「福知山の変」とは、広告界で活躍する市内外のクリエイターと市役所職員がタッグを組んで、まちの礎を築いた光秀を超えていくような挑戦をし、このまちに変化をもたらす人を紹介する、市民参加型のシリーズ企画です。新聞全面広告やポスターを通じて発信しています。
今回の“変化人”は、大阪から福知山へ移住して農業を始め、水害を乗り越えて今や都市圏でも話題のトマトジュースを開発したトマト農家、「小林ふぁ~む」代表の小林加奈子さんです。女性初の京都府指導農業士で、多くの女性起業家賞で入賞、また京都府北部で一次産業に携わる女性のグループを発足するなど女性農業者をつなぎリードする存在として活躍しています。そこで、世界中の女性のさまざまな分野での功績を祝う3月8日の国際女性デーにあわせての発表となりました。
「福知山の変」のビジュアルは、“変化人”の頭の中を表しています。今回は小林さんのトマトをはじめ、一次産業女性グループ「のらXたん ゆらジェンヌ」メンバーである福知山市の女性農業者たちが育てた個性的な野菜を9種類組み合わせ、カラフルな帽子をつくりました。そして「ヒト・モノ・コトをつないで農業をもっと元気にしたい」と題し、元々はひとりでこなすのが好きなタイプだった小林さんが、水害を転機に人の縁の大切さに気付き、「ひとりではできなくても、得意を補い合うことでできることがある」と挑戦を続けるストーリーを掲載しています。
小林さんは、完成したポスターを見て「この街が、みんな自分らしく生きることができるカラフルな街になりますように」などとコメントを寄せています。
- 「福知山の変」その四
「ヒト・モノ・コトをつないで農業をもっと元気にしたい」
小林加奈子さん 【小林ふぁ~む代表】(55歳)
こばやし かなこ|大阪府出身、福知山市在住。
大阪で学習塾を25年間経営した後、2015年に福知山市に孫ターンし、夫妻で農業をスタート。女性初の京都府指導農業士。奥京都(京都府北部)で一次産業に携わる女性グループ「のらXたん ゆらジェンヌ」発起人。京都女性起業家賞 近畿経済産業局長賞、LED関西 オーディエンス賞、農業女子アワード ベストウーマン賞ファイナリスト。23年1月、生産者と食卓をつなぐ新ブランド「Nora dish 奥京都」を立ち上げる。
▼小林加奈子さんコメント
福知山は、農業を始めていろいろ挑戦する私をいつも暖かく見守ってくれました。だから今度はこの福知山で新たに挑戦する人を私も一緒に応援したい!そんな思いで「福知山の変」に参加させていただきました。
私の頭を飾るのは、福知山の農業女子達が育てるカラフル野菜です。個性あふれる野菜も集まるとこんな素敵な帽子になる!街も同じですよね。この街が、みんな自分らしく生きることができるカラフルな街になりますように。
*野菜=トマト、ピーマン、バターナッツ、ナス、インゲン、タマネギ、サツマイモ、オクラ、万願寺とうがらし
▼展開
○地元新聞(両丹日日新聞)への全面広告(3月8日付)*国際女性デー
○ポスター掲出(順次) 小林ふぁ~む(福知山市六十内)/JR福知山駅コンコース北口ビジョン/福知山城天守閣/福知山市立図書館中央館(常設掲示のほか、3月21日~31日は「みつひデー展」2Fサービスカウンター前にて開催)/福知山市役所など
- 「福知山の変」 ステートメント(声明)
明智光秀を超えていけ
福知山に、ゼロからまちをつくった明智光秀。
由良川の治水、経済の発展、そして福知山城。
彼の挑戦心は、福知山を変え、そして私たちの中で今も生きつづけている。
2022年に市制85周年を迎えた福知山。
今、変化を起こすチャレンジャーがたくさん生まれている。
「福知山の変」は、彼らの挑戦を紹介し、その輪を広げていくプロジェクト。
どんな小さなことからでも。誰もがチャレンジできる社会に変えていきたい。
きっと、明智光秀だって、はじめの一歩はどきどきしたはず。
このプロジェクトが、あなたの挑戦のきっかけになれば、うれしい。
さあ、いっしょに、一歩ふみだしていきましょう。
「福知山の変」、始まる。
- 「福知山の変」これまでのシリーズ
まちの礎を築いた光秀から受け継ぐ「まちづくりへの挑戦心=光秀マインド」を掲げる本市の「光秀マインドプロジェクト」Vol.3として、光秀そっくりさん公募の後、2022年6月2日(本能寺の変が起こった日)に始動。新聞全面広告やポスターを通じて発信し、グッズやふるさと納税にも展開しています。福知山市での挑戦の輪と、それを応援する輪を広げることを目的としています。
■「福知山の変、始まる。」篇
明智光秀そっくりさんコンテストグランプリ 秋山 蒼さん【福知山公立大学4年生】
あきやま そう|静岡県出身、福知山市在住。福知山公立大学4年生。福知山市が募集した「明智光秀そっくりさん」に家族の推薦で応募、50名の中から選ばれる。「将来はいろんな人を支える仕事がしたい」と日々勉強に励んでいる。
■その壱 「持続可能な音楽との出会いを創りたい」
吉田 佐和子さん【クラリネット奏者/起業家】
よしだ さわこ|福知山市出身、現在は福知山市と大阪の2拠点生活中。株式会社Locatell代表取締役社長。(一社)福知山芸術文化振興会代表理事。(公社)福知山市文化協会理事。クラリネット奏者として2枚のアルバムを発表。地域と文化芸術をつなぐアーツマネージャーとして、社会課題を解決する様々な分野の企画プロデュースを手がけている。
■その弐 「福知山出身を誇りに思えるまちにしたい」
岩城 四知さん【SomAbito代表/キャンプライフクリエイター】
いわき よつとし|福知山市出身、在住。デザイナーズキャンプブランドSomAbito(ソマビト)代表、クリエイティブディレクター。日本・アジアでクラフトワークショップを開催。テレビ番組、CMにも出演。ライフワークであるキャンプを通し、「奥京都」の魅力を伝えている。22年夏、福知山市内の廃校を利活用した「ソマビトノースヒルズキャンプ場」をオープン。
■その参 「“役に立ちたい”が“やりたい”につながる」
佐々井飛矢文さん 【第七代大江山鬼そば屋 共同店長】
ささい としふみ|埼玉県出身、福知山市在住。第七代共同店長として中村麻美さんとともに老舗「大江山鬼そば屋」の伝統をつなぐ。学術博士。家政学・デザイン学等の国際学会で活躍。料理、作詞作曲、小説執筆、作画、裁縫、鉄道や自動車などの多趣味を生かし、経営を再建。様々な学校や地域で、移住や性的少数者に関する講演を行う。通称「なゝ姫」。
【福知山の変HP】 https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/promotion/hen.html
公式グッズ「福知山の変ポロシャツ」
5色/1,800円(税込)/2022年度は販売終了、2023年度販売については春に発表予定
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/promotion/hen-poloshirts.html
ふるさと納税返礼品 その弐で登場した「SomAbito 焚き火台 別注モデル」
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/promotion/50868.html
- 「福知山の変」 クリエイティブスタッフ
▼クリエイティブディレクター・コピーライター
佐藤 舞葉(さとう まいは)さん(コピーライター/CMプランナー)
東京都出身、2019年より福知山市在住。au三太郎シリーズ「みんながみんな英雄。」で日本最高峰の広告コピー賞「TCC賞」グランプリなど多数受賞。福知山に暮らしながらコカ・コーラ「この瞬間が、私。」、大阪ガス、東京マラソン、UHA味覚糖、LINEギフト、プラスなど様々な広告に携わる。
▼アートディレクター
古谷 萌(ふるや もえ)さん (アートディレクター/イラストレーター)
東京都出身、在住。NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」ポスターや東洋水産「マルちゃんクッタ」パッケージ・広告、アンパンマンこどもミュージアムのアートディレクションなど、グラフィックデザインを中心に幅広い分野で活動。受賞歴に新聞広告大賞、TOPAWARDS ASIAなど多数。
▼フォトグラファー
吉良 恭蔵(きら きょうぞう)(福知山市役所職員)
福知山市出身、在住。福知山市役所の広報職員。広報誌『広報ふくちやま』で全国広報コンクール写真の部・全国1位(特選・総務大臣賞)、京都広報賞4年連続知事賞受賞など。現在は、主にふるさと納税を担当。
▼プロジェクト進行
福知山市役所 シティプロモーション係
過去のプロジェクトにスエヒロさん作「謀反のお知らせハガキ」実物化や「本能寺の変 原因説50 総選挙」開催などから成る「本能寺の変プロジェクト」のほか、「#福知山城チャレンジ」「明智光秀がしゃべる自販機」「鬼鬼の日/鬼鬼祭」など。コロナ禍でもチャレンジを続け、この3年間で10以上のPR関連の賞を受賞。
「福知山の変」その四 スタッフクレジット
CD・C:佐藤舞葉 AD:古谷萌 撮影:吉良恭蔵 D:今村浩 撮影技術:岡本憲一 レタッチャー:桜井素直 ヘアメイク:岡田華蓮 美術協力:和田知子 野菜提供:のらXたん ゆらジェンヌ