一般社団法人日本ビーチバレーボール連盟の公認大会「ジャパンビーチバレーボールツアー2023サテライト高萩大会」(8月5日6日開催、BVT2サテライトⅡ)において、デフ競技選手チームが初めて自力でポイントを獲得し、出場する快挙が実現しました。
この大会では、「JVAビーチバレーボール・オフィシャルポイント上位順男女各24チーム」として、一般社団法人日本デフビーチバレーボール協会(理事長 牛尾洋人 https://japanbeach.jp/)に所属する「今井勇太」と「寺井捺貴」のペアが参戦しました。これまでのワイルドカード(推薦枠)による出場とは異なり、今回は自身の実力によって出場権を手に入れた初の試みでした。
試合では、一回戦で「今井勇太」と「寺井捺貴」のペアが「畑辺純希」と「水島健」のペアと対戦しました。結果は21-16、21-17で敗れるものの、僅差のスコアでの闘いを見せ、最後まで粘り強い戦いぶりを披露しました。
現在の公認国内ツアーは、トップカテゴリー「BVT1」、サテライトカテゴリー「BVT2」、アンダーエイジカテゴリー中心の「BVT3」の3つのクラスで開催されています。
· BVT1 トップカテゴリーであり、都市圏や観光地での開催を原則としています。オリンピックやワールドツアーなどの国際大会を目指す選手たちが参加し、トップレベルの競技が展開されます。
· BVT2 これまでの「JBVサテライト」に相当する位置づけで、将来のプロ選手を育成するために重要な役割を果たしています。初めての地での実施や、国体開催に向けたリハーサル大会などが行われ、新たな才能の発掘と成長を支援します。
· BVT3 「JBVサテライト U-23ビーチバレーボールトーナメント」のカテゴリーを拡大しています。23歳以下、21歳以下、19歳以下、17歳以下のカテゴリーが設けられ、若手選手の強化と育成、有望な選手の発掘を目指しています。
この度の「ジャパンビーチバレーボールツアー2023サテライト高萩大会」でのデフ競技選手の自力ポイント獲得による出場は、ビーチバレーボール界において新たな一歩を踏み出した重要な出来事となりました。2025年東京開催のデフリンピックに向けて、今後も選手たちの成長に努めてまいります。