2023年6月6日(火)~9日(金)に東京ビッグサイトで開催されるFOOMA JAPAN 2023にてデモの展示を行います。
┃NEKONOTE Visionについて
アールティが開発した「NEKONOTE Vision Ver.1.00」は、ピック&プレイスロボット向けのビジョンシステムであり、食品等の不定形物3D認識技術の新たな応用範囲を切り拓く革新的なソリューションです。この画期的なソリューション開発は、AI/ロボティクスの進化を食品業界にもたらすことを目的としています。
当社では2016年から食品業界向けの不定形物3D認識ソフトウェアの開発に取り組んでまいりました。
具体的にはアールティの人型協働ロボットFoodly、野菜ピッキングロボットNEKONOTE Vegepickerをはじめとする食品工場向けのシステムに搭載していた、食材バラ積み取り出しのための食品(不定形物)認識技術です。
食品工場向けのロボットやシステムを多数手がけ、実生産ラインへの導入も行っている実績を踏まえ、活用しているビジョンシステム単体を「NEKONOTE Vision Ver.1.00」 としてリリースします。
参考:
Foodly製品ページ
https://rt-net.jp/service/foodly/
NEKONOTE Vegepicker
https://rt-net.jp/service/nekonote-vegepicker/
「NEKONOTE Vision Ver.1.00」は、RGB+距離画像を入力とする推論モデル(事前学習済みネットワークのカスタムモデル)作成モジュールと、オブジェクト検出モジュールの二つが含まれています。
これらはアールティ独自の技術とディープラーニングを活用することにより、不定形物の認識を行うための推論モデルの作成(事前学習済みネットワーク)と、作成した推論モデルを使用したオブジェクト検出を実現します。
推論モデル作成モジュールでは、アノテーションツールも含まれるため、ユーザーの手元で不定形物の認識用推論モデルを作成することが可能です。
オブジェクト検出モジュールでは、作成した推論モデルを適用し、不定形物の検出として、3次元の位置、推定重心位置、矩形、マスク等を得ることができ、この検出結果を利用して、食品をはじめとする不定形物のバラ積みピッキングを実現することが可能です。
ユーザーアプリケーションによっては、既存セグメンテーションの代替等に利用することが可能です。
さらにRGB+距離画像の推論モデルを作成するためには専門的な知識を要することも考慮し、推論モデルの作成サービスも行います。
推論モデル作成サービスでは、RGB+距離画像の取得工数やアノテーションコストを押さえつつ、ディープラーニングアプリケーションを開発することが可能です。
┃FOOMA JAPAN 2023でデモ展示
本ビジョンシステムを使用したデモを、2023年6月6日(火)~9日(金)に東京ビッグサイトで開催されるFOOMA JAPAN 2023のアールティブース(ブース番号:7K-13)にてご覧いただけます。
【FOOMA JAPAN 2023開催概要】
日時:2023年6月6日(火)〜9日(金) 10:00〜17:00
会場:東京ビックサイト 東1〜8ホール
主催:一般社団法人 日本食品機械工業会
※NEKONOTE、Foodly、Vegepickerは株式会社アールティの登録商標です。
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┃株式会社アールティについて
「Life with Robot-ロボットのいるくらし-」の実現を目指して、最先端のAI&Roboticsにおける技術開発に挑戦し、AI・サービスロボット分野での高度人材育成から、教育・サービスロボットの自社開発、受託開発まで幅広い事業展開をしています。
近年はサービスロボットの教育や受託開発で培った技術やノウハウを活かし、食品工場で人手不足を解消するための協働ロボットや、工場向けのAIビジョンシステム、製造ラインなどの開発にも力を入れています。
会社名:株式会社アールティ
代表者:代表取締役 中川友紀子
設立日:2005年9月
事業内容:ロボット及び人工知能に関する教育事業、自社開発事業、受託開発事業など
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