- 今年こそは海外旅行に復調の兆し
世界的な物価高や情勢不安等は引き続きあるものの、2023年5月8日に新型コロナが感染症法の位置づけで5種へ移行されたこともあり、今年こそは海外旅行を本格的に検討する人も増える見込みです。ベルトラが取り扱う現地体験型アクティビティの予約数も、2023年1月~3月は前年同期比で25.6倍、また新型コロナの影響が少なかった2020年の同期比で3割程度まで回復しており、緩やかながらも着実に需要は増えています。
本調査では、旅行のピークでもある夏季期間(2023年6月~8月)における人気の渡航先や海外現地アクティビティの予約動向から、ポストコロナにおける旅行者の消費意欲や考えられる影響などを考察しています。
調査日:2023年5月10日
調査対象:2023年6月1日~8月31日に参加予定の、ベルトラで予約された海外現地アクティビティ
- リピーターに人気の渡航先に加え、大自然を体感できるエリアが急上昇
2023年 海外渡航先予約数ランキング(2019年の順位)
リピーターにも人気のハワイ・オアフ島やフランス・パリが上位となり、ファンが根強い人気を支えていることが伺えます。また注目すべきは、グレートバリアリーフで有名なケアンズ(オーストラリア)や、グランドキャニオン国立公園へのツアーがあるラスベガス(アメリカ)など、大自然を体感できるエリアの予約数が2019年と比べて大きく順位を上げていることです。長く続いた日本でのマスク生活の閉塞感から開放され、休暇を思い切り楽しみたいという気持ちの現れではないでしょうか。
2023年 エリア別 海外現地アクティビティ予約数ランキング
モン・サン・ミッシェルやグランドキャニオンをはじめとして、多くのエリアで世界遺産に指定されているような、誰しも一度は訪れてみたいと考える場所を訪れるツアーが予約数ランキングの上位を占めています。また大自然を体感できる現地ツアーやアクティビティも人気で、渡航先からできることを副次的に選ぶ従来の旅の形から、旅先での体験を重視して旅行を計画する目的志向型へと旅のスタイルが変わっているとも言えます。
- 1予約あたりの顧客単価が大幅に増加
2019年同期との比較において、1予約あたりの顧客単価がハワイは+181%、ヨーロッパで+207%、全体では+211%とおよそ倍になっており、昨今の円安に加え、現地物価の上昇等の影響が大きな要因とみられます。現時点で海外旅行を予約しているのは、こういった価格の上昇にも関わらず海外に渡航でき、旅先での体験を重視する経済的にも余裕がある層と考えられ、今後の海外旅行需要のさらなる復調を下支えしていくものと推測されます。
PDF版のレポートはこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d53963-20230516-37681b381f29e8c503f3b2abc1149406.pdf
■ベルトラについて
ベルトラは旅行会社の枠組みを超え、国内から海外、旅行前から旅行後、オンラインからオフラインまで、「心ゆさぶる体験」に出会うためのソリューションを提供します。
現地ツアー数:約12,000ツアー / 現地ツアー催行会社数(世界):約5,000社
取り扱い国数:150カ国 / 会員:約220万人 / 参加体験談:約370,000件
URL:https://www.veltra.com/jp/
■企業概要
社 名:ベルトラ株式会社 (VELTRA Corporation)
上場市場:東京証券取引所グロース市場 (証券コード:7048)
本 社:東京都千代田区神田美土代町1番地 住友商事美土代ビル9階
設 立:1991年11月
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 二木 渉
資本金:18億2,360万円 (2023年3月31日現在)
事業内容:海外・国内の現地アクティビティ予約サイト「VELTRA(ベルトラ)」の運営