■脱マスクと婚活
政府はマスクの着用について「屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねることを基本とする」として、3月13日から緩和する方針を固めました。普段の生活はもちろんのこと、4月に実施される入社式や入学式など、TPOにあわせてマスク着脱の判断が必要となってきます。コロナ禍においては、マスクの着用においてさまざま価値観が出てくることとなり、こと婚活においてもそれは例外ではありませんでした。二人の関係性を進めるうえで、マスクに対する考え方は、価値観を知るうえで重要な指標のひとつとなっていました。世の中の脱マスク化が進んでいくなか、婚活中の男女はどのように対応をしていけばいいのでしょうか。
そこで今回パートナーエージェントでは「脱マスク」について、パートナーエージェントのスタッフ70人に対してアンケート調査を実施いたしました。
■3月13日以降、マスクを外す人は「やや増えると思う」41.4%
まず、3月13日以降、婚活中の方でマスクを外す人はすぐに増えると思うか聞いてみました。
41.4%が「やや増えると思う」と回答しました。
具体的な理由としては以下の通りです。
婚活はお相手あっての活動でもあるため、すぐに増えてくることは考えづらいようです。
【やや増えると思う】
・コロナへの考え方は人それぞれなので、「やっと外せる」とお感じになる方もいると思います
・もともと外したいと思っている人、外なら外す人は既に出てきています。そういった方が外し始めることで、みんなが外しているからいいか、と考える人が一定数占めると思います。ただ時期的に花粉や日焼け防止などのコロナ以外の理由で外さない人はいると思います。今が夏だったら「増える」としましたが、そういった理由からもやや増えると回答しました
・対面でお会いする際は、やはりお顔を拝見したいのと会話をスムーズに運びたいとの理由で若干増えるのではないかと思います。ただ、挨拶時だけで会話中はお互いの意向をお伺いしてからになるのではないでしょうか。全面的に外すのはまだまだだと思います
・日本人はシャイなので顔を隠したい気持ちも作用し、また変わらずコロナ罹患に対する慎重な姿勢も一定数継続するでしょうから、爆発的に増えるというよりは徐々に増えていくのではないかなと想像しております
・特に40代以降の男性会員様は、外したいとお考えの方が多いため、すぐに外し始めると思います
・3月13日以降、マスクをしないという声を聞くことが多いから
【どちらとも言えない】
・世間が外しだしたら、婚活でも外すかと思います
・婚活は自分の考えだけでなく、お相手がいるので気遣いをしてマスクをされる方の方が多いかも
・女性は、メイクが落ちないという意見で外す人が一定数いると思いますが、素顔が見られるのが恥ずかしいという意見もよく聞くので、外さない方もまだまだいると思います
・男女の割合からすると、女性の方が遅い傾向があると思います
・婚活では、公共の場、特に飲食店を利用する機会が多いため、当人同士が良くても周囲を気にすると思うから
・初対面の方と対面でお話する活動なので、今までのリスク回避の習慣が簡単に抜けないと思うから
【増えないと思う】
・自分は良くても、相手がどう思うかは分からない…と気を遣う方が多いので、外してもいいですよという流れになっても実際に浸透していくのは少し時間がかかるように思います
・長期に渡るマスク生活ゆえ、警戒心は急に解けるものではないと思います。また、お相手の動向もあるので、脱マスクだと気遣いに欠ける印象を持たれないか心配する人もいるかもしれません
・なんとなく不安があるのと、マスクをすることに慣れてしまい外すことに抵抗を感じる方が多い気がするので
・コロナの価値観が人によって違うので、考慮した上で外さない判断が多いと感じました
・3月は様子見の方が多いでしょうし、時期的に花粉症の方も多いと思うため
・周囲がマスクをしている限り、自分だけ外すことに勇気がいるとおもうため
■マスクが原因で、交際がダメになってしまうことはある、67.1%
次に、婚活中のマスクの着用における考え方について聞いてみました。
お顔や表情は見えた方がいいので、はじめて会う際に外すタイミングをつくった方がいい(飲食時以外)が73.3%となっていますが、マスクを外す際には、お相手に一声かけた方がいい92.9%、マスクも婚活におけるマナーのひとつである77.1%となっています。
「マスクが原因で、交際がダメになってしまうことはある」が67.1%あることからも、相手への気遣いが必要であることが伺えます。
マスクの着脱において、実際にあった事例をご紹介します。
・コロナ禍では、マスクやワクチン接種、外出への考え方がそのまま価値観の相違として捉えられることが多く、お見合い時や一回目のデートでNOの判断をされるケースが多かったように思います
・「一言も何もなく当たり前のようにマスクを外して会話していて、自分とは価値観(コロナ対策をはじめ健康に対する)が違う」と分かり、お見合い後NOにしました、と会員様の何人かからお聞きしました。人によって意見が異なる物事、センシティブな物事について、どれだけ「対人の(二人の)関係性を大切にしてくれるか」などの価値観が分かる部分なのかもしれません
・マスクの着脱、外す際に一言声をかけてくださるか、で価値観が異なっていると判断する方が多い印象です
・お見合い後、女性が男性に対してお断りした理由として「マスクを片耳に掛けたまま話していた/お店に入った後、何も言わずにマスクを外して話し出された/マスクに毛玉があった/不織布のマスクではなかった/マスクの大きさがあっていない」等があり、清潔感やマナーの一部として女性は見ていることを面談で男性会員様にお伝えしています
・お見合いで飲み物を飲むときに「失礼します」と言ってマスクを外した男性が、女性から高評価、そのまま成婚になった例がありました
・お見合いで個性的なマスク(迷彩柄等)の着用をしていたため、価値観趣味でお相手様から、お断りが入ってしまった
・医療従事者の方はマスクをできるだけ着用したいというお声が多い
・お見合いで、男性は待ち合わせで顔がわからないからとマスクを外して待っていたが、意図が届かずそれが原因で女性がNO回答だった
・交際を開始し、初めての食事の際に、食事が終わっても男性がマスクをせずに喋っていたので交際中止となった
・お見合いのNO理由で「男性のマスクが汚れていた」というのがあった
・マスクをつけるつけないでの、相談はたくさんもらっています。価値観の違いとして考えていただいておりました
・お見合い時、男性会員様が、混んでいる喫茶店でパーテーションもない対面の状況でマスクを外してお話しして、お相手女性がNO回答だった
・どちらかが敏感で、どちらかが寛容な場合、敏感な方が相手の考えを理解できず、常識外れという見え方になってしまう場面はあるようです。マスクに限らずのことになってしまうかもしれませんが、付ける付けないや相手の意思を尊重するということができればよいのではと考えます
・成功例としては、お互いにマスクをどうするか?とご相談ができること。外せなくても、最初と最後のご挨拶だけはマスクを外してご挨拶をされるとご印象が良いようです(男女共、お伺いしています)
・喫茶店で向かい合って座った際に、男性が「顔が分からないのでマスクを外してくれませんか」と言い、女性が不快になりNO回答となった
・元々地声が小さい方でマスクをされているため、にぎわう場所で声が聞きとれず、何度も聞き直すことにお互い疲れてしまい交際中止になってしまった
■6月ごろにマスクを外す人が増えてくる、58.6%
マスク着脱においては、さまざまな価値観があることがわかりました。
では、いつになればマスクを外す方が増えてくるのでしょうか。
成婚コンシェルジュの半数以上が3カ月後の、6月ごろと回答しました。
どうして6月ごろに増えてくるのか聞いてみました。
暑くなってくるころは世の中的にも外す人が増えてくるためとのコメントが目立ちました。
・暑い日が増えてくると、世間全体でマスクを外し出しそうだから
・7月頃かなと思います。気温が高くなってくると、マスクが息苦しいし暑いので
・群集心理で、外す人が多くなると安心してくるから
・日本人は周りに合わせていく風習があるため、暑くなるため
・暑くもなり、花粉症の人も減るので、周りが少しずつマスクを外す人が増えると思う
・外したいと思っている人は一定数いるはずだが、すぐに先陣を切るよりも、周囲の様子を伺う人が多いため
・暑くなってきたら、世間でもマスクを外す人が増えてくると思うので
・脱マスク+気温上昇と共に外す選択をされる方も増えるのではないかと思います
・緩和されてすぐは難しいと思うのですが、暑くなるタイミングで外し始めるのではと考えます
■婚活とマスクはお相手のご意向に沿って、が間違いないでしょう
このような状態のなかで、婚活中の方はどのような対応を取っていくのがいいのでしょうか。成婚コンシェルジュからマスク着用におけるアドバイスを一部抜粋して掲載させていただきます。
婚活中の方は、ぜひ今後のご参考にしていただけますと幸いです。
・マスクの着脱は、お互いの考え方や価値観を知るためのきっかけとして、そこが目に見えるひとつのツールと捉えていただくと良いと思います。「ある程度は安心して接することができる」という意思表示と捉えることもできますので、親密度や信頼度をそれとなく示す/知る、という活用方法もあると思います
・人によって捉え方がさまざまなものでもあるので、ある程度コロナの状況が落ち着くまではマナーとして(マスク着用・外す際に一言かける)意識したほうがいいのではないでしょうか
・婚活とマスクはお相手のご意向に沿って、が間違いないでしょう
・マスクをつける、つけないにかぎらず、いろいろなところで価値観は人それぞれ違うと考えます。それを知り合うためにコミュニケーションが必要だと思います。価値観が近いと親近感を感じ距離を縮めることにつながることもありますし、たとえ価値観が違ったとしても理解し受け止めることで距離感が変わるかもしれません
・お顔の表情が読み取りにくいと言われる方は一定層いらっしゃいますが、目の動きで表情を読み取ることはできます。また声のトーンでも読み取ることが可能です。マスクに関してはおしゃれマスクもあり、個性も出るかと思うのでエチケット、マナーにおいては初対面の場合はまだつけるほうがいい印象はあるのかなと思います
・女性の方が気にする方が多いので、男性は女性がつけていたらつける、外していたら外す、というのが平和かと思います
・待ち合わせのときは、マスクをして、お話しをする時には、マスクを外してお話しするかは、お互い声に出して聞いたほうが良いと思う。いろいろな考え方の人や、お仕事の関係でマスクは必須と思っている方も多いので、お相手に確認することは、大人のマナーだと思います
・価値観の違いなどを気にして悩んだりすることがないように、周りの雰囲気やお相手がどのように思っているのか、話し合いや考え方を共有することをお勧めします
・着用する、しないについて強い考えがない限りは、お相手に合わせると良いと思います。強い考えがあるのであれば、最初だけお相手に合わせても続かないので自分の考えにそった行動を取るしかないと思います
・マスクに限らず、マナーの問題と感じました。着脱について悩んでいる方は、しっかりとお相手様の感情などを配慮していらっしゃると思います。逆に「一律外すことになっているから外してOK」と、お相手の感情を気にかけない方は、行動を振り返ることも必要だと思いました
・普段では確認することが難しい、非常事態の価値観を確認することができるのかな、と感じるとともに、相手の価値観がまだわからないときにこそ、(不安に感じている側に)相手に合わせる、歩み寄るということが大切なのかな、と感じます
調査方法:インターネット調査
調査対象:パートナーエージェントのスタッフ70人
有効回答数(サンプル数) :70人
集計期間:2023年2月27日~3月5日
調査機関:自社調査
<タメニー株式会社 会社概要>
商 号:タメニー株式会社
証券コード:東証グロース6181
代 表 者:代表取締役社長 栗沢 研丞
事業開始:2006年9月
所 在 地:東京都品川区大崎1丁目20-3 イマス大崎ビル3階
U R L :https://tameny.jp/
<婚活領域>
・結婚相談所「パートナーエージェント」
・婚活パーティー「パートナーエージェントパーティー」
・婚活パーティー「OTOCON」
・アプリ完結型結婚相談所「パートナーエージェントApp」
・マッチングアプリ「スマ婚デート」
<カジュアルウェディング領域>
・結婚式プロデュース「スマ婚」
・結婚式二次会プロデュース「2次会くん」
・少人数結婚式プロデュース「エモパ!」
・ウェディングフォト「studio LUMINOUS」
・ウェディングドレス「LUMINOUS Dressing」
・ブライダルジュエリー「LUMINOUS Les Bijoux」
<テック領域>
・婚活事業者間会員相互紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」
・結婚相談所連盟「婚活アライアンスパートナーズ」
・企業向け婚活支援システム
<ライフスタイル領域>
・保険代理店「Tameny×保険クリニック」
・成婚後サポートサービス「アニバーサリークラブ」
<法人・自治体向け領域>
・地方自治体向け婚活支援
・企業イベントプロデュース「イベモン」
・映像制作
【本件に関するお問い合わせ先】
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