アートマカオについて
現在、マカオは香港と中国南部の広東省の9つの自治体(広州、深圳、珠海、佛山(仏山)、恵州、東莞、中山、江門、肇慶)とともに、グレーターベイエリアに所属しています。この地域は、経済成長を推進し、世界的な影響力を持つグレーターベイエリアとして発展することを目指しています。
グレーターベイエリアでは、世界三大ベイエリアである東京・ニューヨーク・サンフランシスコと同等の地位を目指す計画が進行中です。この地域の成長は、中国経済の更なる発展に寄与するものと期待されています。
マカオは中国の中でも観光の中心として、アートを活用して集客を図り、観光産業の発展を促進することを目指しています。その一環として、大規模な国際文化芸術祭である「アートマカオ」を開催し、アートと文化の魅力を世界に発信します。
アートマカオは、2023年7月から10月まで開催され、マカオ内にある33の会場に同時期に様々なアートが展示されています。
パブリックアート展、シティパビリオン、ローカルアーティスト招待展など、期間中に市内各所に設けられる会場で約30のプログラムを開催予定で、日本関連では、シティパビリオン部門に日本国駐香港総領事館とマカオ政府社会文化司の主催による「京都パビリオン」がラインナップされました。
数年前より京都を中心に日本の伝統工芸品や美術作品、そして日本独自のブランドを香港、そして、中国本土に展開させている香港のSheen Choice Limitedとのパートナーシップにより、ワントゥーテンの今回の展示が実現いたしました。
京都パビリオンについて
8月4日 (金)から9月20日 (水) までマカオ文化財建築物の塔石藝文館で開催されています。
「Synergistic Rhythm」をテーマに、京都生まれの若手アーティストで、 近年大きな賞を受賞し国際的な注目を集めている上野裕二氏の作品と、ワントゥーテンによるデジタルインタラクティブアート彩金魚(いろどりきんぎょ)が展示されます。
京都パビリオンでは、マカオ市民や国際的な来場者が日本の芸術と文化に触れ合う貴重な機会を提供いたします。
彩金魚(いろどりきんぎょ)について
日本人の美の心が生み出した「日本伝統色」。日本に古くから伝わる伝統色には、独自の名前と由来があり、それぞれが豊かな意味を持ち合わせています。このコンテンツでは、そんな色名の由来を知ることができるだけでなく、和の美しさを感じることができます。
「彩金魚」は、水の中を漂うさまざまな色の金魚に触れることで、金魚が色鮮やかなモチーフに変化します。それぞれの金魚が表現する色は、日本の伝統色に由来しています。このコンテンツを通じて、訪れる方々は美しい色彩に触れ、日本の伝統文化と深いつながりを感じることができます。
イベント詳細
イベント名:Art Macao: Macao International Art Biennale 2023
開催日程:2023年7月28日〜10月29日 (京都パビリオン:8月4日〜9月20日)
場所:マカオ全域 (京都パビリオン: 塔石藝文館)
WEBサイト:https://www.artmacao.mo/2023/
上野裕次郎について
1996年京都府⽣まれ。2019年沖縄県⽴芸術⼤学美術⼯芸学部絵画専攻卒業。21年東京藝術⼤学⼤学院美術研究科芸術学専攻美術教育研究室修⼠課程修了。主な個展に「上野裕⼆郎 個展」(東京アメリカンクラブフレデリックハリスギャラリー、東京、2021)、「上野裕二郎 個展 Surge/渦動」(銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリー、東京、2021)など。受賞歴に、TURNER AWARD⼊選(2019、2020)、第69回東京藝術⼤学卒業・修了作品展早暁賞受賞(2021)など。
株式会社ワントゥーテン/1→10,Inc. について
人間の永遠の課題ともいえる『退屈』に挑み、人々の好奇心を掻き立て『没頭』を生み出すことをミッションとしている。先端テクノロジーによる社会課題解決をテーマに、最先端のAI技術を駆使したサービス開発や、プロジェクションマッピング・XRを活用した数々のプロジェクトを日本国内及び世界各国で展開する。
ドバイ万博日本館のデジタルシフト施策の企画製作、大阪・関西万博デザインシステム、旧芝離宮恩賜庭園や二条城、名古屋城でのライトアップイベント「YAKAI by 1→10」の企画・総合演出、また継続型プロジェクト支援サービス「ENU」、デジタルツイン空間でのメタバース「QURIOS」など先進的なプロジェクト多数。