世界最古の商業コーヒー抽出文化をもつエチオピアのコーヒー抽出器具と コラボ企画
『コーヒーにまつわるうつわ展』を開く
サザコーヒーの鈴木太郎代表(53)は、コーヒー買い付けのためにコーヒー豆生産地をまわりコーヒー豆買い付けの他にコーヒー消費の喫茶文化(カフェや家庭消費など)に積極的に触れている。コロナ前にも何度も通ったエチオピアは世界でもっとも古いコーヒーの生産地であり消費文化もおもしろい、と云うのはエチオピアのコーヒー抽出器具と茨城の陶芸文化には共通性があり、どちらも土で作られた土器とか陶器というものでできている。
サザコーヒーの鈴木太郎はコーヒー屋としてスペシャルティコーヒーのサイフォンコーヒーやドリップコーヒーの競技会に長く関わり扱い、また筑波大学の大学院生としてコーヒーを農作物として扱いコーヒー豆に10%以上含まれる『コーヒーの油』がおいしさの秘密ではないか?と今回の企画を茨城県笠間市にある茨城県立陶芸大学校と駐日エチオピア大使館の協力で展示が行われる。
サザコーヒー本店(10:00〜20:00、オーダーストップ19:30)
ギャラリーサザ (サザコーヒー本店内10:00〜18:30、月曜日は15:00まで)
★ エチオピアコーヒーセレモニーは1月17日13:00より
サザコーヒーはコーヒー豆やコーヒーとしてバリスタを使ったコーヒーの提供をしているコーヒー会社だが、コーヒー文化として他のコーヒー消費国のコーヒー消費を文化として捉えてコーヒーの提供を行っている。
1月17日から23日までの「コーヒーにまつわるうつわ展」期間中は、サザコーヒー本店でコーヒー消費文化として最も古い部類のエチオピアのコーヒー文化のコーヒーの提供を行う。
また、サザコーヒーに併設されているギャラリーサザでは駐日エチオピア大使館の協力で1月17日13:30からサザコーヒーのギャラリー展示区域内でコーヒーセレモニーと呼ばれるエチオピア式のコーヒーの提供を行う。(ギャラリーサザ一般入場無料)
エチオピアコーヒーは世界最古のおもてなしコーヒーとして「コーヒーセレモニー」という素焼きの抽出器具を使いコーヒーを抽出して客人に振る舞う文化があり、サザコーヒーの鈴木太郎はエチオピアでモカコーヒーを買付旅行の際に何度もエチオピアで「コーヒーセレモニー式」のコーヒー飲んでいる。
エチオピアのコーヒーセレモニーとは、コーヒー生豆を焙煎し素焼きの「ジャバナ」と呼ばれるコーヒーポットに「モカ」コーヒーの粉を投入しさらに直火でコーヒーを炊き抽出したコーヒーをエチオピア式のコーヒー茶碗に注ぎ皆でコーヒーを楽しむ一連の儀式的な動作だが、想像以上にコーヒーの甘さと香りが他の抽出方法より多く感じるのでサザコーヒーのコーヒー提供方法に取り入れたいと思って今回の展示を行う。
サザコーヒーではコーヒー豆の持つ香りやうまみの潜在能力を最大限に引き出すために、現在家庭で抽出されている紙フィルターを使用したペーパードリップ方式以外に、サイフォン方式や、エスプレソ機械を使用したバリスタが提供するコーヒーなどいろいろ試しているが、コーヒー豆の中に含まれているコーヒー油(重さ比で約10%含有)がコーヒーの液体の中に多く含まれた方が旨味を感じることがわかっているが、ドリップ式やサイフォン式よりも洗練された味ではないが、本質的なコーヒーの旨味を感じるエチオピア式コーヒー抽出方法に魅力を感じている。アフリカ大陸と紅海をまたいでアラビア半島などでは金属製の蓋が開いた抽出器具を使用され加熱されているが、陶器や土器の土からくるおいしさの秘密に取り組んでゆきたい。