- 建替の背景と目的
「ホテルニセコアルペン」は1986年の開業以来、スキー場の中核ホテルとして地域の皆様をはじめ多くのお客様にご利用いただいております。近年は一部客室の改修や設備更新等を都度実施しており、今後のエリア価値向上に向けた施設の大規模改修含め検討して参りましたが、各種調査及び施設の老朽化状況等を踏まえた結果、建替える方針といたしました。
「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」ではスキーシーズン以外の地域活性化を企図した、サマーゴンドラの運行やマウンテンバイクコースの整備など取組みを強化しておりますが、今回の建替によってリゾートコアに位置するスキー場の中核施設として滞在の魅力向上に寄与するとともに、オールシーズン型国際リゾートの実現に向け、今後も多くのお客様にご利用いただきたいと考えています。
建替後の施設は100室以上規模のホテルコンドミニアムを想定しており、2026年冬の開業を目指し計画を推進してまいります。
- ゲレンデ直結 新ゴンドラ目前のホテルコンドミニアム誕生
ホテルニセコアルペンが位置する場所は、ニセコ東急 グラン・ヒラフスキー場にスキーイン・アウトが可能な一等地であり、2024年冬に架け替え予定の新ゴンドラの目前でもあります。新築予定のホテルコンドミニアムでは、抜群のロケーションを最大限に活かし、より快適で環境に配慮した上質な滞在空間を創出します。また、倶知安町が予定しているひらふスキー場第1駐車場整備事業を含めたリゾートコアとしての位置付けを担う宿泊施設として、賑わいを形成する取り組みを施設計画にも反映させていきたいと考えています。施設名称や概要、販売開始時期等については詳細が決まり次第お知らせいたします。
- Value up NISEKO 2030について
2030年に向け持続可能な発展を目指すリゾート、選ばれ続けるデスティネーションとして、世界に通用する「NISEKO」ブランドを行政・地元企業・地域の方々と連携して、課題解決やエリアの活性化を企図したまちづくりプロジェクトです。2022年10月に北海道倶知安町と「スキーの町宣言50周年を契機とするオールシーズン型国際リゾートの形成に関する包括連携協定」を締結し、スマートリゾート推進のほか、スキー場の索道更新などのハード面整備だけでなく、オールシーズン化に向けた施策などソフト面の取組みも地域連携を強化して取り組んで参ります。なおプロジェクト第1弾はニセコで最も輸送実績のあるリフトの架け替えを決定し、ソフト面の取り組みとして今冬シーズンより”ファーストトラック”の権利を付した国内初のスキーNFT「ニセコパウダートークン」の実証実験を開始するなど、今後も複数の取り組みを推進していく予定です。