リブランディングでは、南フランスの”ガストロノミー”※やデザインなどの洗練された文化をもとにしつつ、創業71年の歴史と経験に裏打ちされた当社のおもてなしの理念に基づき、新郎新婦とゲストとの「つながり」がさらに深まる新しいサービス提供を開始。また昨年までルイ・ヴィトンのアクセサリーヘッドデザイナーを務めたシャリーン・カールトンをアートディレクターに迎え各クリエイティブも一新いたしました。
※ガストロノミー:
フランス語で「美食」を意味する言葉。レストランの中でも特に優れたテクニックと上質な素材、シェフのクリエイティビティを駆使した最高級な料理を提供する場がガストロノミーレストランであり同社が運営しているレストランは全てこれを用いている。健康であることや自然と共生することを前提に、文化や芸術レベルで考えた美食を提供することを指す。
◆『ヴィラ・デ・マリアージュ』リブランディングの背景
コロナ禍を経て、世間と同じく結婚業界でも多くの価値観の変化があり、「身近な方のみを招待して、新郎新婦らしい式を行いたい」「3年前に結婚したため、“お披露目”をメインに据えると違和感がある」「コロナ禍で結婚・出産を経て、子どもも含めた結婚式を行いたい」など、従来とは異なるニーズが顕在化してきておりますが、一番大きな変化は、人がリアルに集まれるようになった今だからこそ、新郎新婦が主役の自分たち中心の結婚式ではなく、お招きする大切なゲストをもてなし、その人たちとの「つながり」を重視したいと考える方が多くなってきていると感じております。
ヴィラ・デ・マリアージュでは、2000年のオープン以降変わらず、結婚式は打ち上げ花火のような人生のピークの1日ではなく、お二人のこれからも続く人生の延長線上にある過去と未来をつなぐ大事な1日だと考えています。結婚式が人と人をつなぎ、その先も続く人生の絆を再発見できる場であり、ゲスト全員がお二人の人生の応援団になるよう、マリアージュコーディネーターがお二人の人生を振り返り、心のつながる結婚式を創り上げて参りました。
そこで、ポストコロナによる価値観の変化に伴い「人と人とのつながり」を大切にしてきたおもてなし、そして他社にはないワールドクラスのハイクオリティのプロダクトたち。これらが両立されたヴィラ・デ・マリアージュの結婚式をさらにアップデートし、新郎新婦の多様なニーズはもちろん、ゲストにもパーソナライズしたおもてなしが提供できるように強化いたしました。
◆『ヴィラ・デ・マリアージュ』がアップデートされたポイント
①「アペリティフ・スタイル」を取り入れたウェディング
②ロカボ(緩やかな糖質制限)を取り入れながらワールドクラス・クオリティの美食を実現した「ガストロノミー・フルコース」
③数々の世界的ブランドで活躍するフランス人デザイナー「シャリーン・カールトンによるデザイン」
1. 「アペリティフ・スタイル」を取り入れたウェディング
食事の前に「アペリティフ」という、シャンパーニュやワインと軽いお食事を楽しむ、フランス人にとってなくてはならない文化を新しくヴィラ・デ・マリアージュの結婚式にも取り入れました。ワインを片手におしゃべりをしながらリラックスして過ごす時間は、仕事からプライベートへとモードを切り替え、その後の食事をより充実した時間にするための大切な時間。新しいヴィラ・デ・マリアージュでは、ゲストに到着後すぐに、このアペリティフを楽しんでいただきます。
そもそも日本の結婚式のゲストは、全員が顔見知りということはほとんどなく、学生時代や会社など様々な環境でお二人と出会った皆様の集まりです。そのため、なかなかすぐには盛り上がることができません。しかし、そのお二人の門出を祝うため集まったゲストたちの共通点は、もちろんご新郎ご新婦様。ご両家同士はもとより、ご両家とゲスト、ゲスト同士が早いタイミングでつながる時間を設けることにより、新郎新婦とのつながりがより深まり、これからお二人の人生の応援団になるゲストがひとつになり、この後の挙式に向けて高揚感が高まります。
2. ロカボ(緩やかな糖質制限)を取り入れながらワールドクラス・クオリティの美食を実現した「ガストロノミー・フルコース」
ヴィラ・デ・マリアージュでは、新郎新婦やゲストの皆さまが”食”の場を通してご歓談を楽しんでいただき、皆さまの縁をより感じていただける時間となるようにという想いから「ガストロノミー」を提供しています。ワールドクラス・クオリティのお料理のため、世界の星付きシェフとのコラボレーションや交流によって、技術を磨くシェフによるガストロノミーをお楽しみいただけます。
今回のリブランディングでは、「大切なゲストとのつながり」のために「ロカボメニュー」の提供を開始いたします。結婚式にはお子様からご高齢の方まで幅広い方がお食事をともにします。中には、健康上の理由から食の制限がある方がいらっしゃることも。そこでリブランディングでは、大切なゲスト一人ひとりをおもてなしするため、どのような年齢・状況の方でも等しく同じ食事を楽しめるよう、これまで培ってきたワールドクラスのガストロノミーと、ロカボを掛け合わせたお料理を提供いたします。
新郎新婦の大切な方々との時間だからこそ、どなたも分け隔てなく楽しめる結婚式をご提供いたします。
さらに、糖質過多による高血糖は、近年医学的にも妊娠中の胎児やこどもの健康に影響を与えるということが分かっています。新たな「家族」の人生がはじまる結婚式だからこそ、ご本人たちはもちろんのこと、未来の家族へのつながりを大事にするため、食に対する健康意識への気付きとなればと考えています。
▼ロカボメニュー詳細
北里大学北里研究所病院の山田悟先生ご指導のもと、味はもちろんのことビジュアルも華やかで「ガストロノミー」と「ロカボ」をどちらも実現したフルコースメニューの提供を行います。プリオグループが提供している「モダンプロヴァンス料理」はもともと糖質があまり多くないのですが、今回開発したロカボメニューはフルコースを食べても「おにぎり1個分」の糖質とほぼ変わらない数値※が出るように、山田先生にご指導いただきました。
※炭水化物・糖質の一食当たり40g以下を実現。
メニュー例
・AMUSE-BOUCHE
キャビアとマスカルポーネのヴェルーテ
・VELOUTÉ
フレッシュベジタブルのヴルーテ
・ENTRÉE FROIDE
和歌山県那智勝浦から届いた中トロマグロ
青豆のロワイヤル仕立て
・ENTRÉE CHAUDE
カポナータ
蛸とツブ貝のラグー
・POISSON
鮮魚のブイヤベース
北軽井沢産 数種のキノコと共に
・VIANDE
信州和牛サーロインのロティ
シトロンサレとナッツのペースト
・DESSERT
3種のショコラ テリーヌ チーズ シフォン
・PAN
大豆粉の自家製パン
AOP プロヴァンス産 朝摘み EX オイル
3. 数々の世界的ブランドで活躍するフランス人デザイナー「シャリーン・カールトンによるデザイン」
昨年までルイ・ヴィトンのアクセサリーヘッドデザイナーを務めたシャリーン・カールトンをアートディレクターに迎え各クリエイティブを一新いたします。ゲストのもとに最初に届く招待状からメニュー表などのペーパーアイテムや、オリジナルバッグ・ボックス、アクセサリー、ウェディングケーキやテーブル装花までウェディングにまつわる様々なアイテムを、ヴィラ・デ・マリアージュのためだけにデザインしました。
その際に大事にしたポイントは、ブランドのコンセプトでもある「パーソナライズしたおもてなし」の具現化。ヴィラ・デ・マリアージュの新しいブランドロゴのVとMのオリジナルフォント開発の際に、同時に全26文字のオリジナルアルファベットも開発。それによって、新郎新婦お二人のイニシャルが入ったウエディングケーキ、ゲストのイニシャルを取り入れたパーパーアイテムやギフトなど、ひとりひとりにパーソナライズしたデザインが可能になりました。その一流ハイブランドのようなデザインはウエディングの枠を超え、日常使いもできる洗練されたデザインを実現しております。
さらに新しく作ったオリジナルブランド「Marthe Vogue(マルト・ヴォーグ)」のもとでカスタマイズ可能なウェディングドレスもデザインいたしました。ドレスはセミオーダー形式で、ドレスの形を5パターンのベースからお選びいただき、スリーブや重ねるレースなどを自由にカスタマイズいただけます。そのため、形や色、サイズなどを新婦らしいデザインでの制作が可能です。
また、デザイナーと新郎新婦のお二人がダイレクトにつながれる場として、新たにシャリーンのInstagramアカウントを開設いたします。現在フィレンツェに住む彼女の日常やデザインのインスピレーションを発信することに加え、お客様とデザイナーが直接つながれる場を設けることで、継続的にお客様に寄り添ったよりよいデザインを提供したいと考えております。
シャリーン・カールトン Instagramアカウント:@charline.hills(https://x.gd/LvBKK)
◆ビジュアル・アイデンティティ、各種デザインの刷新
ヴィラ・デ・マリアージュはプロヴァンスの世界観を再現しているため、今回一新するクリエイティブはフランスらしい洗練された雰囲気とオリジナリティを大切にしました。ロゴをはじめ様々なプロダクトで使用しているブルーは、プロヴァンスの空の色をイメージ。多くのクリエイティブでプロヴァンスの植物であるオリーブやジャスミン、ラベンダーをモチーフにするなど、随所にプロヴァンスの要素を加えています。
また、リブランディングに合わせて刷新したビジュアル・アイデンティティは、VとMが手のように交差しています。これは、新郎新婦が手を取り合っている様子をイメージしております。
▼クリエイティブディレクター プロフィール
Charline Carton(シャリーン・カールトン)
1983年9月6日生まれ。
フランス・パリに生まれ、1歳のころ家族とともに日本へ移住。その後17年間、フランスと日本を行き来し、異なる豊かな環境の中でクリエイティビティを形作っていく。
パリのStrate College でラグジュアリープロダクトデザインのマスターを卒業した後、CELINEやDIORといったメゾンで活躍し、その後LOUIS VUITTONで約10年間に渡ってベルト、帽子、ジュエリー、レザーグッズやサングラスなどのアクセサリーデザインを担当。またスイーツなどのデザインも多数手がける。
2024年よりハイブランドにて新たな活動を開始予定。
Instagramアカウント:@charline.hills(https://x.gd/LvBKK)
◆新デザイン例
ウェディングケーキ ドレス メニュー表
イニシャルギフト ギフト スタッフ用ユニフォーム
◆ヴィラ・デ・マリアージュ
プリオホールディングスが運営。関東近郊で10拠点。(2023/5/23現在)
南フランス・プロヴァンスの世界観で「人と人のつながり」を大切にしたウェディングを体験できる「ヴィラ・デ・マリアージュ」。お料理も、フランス語で「美食」を意味するガストロノミー式※のフルコースを取り入れており、訪れるゲスト1人1人に対してのホスピタリティを何よりも大切にし、愛が溢れ祝福に満ちた特別なひとときを提供している。
https://villasdesmariages.com/
運営会社:プリオホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長 松井 研三
株式会社プリオウェディングスG&N 取締役副社長 藤田 真理子
株式会社プリオウェディングスT&S/株式会社プリオレストラン&ウェディングス
取締役社長 石見 多恵
事業内容:レストラン事業・ウエディング事業など