近年、様々なブランドから発売される吸水ショーツだが、発売当初の2021年から「スポーツ向け」に特化した吸水ショーツを販売する株式会社azuki。より「スポーツ界で困っているのは誰か」を追求し、今回の「スポーツ向けハイレグベージュ」にたどり着いた。
タンポンやピルなどに抵抗のあるジュニア世代でも「はくだけ」の吸水ショーツなら使いやすいと、レオタード競技への普及が期待されている。
杉原愛子さんは「競技の特性上、足を開いたりするので、生理期間中はナプキンをしていても漏れや蒸れなど様々なことが気になる」 と生理の悩みを抱えていた。
杉原さんだけではない。体操・トランポリン・フィギュア・バレエなどのレオタード競技者は…
■ナプキンがはみ出てしまうんじゃないか
■激しい運動でズレて漏れてしまうんじゃないか
■タンポンは若年層に抵抗感も…(装着時でもヒモを切らないといけないことも)
美しさや繊細さを表現することが求められる審美系スポーツのアスリートは、日々そんな悩みを抱えている。
とはいえ、なかなかピルに踏み切れない、または合わない選手もいる。
そんな中、杉原さんは1年前に株式会社azuki(大阪市)が開発販売するアスリート向け吸水ショーツPlaySを試着。
「PlaySはナプキンをつけていなくても吸水量が多く消臭効果も高くて、突然生理になってもはいていたら吸収してくれるという安心感があった。吸水ショーツはこれからの時代、メインアイテムになっていくと思う」 とその有効性を実感した。
しかし、当時のPlayS「通常タイプ」ではレオタードからはみ出してしまい、試合でははくことができない。
そこで杉原さんはじめ武庫川女子大学体操部と共に開発に向けて動き出したのががPlaySの新作「ハイレグタイプ」だった 。
昨年の春ごろから試作品での試着を重ね、部員の意見をもとに改良を重ねた。従来のPlaySの高機能はそのままに、レオタードからはみ出ないシルエット に変更。もしはみ出ても目立たないベージュ色 を採用した。
■現在クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて4月5日から先行発売中
「レオタード競技の生理を解決したい!」という思いのもと、目標を100万円に設定し、レオタード競技者(特にジュニア世代)やその保護者に対し「生理のときはナプキンだけではなく、吸水ショーツという選択肢もある」 という「選択肢の普及」を目指す。
クラファンサイトはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/662509
■「生理と大事な試合が重なった経験」は88.9%
PlaySがアスリートにとったアンケートでは、9割近くが生理と大事な大会の「かぶり」を経験。
また「ナプキンの不快感や違和感で競技に影響があった経験」も90.9%と高くなっている。
■吸水ショーツPlayS(プレイショーツ)について
テレビ業界で働いていた代表・坂上大介が取材の中で「アスリートが一番生理で困っている」 と感じ、スポーツ・アスリート向け吸水ショーツとして2021年6月に販売開始。
事前のクラウドファンディング(CAMPFIRE)では目標の129%、129万円を達成した。
速乾吸汗・抗菌消臭機能 があるほか、「吸水の質」にこだわっており、「トップアスリートが試合で使える」をコンセプト にしている。トップアスリート30人+1チームなどをサポート。
またアスリートが自身の生理の解決法や今どきのフェムテック情報などを伝える「生理の課題解決セミナー」を学校やチームで実施。好評を得ている。
【商品情報】
通常タイプ:吸水量20ml 5000円(税込)公式HPなどで発売中
ハイレグタイプ:吸水量15ml 5500円(予定)現在CAMPFIREにて先行発売中※お届けは6月頃