ロレアルグループのマニフェストには、「私たちは、最高の科学技術を活用し、美の未来を形作るために行動します」とあります。1983年にアジア初のロレアルグループ研究開発拠点として設立されたリサーチ&イノベーションセンターは、今年で設立40周年を迎えました。設立以来、変革と成長を遂げてきましたが、一番の変化は、社員の多様性です。日本人リサーチャー数名から始まった日本のリサーチ&イノベーションセンターは、いまや230名以上の研究員を擁し、そのうち約25%が外国籍(16か国)をもっています。
世界7か国(フランス、アメリカ、日本、中国、インド、ブラジル、南アフリカ)にあるリサーチ&イノベーションセンターのコーポレートブランディングの一環で行った今回のリニューアルにおいて掲げたコンセプトは、“Japaneseness(日本らしさ)”。多様な言語、文化、習慣をもった社員が、「日本らしさ」をベースに、それぞれがもつ専門性を発揮し、一体となって働くことで、世界で戦えるイノベーションを創造しています。持続可能性、安全性、品質を最優先し、環境を守りながら人々の生活にプラスの影響を与える価値創造を目指し、グループの戦略的研究開発拠点として日々研究開発に取り組む中で、カフェのリラックスした雰囲気での意見交換は大きな役割を果たしています。
そのほか、社員のユーザビリティを高めるためにオンラインミーティング用フォーンブースの導入や、ペットボトルのアップサイクルによって作られたグリーン、チェアの配置など、社員と環境に配慮したつくりとなっています。カフェで提供されるカトラリーは、竹や紙でできたストローや器が使用され、脱プラスティックへの取り組みを実践しています。
リニューアルプロジェクトの責任者であるキャンパスマネージャーのラファエル・シクセルは、「オリガミ・カフェのデザインを一新することで、チーム間のコラボレーションを促進するため、美しさにあふれた空間を作り上げました」とコメントしています。
●開放的で居心地の良い空間
●日本のクラフトマンシップを感じる家具
●環境に配慮したアップサイクルのグリーンとチェア
ロレアルグループについて
ロレアルは110年以上にわたり美容・化粧品業界のリーダーとして、世界の消費者の美への希求とニーズに応えることに専念してきました。当社のパーパス「世界をつき動かす美の創造」は、社会に対しても、環境に対しても、サステナブル、インクルーシブ、倫理的かつ寛大な形で美を通じて貢献してゆくという私たちの美への姿勢を包括的に表現するものです。36の国際ブランドを初めとする多様で幅広いブランドポートフォリオと、持続的発展と環境を守るための取り組みである「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じ、美の無限の多様性を賛美し、世界のすべての人々に最高水準の品質、有効性、安全性、誠実さ、責任をお届けします。当社は、87,400名の従業員を擁し、地理的にもバランスの取れた拠点展開と、すべての流通網(eコマース、マスマーケット、百貨店、薬局、美容室、ブランドおよび旅行小売)における販路を有しています。2022年のグループ売上高は382億6千万ユーロにのぼります。世界11ヵ国に20の研究開発と研究開発拠点を置き、4,000人以上の科学者と5,500人以上の技術系の専門家を擁するロレアルは、美の未来を創造し、ビューティーテクノロジーを推進してゆくことを重要視しています。詳細については、以下をご参照ください
https://www.loreal.com/en/mediaroom
日本ロレアルリサーチ&イノベーションについて
日本における研究開発は 1983 年にスタートし、現在、日本ロレアル リサーチ&イノベーション (所在地:川崎市、所長:アミット・ジャヤズワル)として、戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。数ある外資系化粧品企業においても、もっとも歴史ある研究開発部門であり、いち早く日本の文化、歴史、社会を深く理解し、200 名以上の研究員が、ラグジュアリーブランドをはじめ、グループの各ブランドおよび様々なカテゴリーの製品開発を行っています。代表的なブランドはランコム、シュウ ウエムラ、キールズ、イヴ・サンローラン・ボーテ、ケラスターゼ、ロレアル プロフェッショナル、メイベリン ニューヨーク、TAKAMIなど。
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/science-and-technology/beauty-research-and-innovation