生に貢献するものであることにおいて共通している。
授賞式は2023年1月18日12:30(中央ヨーロッパ時間)より行われ、再生観光や自然環境保護に関する専門家によるプレゼンテーション、講演、ラウンドテーブルディスカッションが行われる予定。 また、FiturNextは2023年の報告書を発表する予定。
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