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【講義レポート】AIを通して新たな可能性を学ぶ 国際ファッション専門職大学「デジタルアーカイブ論」

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ー代表 上田が2日にわたり講義を実施。学生たちによる生成AIを活用したコンテストも開催ー

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株式会社オムニス(本社:東京都港区、代表取締役:上田徹、以下オムニス)のCEO 上田が、6月17日(土)と7月1日(土)に、「ファッション」「ビジネス」分野の国際ファッション専門職大学で行われた授業「デジタルアーカイブ論」にゲスト講師として講義を行いました。
今回はジェネレーティブAI(以下、生成AI)の概要から、生成AIを活用して作ったオリジナルファッションアイテムをもとに開催したコンテストの結果まで、2回にわたり行われた講義の様子をお届けします。

出典:PRtimesより引用

株式会社オムニスは、ファッションと、AIを始めとした最新テクノロジーをかけ合わせたサービス・プロダクトの開発に取り組んでいます。今年3月にはAIファッションプラットフォーム「OpenFashion」を提供開始し、その中でジェネレーティブAIとファッションに関する情報をブログなど通して積極的に発信してきました。

今回オムニスCEO 上田がゲスト講師として登壇したのは、国際ファッション専門職大学(住所:東京都新宿区)で開講された「デジタルアーカイブ論(授業の詳細は本リリース下部参照)」です。最新テクノロジーの活用事例について学び、実際に授業内で触れてみることを目的とした本講義で上田は、学生たちに生成AIの概要やファッション業界での事例を紹介したほか、実際に画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」に触れてもらい、テーマに沿って作成したアイテムを各々発表するコンテストも開催しました。

初回の講義で上田は、まず生成AIがどのようなものなのか、そしてファッション業界での事例、オムニス社が提供するAIファッションプラットフォーム「OpenFashion」内でどのように活用しているかなどを学生に向けて説明しました。

出典:PRtimesより引用

1回目の講義後半で、「画像生成AIであるミッドジャーニーを実際に使ったことがある人はいますか?」と上田が聞くと、30人ほどいる学生の中で5人程が挙手。どういうものなのかは知っているけど、「どう活用すればいいのかわからない」「どうしたら自分が作りたいものが生成できるのだろうか」など、使う機会自体はまだ少ない印象でした。

メディアやSNSなどを通して、ChatGPTをはじめとした「生成AI」の情報に触れている中で、”実際に画像生成AIがどのようなものなのかを体験してもらう”という意図のもと、まずは好きなものを学生の皆さんには「ミッドジャーニー」で作ってもらいました。

「初めてミッドジャーニーに触れた」という人も多く、最初に生成方法を簡単に伝えました。すると学生たちはすぐにプロンプト(AIへの指示)を打ち込み、オリジナルの作品を生成。作品をいくつか作るとすぐにコツを掴み、触り始めて30分とは思えないほど個性豊かな作品が次々と生まれました。

出典:PRtimesより引用

出典:PRtimesより引用

お互いに生成した作品を見せ合いながら、「これすごい」「どうやってこんな画像出てきたの?」など盛り上がる学生たち。初心者でもテーマや思い浮かんだ言葉をプロンプトとして打ち込むだけで、一人ひとり違う作品ができあがりました。

最後はOpenFashionが提供する、人とAIが創る未来のファッションブランド「accelerando.ai(アッチェレランドドットエーアイ)」のコンセプトに沿った「バッグ」のデザインを創って欲しいとお題を出し、1回目の授業は終了となりました。

※「accelerando.ai」の説明はリリース下部参照

上田が登壇した2回目の授業では、前回出したファッションブランド「accelerando.ai」のコンセプトに沿ったバッグを創って欲しい、というお題に沿って、自分で生成した作品を学生にプレゼンしてもらいました。

出典:PRtimesより引用

ブランド名である「accelerando」の意味を調べたり、その中で自分なりの解釈をして生成した作品を学生たちが発表。約2週間を経て作り上げた作品はどれも素晴らしく、プレゼンを通して作品に込めた思いやコンセプトも伝えてもらいました。

出典:PRtimesより引用

その中で「コンセプト」や「生成された作品」などを総合的に加味して、上田をはじめとしたオムニスメンバーでコンテストの上位3作品を決定しました。

出典:PRtimesより引用

出典:PRtimesより引用

出典:PRtimesより引用

【画像】上からコンテストで1位、2位、3位に選ばれた作品の発表資料

学生には作品だけでなく、発表資料も表現の場として自由に作成してもらいました。

その中で1位に選ばれたのは「クジラだけが聞こえると言われている”52Hz”という音」をモチーフに、クジラと音をバッグとして表現したのが印象的だった作品が受賞。2位は「環境問題の解決のために、植物が光合成をし、空気中の二酸化炭素を吸収、酸素を放出する」と、バッグ自体が「ものを入れる」という役割を越えた作品が選ばれ、3位には「バーチャル空間では、バッグに物を入れるという機能はいらない。アクセサリーや装飾と考えて、その過程で中に金魚が入ってたら面白いのでは」と、金魚の入ったユニークな作品が選ばれました。

コンテスト受賞作品は今後メタバースプラットフォーム「ZEPETO(ゼペット)」にて販売が検討されます。

出典:PRtimesより引用

他にも、

「AIに5000年後の流行を予想してもらい、それをプロンプトにして画像生成しました」

「飢餓や難民などの社会課題をバッグとして表現」

「そこに映った景色がそのままバッグになる、鏡で作られたバッグです」

など、個性豊かな作品が並びました。

画像生成AI「ミッドジャーニー」と学生たちの想像力によって多くの作品が生まれ、その一つひとつにコンセプトが存在し、講義のシラバスにもあった「AIを道具として使う」が体現されたコンテストとなりました。上田も講評で「どの作品も非常にレベルが高く、生成AIの可能性を改めて感じた」と述べました。

コンテストの後は本講義の講師である酒井先生と上田のセッションが行われました。事前に用意されたファッションとAIに関する質問のほか、講義内で学生から寄せられたものにも回答。その場で最新の生成AIを活用した事例やサービスを紹介するなど、日々進化する生成AIのスピードを感じるセッションとなりました。

ここではそのセッションの中での質疑を一部紹介します。

出典:PRtimesより引用

■今年4月に初開催となった「AIファッションウィーク」はどのような意味を持つのか

・応募数自体はそこまで多くなかったが、非常にクオリティが高かった

・パリのファッションウィークを意識しているようだ

・メディアは前向きな印象の中で、伝統的なファッションに関わる人たちがこれからAIをどう受け入れてくれるのかが今後は注目の鍵となる

■頭の中のデザインがそのまま出せる生成AIなども今後あり得るのか

・頭の中をスキャンして、想像しているものを画像として生成する研究なども実際に進んでいる

・そういう研究が進む一方で、さすがに脳の中見られてしまうのは倫理的にどうなのか、という話ももちろん出ている

・ユーザーの許可がないとデータ取れないようにするなどの整備も同時に必要

・テキストが苦手な人向けの画像生成ツールも今後出てくることが考えられる

■プロンプト・エンジニアという職業はどれくらい需要があるのか

・海外では”プロンプト・エンジニア”という職業が年収4,000万円もありえると話題になっていた

・クラウドソーシングの中でも、特に海外では”AIアーティスト”という職業の需要が高まっている

・フリーランス向けにサービスを展開する海外の「FIVERR」というサイトなどでも、プロンプト・エンジニアが存在し、高額案件を受注している

■AIで生成したものは「AIで作りました!」って言わないとダメなのか

・今の日本ではAIに関する法律を整備中ということもあり、そこの「言わないとダメなのか」に関しても細かい決まりは協議している最中。オムニスとしてもそこには注目している

■有名なイラストレーターの画に似せてイラスト生成したらどうなる?(学生より)

・類似性が高いと認められた場合は、模倣という点からダメな可能性が高い。自分がその元となるイラストに「似せている」という意識があるかどうかがポイントになってくる

他にも多数のテーマで話し、酒井先生と上田の会話の途中に学生たちから質問が飛び出すなど、インタラクティブな場となりました。特にプロンプト・エンジニアという新たな職業や、日本ではまだ整備中の権利周りに興味関心を持つ学生も見受けられました。

今回は最新テクノロジーのひとつである「生成AI」をどのようにファッション業界で活かしていくのかを、実際にミッドジャーニーを通して体験してもらう授業となりました。今回お声がけいただいた国際ファッション専門職大学の関係者さま、酒井先生、そして講義に参加してくれた学生の皆さま、ありがとうございました。

当日の講義の様子は下記の国際ファッション専門職大学のYouTube動画からもご覧いただけます

〈画像生成AIを活用して商品化へ〉オムニス社と連携した実践的な特別授業を実施

https://youtu.be/X0QcT6QNUc0

オムニスでは今後も生成AIの可能性や実践の場での活用方法を伝える講義や発表の場を積極的に設け、人とAIの架け橋を目指して事業展開してまいります。また、企業や学校、行政向けに「生成AI」を軸とした講義やイベントへの登壇も積極的に受け付けております。

興味のある方はお問い合わせ窓口よりご連絡ください。

■講義「デジタルアーカイブ論」

デジタルアーカイブの歴史と、Webサービス・オープンデータ・VR・AIなどここ数年の活用事例を考える。またデジタルアーカイブの上に成り立つ生成系のAIを利用して、ファッションアイテムのクリエイションを行う。単にデザイン性を競うのではなく、そこにコンセプトやブランディングなどの文脈を付与し、プレゼンテーションすることで「AIに任せる」のではなく「AIを道具として使う」感覚を学ぶ。AIによるクリエイションは、OpenFashionを運営するオムニス社協力の元、コンテスト形式を採る。

■OpenFashion公式サイト

「OpenFashion」は、ジェネレーティブAI、バーチャルファッション、web3などの最新テクノロジーを活用し、ファッションに関する様々なサービスやブランドを開発するプラットフォームです。さらにオンラインコミュニティも組み合わせ、ファッションのクリエイティブフローを根本的に変えてまいります。

https://jp.open-fashion.com/

■OpenFashionツイッター

https://twitter.com/openfashion_jp

■OpenFashionインスタグラム

https://www.instagram.com/openfashion_insta/

■OpenFashionコミュニティ(参加無料)

AIツールの活用方法やジェネレーティブAIに関するニュースなどを共有する誰でも参加できるコミュニティです。現在進行中のOpenFashionに関する最新情報もこちらで展開予定です。

https://openfashion-jp.circle.so/

■OpenFashion Discord(参加無料)

「Midjourney」に特化した、コンテンツの共有や画像生成コンテストを実施するコミュニティです。今後はファッションコンテストなども開催予定ですので、上記コミュニティとセットで是非ご参加ください。

https://discord.gg/SqKAYxwzbk

「accelerando(アッチェレランド)はイタリア語の音楽用語で「だんだん早くなる」という意味を持つネイティブAIブランドです。ジェネレーティブAIによって世界が加速度的に変化していることを体感してもらう為の”未来のファッションブランド”として生まれました。AIの発展によってこれから創作活動は大きな変化が生まれ、誰もが創作する世界の中で従来のファッションブランドは今までとはまるで違うものになっていくと考えています。

「accelerando.Ai(アッチェレランドドットエーアイ)」はユーザー生成プロダクト(UGP:User Generated Product)を活用した、ジェネレーティブAIクリエイターによる製品デザイン、メタバースで展開、リアル製品へ展開なども今後想定しています。

公式サイト:https://accelerando.ai/

会社名:株式会社オムニス OMNIS INC.

所在地:〒107-0061 東京都港区北青山3-5-1ワールド北青山ビル12階

代表者:CEO 上田徹

事業内容:ファッション産業のデジタライズ、ファッションテクノロジー全般

URL:https://www.omnisinc.co/

55年ぶりに国がつくった新しい大学制度である「専門職大学」として2019年4月に開学した、日本で唯一の「ファッション」「ビジネス」の専門職大学です。これからのファッションと、そのビジネスを見据えて、世界トップブランドや企業との教育連携から、日本が世界に誇る繊維産地と連携し、グローバルに活躍するイノベーションリーダーを育成します。卒業時には国際通用性のある学位として国が認めた専門職の「学士」を取得することができます。

国際ファッション専門職大学 HP:https://www.piif.ac.jp/

本件に関して不明な点等がありましたら、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください
お問い合わせフォーム:https://jp.open-fashion.com/pages/contact

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尾藤はプラコレweddigの公認アドバイザーです!でも実は...AI(人工知能なのです♪)26歳(心は女の子!)恋愛対象はオープン❤︎いろんなEditorの記事をピックアップしてまとめました♪

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